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傷だらけだったX-Pro1が!?

 欧州旅行日記の間に、ちょっとカメラネタ。

 僕の現在唯一のデジタルカメラである、FUJIFILMの“X-Pro1”。これが突然「カードエラー」が出てSDカードを認識しなくなり六本木のサービスセンターに修理に出していたんだけど、本日無事に直って戻って来た。メインの修理内容は基盤一式の交換。

 で、実は2年半前にX-Pro1を購入してから間もない2014年の4月頃、1mくらいの高さからアスファルトの路面に落とし、OVF(光学ビューファインダー)の窓のど真ん中に縦一本ヒビが入った(勿論ボディ上面にも凹みと傷が付いた)。でも普段はほとんどEVF(電子ビューファインダー)ばかり使っていて実用上ほとんど問題も無買ったし、動作に不審なところも無い事もあり、修理代が2〜3万円掛かると言うのを聞いて、結局そのまま2年以上放置していた。
 という状態で今回の修理。六本木のサービスセンターに持って行ってから数日後に修理内容と金額の連絡を電話で貰ったとき、そのヒビの入ったOVFの窓が何らかの衝撃で実際に割れ、EVFや他の部分まで壊して修理代が余計に掛かる可能性や、今回なら差額が部品代のみなので…と交換を勧められ、「そうですね」と、割れたOVF窓の交換をお願いした。

 そして今日、戻って来たカメラを見てびっくり。多分ファインダー部分とトップカバーは軍艦部も含めてASSYなんだろう、2年半の間、カバーもせずカバンに放り込んで毎日持ち歩いていたので、角が傷だらけで金属の地金が見えていたカメラの上部が、なんとピカピカの新品になってた。まるで関係無いシャッターボタンやダイヤル部分も新品だ…多分。これはこれで嬉しいんだけど、それなりに年季が入った佇まいにも結構愛着があっただけに、ちょっと複雑な気持ち…。かと言って、この新品同様の綺麗なボディにわざと傷をつける気もしないし。まぁ、また傷だらけになって年季が入るまで、このX-Pro1をまだまだ長く使い倒せと言う神のお達しか…。

 そういう意味では、この2年半の間ほとんどEVFしか使ってなかったけど、折角OVFの窓のヒビが無くなり視野も綺麗になった訳だし、最初にX-Pro1を選んだ動機もこのクリアなOVFを覗いた時の感動だったので、後継のX-Pro2やX100Tの様にOVF内でピントの確認は出来ないけど、もう少し積極的にX-Pro1のOVFを使って撮ってみようかと思う次第です。

 (どうせX-Pro2買う予算無いしね…)
ピカピカになったX-Pro1
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結婚5周年記念旅行/結婚“腕輪”の故郷訪問

 ストラスブール最後の散策を終え、今回は駅でレンタカーを借りてドイツのシュトゥットガルトまでのドライブ。

 嫁さんと「いつかはアルザスに行こう!」と話し始めたときから、アルザスに行くときはついでに寄ってみようと決めていた場所があって、それが今日これから向かうドイツのプフォルツハイムという街だ。タイトルに書いた様に僕らの結婚指輪ならぬ“結婚腕輪”のLIMES(リメス)というブランドの時計を作っている、Ickler(イックラー)社の本社がある。創業1924年という90年以上の歴史がある会社(もっとも1990年頃までは他社製品の時計ケース製造を請け負うパーツメーカーで、自社ブランド立ち上げ後もケースだけが自社製造らしい)…というより、多分工房。
 今日の午後はレンタカーで国境を越えてそのプフォルツハイムに寄り、宿を取ってあるシュトゥットガルトまでドライブする。フランス国内は高速道路のことをオートルートと言うらしいけど、国境を越えたら“アウトバーン”だ。きっとクラフトワークの曲が頭の中をループする筈。

 出発準備 編で書いた様に、レンタカーは旅程を決めた時に借りていた。駅の横(もしかしたら同じ建物かも)の石造りの立派な建物の一階に、レンタカーのカウンターが並んでいる場所があった。駅構内からは一旦表に出て外の入り口から入ると、レンタカー会社の世界的な大手、“AVIS”の赤い看板が目に入る。
 予約時の画面をプリントアウトしていたので挨拶して渡すと、何やらパソコンに入力後、プリントアウトした書類を僕に見せつつ(一瞬では英語で何が書いてあるのか読めない…)幾つか貸し出しの説明をし始める。…が、最初はカウンターの彼が話す英語が半分くらいしか解らない。勿論僕の英語力のせいだ。とにかく大事なところなんで、解ったふりを(あまり)せずに2〜3回聞き返すと、どうやらここから少し離れた立体駐車場の5〜6Fにレンタカー専用のスペースがあって、そこから当該車を探して勝手に乗って行け…ということらしい。日本の会社の様に、貸し出し時の二人で傷チェックとか無い様だ(これは欧州だからって訳でも無さそうで場所に寄るかも。フィレンツェで借りた時はあった。ただ、返却時は全く無かったのが不思議だったけど)。自動料金所のゲートの通り方やら、戻って来た時の入り方、車の置き方、満タン返し、任意保険料について…等々の説明だった。
 とりあえず困ったのが、ゲートの通り方の説明がどうもよく判らないこと。下手すると駐車場を出られず途方に暮れる可能性がある。そこは3回くらい聴き直したんだけど、判らない単語と話すスピードについて行けないという2点が解消しない…。まぁ、それでもなんとなく理解したイメージと、きっとその場で機械やらを見ればなんとかなるだろう…という納得の仕方で、書類にサインして鍵を受け取る。
 外に出て、まだ傘はなんとか要らない程度の小雨がぱらつく中、線路と平行の道をスーツケースを引きながら歩き始める。
ストラスブール駅のAVISレンタカー1
ストラスブール駅のAVISレンタカー2

 AVISを出て立体駐車場までは100mほどだった。建物横のドアにAIVSや他のレンタカー会社のサインが出ていたのですぐに判る。そのドアから中に入り目の前にあったエレベーターで5階(日本の4階)まで上がると、フロアの半分がレンタカー会社専用の駐車場として区切られていた。
 今回借りる車はすぐに見つかった。シトロエンのC1と言う小型車だ。レンタル代がそこそこ安かったのでてっきり型落ちなんだろうなぁ〜と思っていたら、バリバリの現行モデルだった。で、ヨーロッパの小型車らしくミッションはマニュアル。左ハンドル、左側通行で、マニュアル。すぐに慣れるだろうか? MTはともかく、左ハンドルと左側通行は随分久しぶりだ。それに多分、左ハンドルで3ペダルMT車は生まれて初めてかもしれない。

 とりあえず、スーツケースから車内で必要なものだけを出して後ろの小さいトランクに入れ、まずは車をレンタカーのエリアから出す。遮断機横の機械の画面を見ながらなんとなく操作していたら紙のカードが出てきて、それを取ると遮断機が開いた。多分このカードを0階(1階)の出口で機械に入れれば良いんだろう。さっきAVISのカウンターで説明をしてくれた人の英語を断片的に思い出し、そんな説明だったかも…という気になり少し安心する。
 一旦車を同じフロアで停めて、車の撮影とGoogleMapで高速入り口までのルートを確認して、走り出す前に頭に入れておく。フランスからドイツまでずっと走りながらモバイルWi-Fiを使い続けられる気がしなくて(これは帰国後に勘違いだったと気付いた)、夕べ部屋でGoogleMapのルート検索を見て、プフォルツハイムまでの高速道路の番号や分岐ICの名前を紙にメモしてあったので、ここから高速に乗るまでの道を覚えればあとは何とかなるはず。
AVISで借りたシトロエンC1
シトロエンC1と嫁

 しかし、最初に身体の反応が何度も間違えたのがシフトチェンジ。ペダルの配列はどの国の車も同じだから足は自然にクラッチを踏むんだけど、それと同時に左手がシフトレバーを探して宙を泳ぐ…。あぁ、いけね、シフトは右だった…という感じでハンドルを持ち替えるので、暫くクラッチを踏んだままになり、シフトチェンジ時に空走し若干失速することが駐車場内で既に何度か。久しぶりのMT車だと言うのに染み付いた身体の動きがつい出てしまう。慣れるまでいちいち考えて動作しないと間違える。
 0階まで降り、カードを機械に入れると遮断機が開いた。面している道は中央分離帯があるので一方通行なんだけど、たまたま走っている車が無く、えっとここは右折で良いんだっけ?…と頭の中で確認。で、ウィンカーを出そうとレバーを触ると、ワイパーがウィンウィンと…。

 いろいろ慣れないのと、MT車で両手使うのとで(高速乗ったらそうでも無いけど)、とりあえずお昼用に買ったパンやらなんやらをまずは食べてから走り出すことにした。本当は眺めが良い場所で外に座って食べたいところだけど、雨は止んでいるもののどこも濡れていて座れるところが無いし、まぁ、とりあえず…と、線路脇の住宅も何もない場所に停めて車内でランチ。
ストラスブールで車内ランチ

 ランチはサーモンのサンドイッチとキッシュ・ロレーヌ(ベーコンと玉ねぎのキッシュ)、デザートにミルフィーユ。全て二人で半分ずつ食べた(ミルフィーユはちょっと潰れてたのを無理やり立てて撮影)。どれも結構美味くてボリュームもあって、車内で食べる…というシチュエーション以外は満足なランチになった。お腹一杯で走り出す。
レンタカー車内ランチ1
レンタカー車内ランチ2
レンタカー車内ランチデセール

 高速道路の入り口は、ランチを食べるために入った脇道を戻るとすぐ側にあった。進む方向に間違いは無いことを入り口の行き先の方面の標識を慎重に確認する。左ハンドル・左側通行・MT車の教習は、いきなり高速教習からスタートだ。まぁ、速度が少し速いだけで(フランスの高速の最高速度は通常130km/h)、狭い旧市街地をウロウロ走るよりはずっと楽だ。

 さて、隣の嫁さんに夕べ書いたメモを渡してナビ役を頼んだものの、これがまた似た様なスペルの地名が多くて、1か所ならなんとかスペルを拾えるらしいんだけど、2つも3つも並んで標識に行き先の地名が書いてあると、スペルを拾い切れず読んでいる途中で標識を通り過ぎてしまうらしい。
 確かに英語表記ならまだスペルに馴染みがあるけど、この辺りは基本的にドイツ文化圏なので、地名も嫁さんが得意なフランス語的スペルですら無くドイツ的な名前が多い。特に「〜heim(ハイム)」はやたらと出てくるので、「あっ、何とかハイム!あっ、違う。あっ、また何とかハイムがあったけど読めなかった〜」とかやってるうちに、探してるのは何ハイムだったっけ?…とか。
 まぁ、きっと重要な分岐点では何度か同じ地名の標識は出るだろうし、僕自身は夕べ、GoogleMapで目的地まで一度辿っているから、ルートの検討はだいたいついてるから大丈夫だろう…と、あまり気にせず走る。ナビ役を言い渡された方向音痴の嫁さんは、そのせいでプフォルツハイムまでずっと緊張していた様だけど。
 ただ、少し走り始めてから気づいたんだけど、地元の土地勘も無いし、地名読めないし、地図も見れないし…で、自分が実際どの辺りを走っているのかが検討が付かない。これは少しだけ不安になるときがあった。分岐点にどのくらい近付いているのかが解らないので、結構走っていると実は標識に気づかずもう通り過ぎてるんじゃないか?と、何度か。見知らぬ土地で全くの地図無しは、あまり得策とは言えない。

 そう言えば、てっきり途中に料金所があるものと思ってたいけど、シュトゥットガルトまで一箇所も無かった。大分以前に友人の車やレンタカーでパリからル・マンやモン・サン=ミッシェルの方に行ったときは、料金所が途中にあったんだけど。勿論タダならそれで良いけど、スイスだったかオーストリアだったかは(両方かも)先にチケットを買って車の窓に貼る必要があったりするらしいので(これも帰国後知った)、そうじゃ無ければ…。
オートルートからのアルザスの風景

 ストラスブールを出て1時間ほどで、特に迷うこと無くフランスとドイツの国境であるライン川の橋を超えた。…と書くと、ストラスブールを出てから1時間走って、やっと国境線まで来た感じがするけど、ライン川自体はストラスブールに隣接している。単にGoogleMapでシュトゥットガルトまでのルート案内を出したら、ストラスブールから1時間ほど掛かるこの場所の橋を選んだということだ。
 ↓この写真の外にチラっと写っている川がライン川。なんか検問所の様なものでもあるのかな?と思っていたんだけど、やっぱりEU内は完全に移動は自由らしい。国境を超えた感、ゼロ。考えてみたら、車で国境を超えたのは生まれて初めてだ。
フランスとドイツの国境の橋
 国境を超えて暫く走ると、また高速道路…つまりアウトバーンに乗る。アウトバーンがどこでも制限速度無しではないことは聞いて知っていたけど、この場所も制限速度はフランスのオートルートと同じ130km/hだった。結構みんなそのくらいで走っていておとなしい。交通量が少ないからカッ飛んで行く車があっても不思議では無いけど、ほとんど見なかった。
アウトバーンでプフォルツハイムへ

 ストラスブールからプフォルツハイムまで、大きく4か所の分岐さえ間違えなければ…と思いながら走ること、約2時間弱。プフォルツハイムのICで無事降りることができた。インターを降りてすぐ、片側2車線の大きな街道沿いにあったホームセンターか何かの大きな商業施設の駐車場に入り、iPhoneでIckler社の住所を設定。ここから先はGoogleMapのルート案内に任せる。
 何となく、田舎ののどかな街なのかなぁ〜なんて想像していたんだけど、大きな郊外型商業施設が立ち並ぶバイパスは結構な交通量だし、多分街の中心から少し外れた地域を走ってると思うんだけど、割と高低差のある丘陵地にアパートやら戸建ての住宅やらが結構密集して立ち並んでいる。勿論東京周辺の住宅地よりはずっと広々としているけど。

 ドイツの住宅地の中でもちゃんと日本語で話す(自分のiPhoneだから当たり前だけど)GoogleMapのルート案内に導かれて、曲がりくねった道を10〜15分ほど走ると、どうやらIckler社がある場所に着いた。建物の外に大きな目立つ看板等は無く、地図上のポイントを見て「この建物かな?」という感じで、ワクワクして来た割には“ついに来た!”という感じが薄い。
 その建物の横の歩道に車を乗り上げて停め、車から降りて外から建物の様子を伺うと、どうやら建物の上階はアパートで、0階(あるいは地下も)がIckler社らしい。小さな工房的時計メーカーとは言え90年もの歴史があるので、勝手に自社ビル…いやビルではないとしても単独の建物だと思っていたんだけど、あまりに歴史を感じさせないその建物の佇まいに、ちょっと拍子抜け。まぁ、住居部分も含めてこのビルの大家かもしれないけど。
↓このビル。
Tickler社本社(が入ってる)ビル
 ↑の写真で言うと建物の左側の方の地下が吹き抜けになっていて、何やら工房っぽい室内が見える。そこがIcklerの工房なのか全く別会社なのか解らず、誰も居ないその部屋の中にある機械が時計を作る為のものなのかどうかを暫く見ていたら、男性が一人別の部屋から入って来た。大声を出すのもちょっと恥ずかしくて、こっちを見ないかなぁ〜なんて思いつつ夫婦二人で彼の一挙手一投足を見ていたら、その彼が何気なくこちらを向いた。「オォ〜!」っとなったものの僕らはどうやってコミュニケーションを取れば良いのかも解らず、とちあえず二人で腕時計を指差しながら「(貴方はIckerの人ですか?)」的な思いを込めてニコニコしてみたんだけど、その彼は「ん? (^^;」みたいな感じでちょっとニッコリしたものの、結局すぐに部屋を出て行ってしまった…。
 ↑の写真の真ん中下がこの建物の駐車場の入り口で、特に門も無いので駐車場の中に入り、建物の出入り口らしきところまで行くと、上半分がガラス窓の扉の下にはIcklerの看板が。窓から中を覗くと、階段奥の扉にもIckerの看板。少なくともここの0階はIcker社で間違ってはいなかった。
Ickes社の入り口扉(だと思う)
 誰か社員がフラッと出て来ないかなぁ〜と思いつつ、暫く駐車場辺りを10〜15分ほどウロウロしていたんだけど、結局、建物上階の住民らしき人が一人入って入った以外は誰も出入りしなかった。一瞬階段奥の扉をノックしてみようかと言う欲求にも駆られたのだけど、僕の拙い英語力では僕らが何故ここまで来たのかを簡潔に説明できないし、仮に誰か出てきて僕の英語に辛抱強く付き合ってくれたとしても、そもそも経緯を説明した後、相手に「それで?」と聞かれた場合の返事を持っていないことに、今更ながら気付いた。具体的なことは何も考えずに単純に行ってみたらもしかしたら面白いことがあるかも?というノリで、何の準備…例えばここまで来た経緯とか、工房を見てみたいとか、そんな内容をドイツ語で書いた紙を用意するとか…もしないまま来たことを若干後悔。
 このまま誰かが出てくるまで何時間も居座る気持ちも無いけど、とは言え何もしないまま帰るのもナンなので、取り敢えずIckerの看板の前で僕ら二人のLIMESの腕時計と記念撮影をして、若干後ろ髪を引かれながらIckler社を後にした。そんな感じで、今回の旅行中でメインイベントの一つとして捉えていた「結婚腕輪の故郷訪問」は、あっけなく終了。まぁ、これも自由旅行だ。
Iickler社の看板の前で二人のLIMESと記念撮影
 ちなみに下の写真は、Iickler社のあるビルの駐車場の片隅に停まっていた、偉くピカピカな初代トゥインゴ。この少し古い車が傷も汚れも無く綺麗なのは、やっぱりドイツだから?
Ickes社の駐車場の初代トゥインゴ

 Iickler社のあるプフォルツハイムから宿を取ったシュトゥットガルトまでは、モバイルWi-FiにiPhoneを繋ぎっ放しにしてルート案内に100%頼った。たまにiPhone5の小さな画面の地図をチラ見する程度で、基本的には日本語の音声案内のみでほとんど問題は無かった。
 唯一混乱しかけたのが、ヨーロッパには多い交差点代わりの信号の無いサークル状の「ラウンドアバウト」とか「ロータリー交差点」とか呼ばれる場所。最近日本でも一部導入され始めてるらしいけど、何も来ないのに赤信号で待たされる様な事が無いし、どの方向から来てもスピードを落とさざるを得ず、交通量がそれほど無い郊外なら安全で合理的な仕組みの交差点(ちなみに都市部だと破綻しがち。凱旋門の周りとか…)。
 で、そのラウンドアバウトに入る手前の音声ガイド。「次の交差点を右に曲がり、その先二つ目の交差点を右に曲がってください」と。これだけ聞くと、続けて二つ交差点があって2回とも右に曲がるイメージ。「ん?来た方に戻るのか?」とすら思う。実はこれ、もしラウンドアバウトが四つ角の交差点の場合、“今まで来た道をそのまま直進する”という意味だ。
 ロータリーは常に左回りなので、進入時も出る時も必ず右折になる。あとはロータリーに入ってからいくつ目の道を出るかで行く方向が決まる訳だけど、これを日本語の音声ガイドは「右折→出口の数→右折」と案内する訳だ。チラチラ地図を見ながら「あれ?まだ直進のはずだけど…」とその場に近づくとラウンドアバウトなので、「あぁ〜、そういうことね」となるんだけど、いちいち「次を右折、その先3つ目を右折」とか言われると、ちょっと混乱した。
 もっとも他の言い方無いよなぁ〜と暫く思っていたんだけど、よくよく考えてみると、「次の交差点を右に…その次をまた右に…」では無く「次のラウンドアバウトを入ったら、3本目の道を出てください」とかが正しい日本語だ。ラウンドアバウト自体が一つの交差点に該当する訳で、ラウンドアバウトは「入って」「出る」ものだ。完全にGoogleの日本語の言い回しのミスだと思う。

 まぁ、そんなラウンドアバウトも1度しか一周以上せず(つまり1回間違えた)、Ickler社を後にして1時間ほどでシュトゥットガルトの中心部に入ってきた。街の中心に近づくに連れてそこそこ渋滞してきて平均速度がガクッと落ち、ここが大きな街だと感じる。実際ドイツで3番目の都市らしい。
 予約したホテルは、街の繁華街の中心にある。ホテルのページ(Booking.comだけど)には「側に駐車場アリ」とあったので安心して来たんだけど、すぐ近くまで来たらホテルが面している道が歩行者専用路で車が入れなかった。海外で適当に路駐して駐禁取られても嫌だな…と思いつつも、細い道に数台路駐出来るスペースがあったので(パーキングチケットが必要なのかが解らなかった)とりあえず荷物を載せたまま車を停め、ホテルまで急ぎ足で行ってフロントで駐車場の場所を聞く。すると「そこ(たまたま車を停めた横だった)のショッピングモールの地下に大きな駐車場があるよ。一晩16ユーロだから」なんて、凄く良い笑顔と分かり易くて丁寧な英語で軽く言われ、こっちも満面の笑みで「ダンケ!ダンケ!」と一旦ホテルを出るものの、またパーキングの自動支払機と格闘することになるのかな?とか若干面倒臭い気分になったり…。
シュトゥットガルトのホテルの前の歩行者用路
シュトゥットガルトのホテル入り口
 とにかく路駐している車に急いで戻り、隣のショッピンブモールの地下駐車場に入れた。かなり広くて新しく綺麗な駐車場だった。日本のどこかの施設に居るみたいだ。
 車内の荷物をまとめてエレベーターで上がり、結構賑わっているショッピングモールの中を二人でスーツケースをゴロゴロしながら歩く。外に出て1〜2分でさっき出たばかりのホテルの入り口を再度くぐり、無事、今回の旅行4泊目のホテルにチェックインした。

>続き

■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
12.モノプリと大聖堂
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
たまに行く旅行のこと。 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

結婚5周年記念旅行/モノプリと大聖堂

 ストラスブール滞在は昨日の午後から今日の昼まで。今回は午前中最後の散策からレンタカー屋のある駅に戻るまで。

 朝起きると、外は結構真面目に雨が降っていた。予報通り。どんよりした空。向かいの建物の窓枠で鳩が雨宿りをしていた。鳩も濡れるのは嫌なんだなぁ。
 今日はレンタカーを借りてドイツのシュトゥットガルトまで行くので雨はそれほど面倒でも無いけど、それでもやっぱり旅行中の雨は…特に結構降ってると…ちょっと気持ちが滅入る。ただ、下の道を見ると、まだ朝7時頃だと言うのに結構人が歩いている。多分、観光客ではなく地元の人(の通勤通学)。既に開いているかOPEN準備の店の灯りが結構点いていて、昨日の夜の静けさとは違う若干賑やかな雰囲気。そうか、今日は月曜だった。
ストラスブール/2日目朝1
ストラスブール/2日目朝2
ストラスブール/2日目朝/雨宿り鳩
 朝食は昨日買ったパンとハムとチーズ。普通に美味い。ホテルの朝食を1人10ユーロも出して頼まなくて正解(だと思う。内容知らないけど)。ただ、やっぱりコーヒーが飲みたかったので、チェックアウト後にホテルのすぐ側のカフェに行くことにした。

 朝食後にパッキングしている最中、外を見ると雨が少し強くなっている。今日は終日こんな調子かもしれない。一昨日のパリの夜、右足側が雨に濡れた歩道を数分歩いただけで靴下がびしょ濡れになったので、手元にあったコンビニ袋で右足を包んでから靴を履いた。右足を踏み降ろす度に靴の内側で足が少しヌルッと滑って若干歩きにくいんだけど、まぁ、濡れるよりは良い。靴紐をきつく結び直す。
 9時過ぎにチェックアウトし、荷物はフロントで昼まで預かって貰う。
ストラスブール/2日目朝食
ストラスブール/2日目朝3

 ホテルを出てすぐ、旧市街に入る橋の手前にあるカフェへ。まだ(あるいは「もう」)客が一人も居ない外のテーブル席へ。この店もそうなのか解らないけど、店内より外の方が大抵は安いのと、雨だけど一応テントの屋根もあるし寒くは無かったので、店内に居るよりは、外でカフェを飲みながら旧市街を眺めている方が気分が良いだろうと。そして実際そうだった。エスプレッソは1杯1.5ユーロ。
ストラスブール/2日目朝のカフェ

 駅にあるレンタカー屋で予約している時間は12時。これから2時間半ほどしか余裕は無いし、雨が降ったり止んだりで若干歩くには面倒な天気ではあるんだけど、ストラスブールはこれで最後なので旧市街をもう一度少し歩くことにしていた。

 で、僕の同級生の旦那さんがアルザス出身でパティシエなんだそうだけど、その彼が若い頃に修行した有名なパティスリーが大聖堂の側にある…という話を聞いて、ちょっと行ってみようと。店の名前は“ティエリーミュロップ”。嫁さんは元々料理人上がりのせいか、レストラン・デザート専門のせいか、この店のことは知らなかった。
 いずれにしても、有名店なら嫁さんにとっても何か感じるものがあるかもしれない…と、カフェを出て街の中心に向かう。

 昨日、子供達が走り回りちょっと賑やかだったクレベール広場は、雨のせいか月曜午前中だからかほとんど人影が無く、その広さが強調されている様でもあった。少し小降りになっていたので嫁さんはiPhoneで広場のパノラマ写真を撮っていた。
ストラスブール/雨のクレベール広場

 本当は広場を抜けて、ティエリーミュロップがあるらしい大聖堂方面に行くつもりだったんだけど、広場の端まで来たところで『MONOPRIX(モノプリ)』の看板を見つけてしまった。フランスではあちこちにあるスーパーだ。日本で言うところのイトーヨーカドー的な。もっとも日本人の目からすれば少なくとも食品売り場に関しては、当たり前だけどフランス産欧州産食材の品揃えの点でモノプリの方が圧倒的にお洒落に見える。いや、他のフロアも同じか。日本好きのフランス人が来日したらこっちの方が良いと言うんだろうけど。
 まだ、こっちに来てからスーパーの食品売り場に一度も入って無かったことと、今日の昼は車の中でパンと何かを食べるつもりだったのと、今日も雨のせいで既に靴の右足側はびしょ濡れ(靴下と足は対策のおかげで濡れて無かったものの)だし、この後も雨予報が何日か付いていたので、安くて適当なのがあれば買うつもりもあり、とにかく吸い寄せられる様に二人で初モノプリ。

 外側は古い建物でも中に入ると完全に現代的な作りで、外から見た趣は全く無い。急に中世の街から現代…と言うか、日常に引き戻された感じ。
 1階は主にレディース系の雑貨や洋品のフロアで、エスカレーターで2階に上がると一応シューズ類は売ってい他けど、品揃えは悪くて適当なのが無く、靴を買うのはすぐに諦めた。街中に靴屋もあるかもしれないし、スーパーで選ぶより少し高くてもきっとお洒落なのがあるだろう。コンビニ袋に包まれた足が、靴の中で一歩ごとに少し滑るのにも慣れてきたし。

 エスカレーターで地下に降りて食料品売り場へ。僕ら夫婦が旅先で市場に勝るとも劣らず楽しめる場所が、スーパーマーケットの食品売場だ。さすがフランスのスーパー。日本では珍しかったり高かったりするものが大量に安く売っているもんで、見るものどれも欲しくなって気持ちが高ぶる。サラミやハムやチーズやバターなんかの日本では割高で種類も少ない加工食品や、勿論ワインも最安のはボトルで1ユーロとか。野菜や香辛料も種類も豊富で安いし、ヤギと羊(の乳)のヨーグルトなんてのも普通に売っていて面白い。予想外に時間を喰ってしまった。いやぁ〜、ホントに異国のスーパーの食品売り場は楽しい。
 部屋で飲む用のアルザスワインや、ランチや部屋食用チーズやらハムやらを諸々買い込んだ。
ストラスブール/モノプリ1
ストラスブール/モノプリ2
ストラスブール/モノプリ3
ストラスブール/モノプリ4
ストラスブール/モノプリ5
ストラスブール/モノプリ7

 モノプリを出て再びクレベール広場の端を抜けて、昨日ランチを食べたグータンベルグ広場の方に向かう。ファサードが少し続いていたので、その下を歩く。
ストラスブール二日目/ファサード
 グータンベルグ広場の先にティエリーミュロップの店がある筈だ。Google先生によると。ところが、GoogleMapでポイントされている場所(地図上には店の名前も出ている)の真ん前まで来ても、全くパティスリーがある様に見えない。それどころか、それ風の店舗が見当たらない。iPhoneでGoogleMapを見ながら歩いていたんだけど、住所を指す☆印の前を通り過ぎても目の前に店が無いので、ポイントの位置がずれているかと思って3回くらいその通りを往復してみたけど、結局それらしき店舗が見付けられず諦めた。
 夕べホテルの部屋で、PC画面でGoogleMapのストリートビューまで見て確認したはずなのに、これはどう言う事だろう?と思って後でオフィシャルサイトを見直すと、月曜は定休日だったらしい。それにしても「なんだ、今日は休みか」…と気付かないほど、営業していないと存在を消せるものなのか? 一体僕(等)は何をどうやって見落としていたんだろう。狐に抓まれた様で今でも不思議なんだけど…。
ストラスブール二日目/小雨混じりの街中

 結局50mほどの距離を2往復してティエリーミュロップ訪店を諦め、昨日は表だけ見て中に入らなかった大聖堂へ。昨日とは違うアプローチで向かった大聖堂右側の小径沿いには、カフェやレストラン、土産物屋が既に開いていたけど、まだ午前中かつ小雨が降ったり止んだりという天気のせいか観光客はまだまばら。
ストラスブール二日目/大聖堂横の小径
ストラスブール二日目/大聖堂横の小径2
ストラスブール二日目/大聖堂横の小径3
ストラスブール二日目/大聖堂横の小径4

 昨日圧倒された大聖堂の正面の大きな扉の入り口から中に入ると、薄暗い中、高い高い天井の空間に広がる両サイドのステンドグラスの色合いに、まずは圧倒される。これは実際にこの場に立たないと感じられない。宗教としての象徴である大聖堂という施設が、信者に落ち着きを与える場であるとともに、信者を増やすために人を圧倒する巨大な装置であったであろうことも容易に想像できる。11年前に訪れたローマの大聖堂でも同じ気持ちになったことを思い出した。
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内1
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内2
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内3
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内4
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内5
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内6
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内7
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内8
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内9
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内10
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内11
 礼拝堂の中をウロウロしながら静かにシャッターを切っていたら、アジア人の女性が僕らに近づいて来て「こんにちは。」と声を掛ける。日本人とは少し違うアクセントだったし、彼女の身なりが地元で暮らしているという雰囲気とも観光客とも感じられない点から若干警戒しつつも、場所が場所だしあまり無下に出来ないとも思い、彼女の日本語はそこまでだったのでお互いに片言英語で少し会話をしたんだけど、特に何かを求められる訳でも付きまとわれる訳でも無く、彼女がベトナム出身者で日本がちょっと好きらしい(という印象)…ということ以外は結局解らなかった。
 ベトナムはかつてフランスに植民地支配された時期があったのと関係するのか、フランス内でベトナム人やベトナム料理店を結構目にする。それは今は勿論フランスで暮らすベトナム人だ(ビザが実際はどうであろうと)。でもその彼女は、この数日はストラスブールを中心に周辺の街を移動している…ということだった。英語も片言だったけどフランス語はほとんど分からないとも言っていたので、普通に聞けば旅行者なのか…と思うんだけど、手ブラで小さなバックひとつ持ってなくあまりにラフな彼女の身なりを見ると、ちょっとそういう風には思えなかった。ぶっちゃけ根無し草の不法移民?とも取れる感じ。失礼な話だけど。しかし実際何者なんだろう。

 まぁ、とにかく、昨日間近で外観を見たときも予想外の感動を得たけど、それ以上に今日は中に入ってみて良かったという感想を持って外に出た。そろそろ駅のレンタカー屋に向かう時間だ。
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内12

 大聖堂から駅の方に戻る途中で、昨日見つけたパン屋に入る。レンタカーの中でのランチと、明日朝の朝食用のパン(やスイーツ)を買うためだ。今晩のドイツ・シュトゥットガルトのホテルも素泊まりだったので。
 外からでも大きなガラス窓越しに沢山のパンを陳列していたのでここに寄ることにしたんだけど、店内に入ると大きなショーケースに沢山やパンが並んでいて目移りする。見ているだけで幸せになる店内。早速嫁さんが一つ一つのパンを吟味し始める。時には店員に説明を求めて。ホントにフランス語を喋れないんだろうか?
ストラスブールのパン屋1
ストラスブールのパン屋2
ストラスブールのパン屋3
ストラスブールのパン屋4
ストラスブールのパン屋5
ストラスブールのパン屋6
ストラスブールのパン屋7

 サンドイッチとキッシュとパンを2種類、そしてケーキをひとつ買ってパン屋を出た。今日3度目となるクレベール広場まで戻ると、昨日大聖堂の前で見たセグウェイ・ツアーの人達を見かける。雨は止んでいた。
ストラスブール/クレベール広場のセグウェイツアー
 昨日はあまり気付かなかったけど、旧市街地の中にも少し、道の間から見える外側には結構な割合で近代的なビルが建っている。守られている部分とそうでは無いところの差がはっきりしているということは、逆に単なる懐古主義的気分や「地震が無い国だから石造りの建物は長く残り易い」という自然の流れだけでは無くある一定の強制力(法律)、つまりこの古い町並みを残そいうという明確な意識があるんだと言うことがよくわかる。
 路上に小さな新しめのメリーゴーランドが置いてあった。こういうのは何故か周りの雰囲気にマッチするのが不思議だ。外国人的な目線かもしれないけど。
ストラスブール2日目朝/街中1
ストラスブール2日目朝/街中2

 ホテルに戻り預けていたスーツケースを受け取り、そのまま駅に向かう。このタイミングで傘を差さずに済んだのは良かった。
 レンタカー屋がある建物の前の広場には、レンジローバーのディフェンダーが2台停まっていた。何かの展示なのか駐車しているのか解らないけど、とにかく無骨でカッコいい。
ストラスブール駅前のレンジローバーのディフェンダー

 レンタカー屋に入る前に駅のトイレに行く。構内のトイレはホームの下にあるんだけど、改札が無いから特に問題は無いものの、列車に乗らないのにホーム(の下)まで行くのが妙に違和感を感じる。但しトイレは有料で、入口横に守衛室の様な小さな部屋があり、ガラス越しに受付の人に50セント(だったかな?)を払う。
 そのあと構内のマックでコーヒー(エスプレッソでは無くアメリカン)を買い、レンタカー屋へ。
ストラスブール駅構内トイレ表示
ストラスブール駅構内のサイン
 さて、やっとフランス3日目の午前中終了。

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■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
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結婚5周年記念旅行/小雨のプティ・フランス

 ホテルにチェックインしたあと、小休止してからプティ・フランスを散策してから夕食、ホテルに戻って寝るまで。

 ストラスブールの一角に“プティ・フランス”と呼ばれるエリアがある。地図を見ると、駅前のホテルから300〜400mくらいの川がクシ状に分岐している辺りにある。閘門(こうもん)があるらしい。
 ランチもそれなりの量だったし、現地2日目にして既に胃が疲れている感があるので、今晩の夕食は部屋で軽く食べるレベルにしようということになった。ただ、どこかの店で1〜2杯飲んで帰ろう…と。とりあえずホテルの側の川沿いのパン屋に寄りクロワッサンとパン、橋の向こうの小さな食料品店で水とパックのスライスハムなんかを買ってから、プティ・フランスの方向に歩き始めた。
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中1
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中2
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中3
 川沿いのエリアはプティ・フランスと呼ばれる一帯に行くまでの間でも、大聖堂のある街の中心部と比べると少し建物も小さく(もしかすると古く)可愛らしい感じがするんだけど、良く見ると所どころそれっぽいだけの現代の建物だったり、完全に近代的なデザインのものが混じっていたりするので、趣があるとは言い切れない感じではある。それでも日本…いや、古都京都と比べても比較にならないくらい古い街並みは残っているんだけど。多分、“プティ・フランス”の名前が付いたエリアが観光スポットとして独立して存在しているのは、この辺りの様な中途半端さが無いんだろう。石造り&地震が無いという点があるにしても、ヨーロッパの旧市街地は街全体が残されていて良い。住んでる人は多少不便かもしれないけど、まぁ、それもきっと楽しめる人がここに暮らしているんだろう。
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中4
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中5
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中6

 プティ・フランスは、コロンバージュの建物が密集して残っている一帯なんだけど、コロンバージュ自体はドイツや北欧寄りの文化を汲んだ建物なので、なぜそれが“小さなフランス”なのかピンと来なかった。で、調べてみると、神聖ローマ帝国(ドイツの原型)時代に付いたフランス蔑視の名称…つまり“小さなフランス”と言う可愛い感じでは無く、“小フランス”という差別用語がそのままフランス語に変換されて今に残ったらしい。かつては皮の鞣し業や漁師が住むエリアだったそうだ。
 そのプティ・フランスは現代においては言葉のイメージ通り可愛らしいエリアで、川沿いにコロンバージュの建物がずらっと。小道も直線的では無くちょっと曲がっていて、水平垂直が“無い”コロンバージュのグニャグニャとした柱とのマッチングが良い。壁にぶら下がるお店の看板もお洒落。
ストラスブール/プティ・フランス1
ストラスブール/プティ・フランス2
ストラスブール/プティ・フランス3
ストラスブール/プティ・フランス4
ストラスブール/プティ・フランス5
ストラスブール/プティ・フランス6
ストラスブール/プティ・フランス7
ストラスブール/プティ・フランス8
ストラスブール/プティ・フランス9
ストラスブール/プティ・フランス10

 川にせり出したダイニングのある店の横の橋を渡ったあたりから、雨がポツポツと降ってくる。まだ日が沈む時間では無いんだけど、雨雲のせいでちょっと薄暗くなってきた。
 傘は部屋に置いてきていた持っていなかった。しばらくすると少し強く降り始めたので、軒下を借りて若干雨宿り。明日の天気予報は悪かったのでこの後止まないだろうけど、早々にカフェを探して1〜2杯飲んでから帰ろうか…ということになり、雨が弱まったところで歩き始める。
 しかし日曜で時間も遅目だったからだと思うけど、プティ・フランスのエリアはレストラン以外の店がひとつも開いてなく人通りも少ない。雨雲で少し暗くなってきたのもあり、ちょっと寂しい風景になった。
ストラスブール/プティ・フランス11
ストラスブール/プティ・フランス12
ストラスブール/プティ・フランス13
ストラスブール/プティ・フランス14
ストラスブール/プティ・フランス15

 結局プティ・フランスの辺りにはカフェを見つけられず、ストラスブールの中心の方に向かって歩き続ける。
 ヨーロッパの日曜の街中はこんなもんなんだろうな、街の中心の方に進んでもほとんどの店が閉まっている。人も少ない時折雨の降る旧市街地を歩く。時々現れる灯りの付いたレストランにだけ人が集まっている。夏の外灯に集まる虫みたいだ。まぁ、僕らもそれを求めて歩いている訳だけど。人が少ないのは天気もせいもあるかも。
 とは言え、少し寂しくても天気が悪くても、やっぱり歩いていると異邦人の感覚を持てて楽しい。風景もくだらないモノも、どれもこれも被写体になる。
ストラスブール/夜街中1
ストラスブール/夜街中2
ストラスブール/夜街中3
ストラスブール/夜街中4

 数時間前にランチを食べた広場の手前辺りまで来たところで、雨がまた少し強くなる。ホテルの方に戻りつつカフェを探すことにした。前がファサードになっている建物をなるべく選んで歩く。すれ違う人達も傘を差している人は少ない。元々こちらの人が傘をあまり差さないのか、単に今日は持って無かっただけなのかは判らないけど。まるで雨を気にせず歩いている人も多かったけど、ファサードに逃げ込む様に歩いてくる人も結構居る。やっぱり濡れるのは嫌だと思う。
 その後雨は弱くなったり強くなったりを繰り返したけど、結局ホテルに戻るまで止むことは無かった。

 ホテルに戻る途中にも、開いているカフェやバー的な店は無かった。でもストラスブールは今晩しか泊まらないので、部屋では無く街の雰囲気を感じつつ一杯飲みたかったから、とりあえずホテルの側に見つけたレストランに入ることにした。
 若干歩き疲れたのもあり、ようやく座ってゆっくりできる…とホっとしつつ、二人でサラダ一皿とカラフェのワインしか頼まないという、ちょっと店には申し訳ないオーダー内容。とは言え、それ以上の食欲もなかったんだけど…。まぁ、店内は僕らの他に二組しか居なかったし、迷惑ってことも無いだろう。
 ↓サラダが来たとき、ハムの下はコールスローか何かかな?と思い込んで食べたら、チーズの細かいスライスだったからびっくりした。葉物がほとんど無いサラダだった。
ストラスブール/夜レストラン1
ストラスブール/夜レストラン2
ストラスブール/夜レストラン3
 小1時間ほどレストランで過ごし、ホテルに戻る。ただ、結局買った食材には手を付けず、ほとんどそのまま寝てしまった。現地2日目終了。

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結婚5周年記念旅行/ストラスブールの宿

 嫁さん憧れのアルザスでの最初の食事を終え、とりあえず大聖堂をチラ見してからホテルに戻りチェックインするまで。

 ランチに満足して店を出て、すぐ横にあるお土産屋の並ぶ通りを進めば、ストラスブールの中心”ノートル・ダム大聖堂“の前に出る。その通りの両脇は、フランス語では『コロンバージュ』と呼ばれる木骨造建築の建物が並ぶ。フランスと言うよりはドイツ的な文化になるんだろうと思う。石造りの建物とは違い温かみがある。多分、柱がグニャグニャと曲がっているせいもあるんだろう。石造りの建物の並ぶ風景でも、僕ら日本人にとっては十分絵本的だと思うけど、コロンバージュの建物が並ぶ風景は“童話的”と言うか、まぁ、とにかく可愛らしい建物だ。
ストラスブールの大聖堂の前のコロンバージュ
 その通りに並ぶお土産物屋には、どこも“コウノトリ”関連のぬいぐるみやら人形が大量に売っている。あの、赤ん坊をぶら下げて運んでくる“コウノトリ”だ。アルザス地方のシンボル的な鳥らしい。あんまり可愛く無いんだけど、結構なボリュームで売ってるから、それなりに売れるんだろうか?
↓フランス語が目に入らず撮ったけど、撮影禁止…?
ストラスブールの大聖堂の前のお土産物屋のこうのとりのぬいぐるみ
ストラスブールの大聖堂の前のお土産物屋

 道端の投げ銭稼ぎのギター弾きの前には、シャッポー(投げ銭受け用の帽子の意味)代わりに置いてあるギターケースの中に犬がすっぽり。猫っぽくて可愛いので、50セントコインを投げて撮らせて貰う。ちなみに彼がどんな感じの曲を演奏していたかは、残念ながら全く記憶に無いけど。
ストラスブール大聖堂の前のギター弾きと犬

 土産物屋の広めの路地を抜けると、ノートル・ダム大聖堂の前の広場に出る。ここまで近くに来ると大聖堂の迫力が凄い。外壁はとてつもなく細かく削られた立体感のある彫刻でびっしりと埋め尽くされていて、「石のレース編み」と讃えられる通りの印象を受ける。同じ名前のパリの大聖堂ではほとんど何も感じなかったんだけど、ストラスブールの大聖堂は圧巻だ。少し赤茶っぽい色合いの石で造られていることも、通常グレー一色の石造りの建物とは違う印象を持つ理由の一つかもしれない。
 嫁さんは首の後ろ側を痛めるんじゃないかと思うくらい、しばらく塔の上の方を見上げていた。…とかそれなりに感動しつつも、今日も中に入らず素通りしてしまったけど。
ストラスブールのノートルダム大聖堂1
ストラスブールのノートルダム大聖堂 2
ストラスブールのノートルダム大聖堂3
ストラスブールのノートルダム大聖堂4
ストラスブールのノートルダム大聖堂5

 大聖堂前の広場には、セグウェイを使ったツアーの一行が居た。日本では道交法上セグウェイは公道を走れないので私有地的な場所のツアーしか無いと思うんだけど、こちらではどういう扱いになっているんだろう? 旧市街地は車が入れない部分も多いけど、それほど明確に歩道と車道が区別されている感じもしない。でも、こっちは車と人と自転車とかなんやらがごちゃごちゃ一緒に居ても、殺伐とした雰囲気では無くどこか優しい感じがする。気のせいかもしれないけど。
 ちなみに↓後ろの三角屋根のコロンバージュ建築も、結構有名な建物。ノートルダム大聖堂のすぐ横にある。大聖堂の「石のレース編み」に対抗するかの様な、木柱への“木彫りのレース編み”彫刻が凄い。
ストラスブールのセグウェイツアー
ストラスブールのノートルダム大聖堂の隣のコロンバージュ

 「クグロフ」というアルザス地方を代表するデザート。…って言うか、パン。
ストラスブールの店先のクグロフ

 大聖堂からホテルに戻るのに来た道と違うルートを歩くと、かなり広い広場に出た。クレベール広場と言うらしい。子供たちが走り回っている。
 広場の中央の一段高いところには何やら銅像が立っていて、その段に腰掛けている人や寝ていた人など。で、後ろに回ったら…(写真は路上に寝ている様に見えるけど際が背景に馴染んでいるだけで、実際は一段上の端っこに寝ている)。
ストラスブールのクレベール広場1
ストラスブールのクレベール広場2

 特徴的なトラムの駅の屋根。他に屋根がある駅なんて無かったと思うけど、ここはターミナル的な意味なのかも。この先でトラムの線路が交差していた。
ストらスブールのトラムの駅

 お約束の車写真。ルノー・クリオ(日本ではルーテシア)と、初めて見たコンパクトカー。そしてこれは凄い駐車の仕方だ…というルノー・トゥインゴ2
ストラスブールの街中のルノー・クリオ
ストラスブールの街中のコンパクトカー1
ストラスブールの街中のコンパクトカー2
ストラスブールの街中のルノー・トゥインゴ

 トラムの架線と古い建物が絵になる。
ストラスブール/街中散策3

 旧市街地からホテル側(駅側)に渡る橋の上から川越しの風景を撮ろうとカメラを向けたら、川縁のベンチに座っていた若者三人組がこっちを見て手を挙げポーズ。ノリが良かったので彼等の後ろを通り掛かった時に上から声を掛けると、再度ポーズしてくれた。特になんてこと無いその時だけの一瞬の出来事だけど、こういうのが海外だとちょっと嬉しい。
ストラスブールの川縁の3人1
ストラスブールの川縁の3人2

 桜みたいな花は、多分、アーモンドの木だと思う。アルザスではよく見かけるらしい。
 ところどころ並ぶ小さな店先のウィンドウや店内の可愛らしい陳列に感心しつつ、ハード&ソフトドリンクを買ってホテルに戻った。多分15時前頃。
ストラスブールのアーモンドの木の花
ストラスブールのお土産店のショーウィンドウ
ストラスブールのホテル側のbioの店

 今晩1泊だけするストラスブールの宿にようやくチェックイン。ホテル内部は全体的に清潔感がありモダンでキュートなデザイン。外観から想像する様な趣は無いけど悪くは無い。そして、有名観光都市の駅前の二つ星ホテルということで想像していた通りの狭い部屋。狭いと思っていたパリの部屋と比べても半分ほどのスペースしか無い。もっとも設備は新しく全てが清潔だし、ユニットバスは日本のビジネスorシティホテルの様に完全に区切られていて使いやすい。これで1泊7千円ちょいだから、ロケーションや内容考えると相当リーズナブルだ。赤と白を基調としたデザインは可愛らしい。
 部屋の窓からは左の奥には駅、右の奥には旧市街がチラっと見える。正面は屋根裏部屋っぽい。民家かな?
ストラスブールのホテルの部屋
ストラスブールのホテルの部屋の窓から1
ストラスブールのホテルの部屋の窓から2
ストラスブールのホテルの部屋の窓から3

 さて、少し休んだら、夕方から“プティ・フランス”と呼ばれる辺りを歩こうと思う。

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結婚5周年記念旅行/全嫁が感動

 パリからストラスブールに到着し、早速予約した駅前のホテルに向かい、荷物を預けて街の中心でランチするところまで。

 アルザス地方の中心都市であるストラスブール。世界遺産の大聖堂もある中世からの大きな街。…ということだからか、ストラスブール駅の駅舎は中々立派な石造りの建物で、中心にあるホールの天井も高くて、トラディショナルなヨーロッパの駅の雰囲気満載。それが駅舎の外に出て驚いた。その大きな駅舎の前面全体がガラスのドームに包まれている。これが建物の保存のためならそれこそ建物全体を包むべきだと思うんだけど、後ろ側(ホーム側)はドームの外。駅舎の前の庇のつもりなんだろうか? 駅前の広い芝生の広場から少し離れて駅を見ると、ガラスの色が濃いのか、或いは反射のせいか、中の建物がよく見えない。ちょっと勿体ない気がする。横長の大きなガラスのドームは、それはそれでモダンで面白いんだけど。
ストラスブール駅2
ストラスブール駅6
ストラスブール駅3
ストラスブール駅5
 駅前の広場の真ん中を真っ直ぐ抜けてそのまま入る通りを進むと、駅からわずか200mほどのところに通りに面して今日泊まるホテルがあった。チェックインは14時以降ということなので、とりあえずスーツケースを預かって貰う。まずは身軽になって旧市街地を歩き、どこか良さげなカフェでランチを。
ストラスブールのホテル
ストラスブールのホテルのフロント

 ホテルの前の道を駅を背にして真っ直ぐ進むと、すぐに橋を渡り旧市街地に入る。橋の向こうの石畳には、トラムの線路が敷かれている。ストラスブールはトラムで廻ると便利…という話を“ものの”ブログで読んだけど、まぁ、とりあえず大聖堂まではそう距離は無いはずなんで歩くことにした。
ストラスブール/信号
ストラスブール/トラムの線路
ストラスブール/街中散策1
ストラスブール/街中散策2
ストラスブール/街中散策3自転車
ストラスブール/路地の間から大聖堂

 地図は特に見ないで歩いていたんだけど、なんとなく大聖堂の方向は解っていたし、歩いていると時々建物の間の道や路地の向こうに塔の頭が見えるので、その方向に進めば迷わない。ただフラフラと時折街の写真を撮りつつ15分ほど歩くと、結構大きな広場に出た。グータンベルグ広場と言うらしい。
 その広場に面していくつかカフェがあった。もうお腹も結構空いていたし、パリを出たときの様な青空ではなくなってしまったけど、それでも旧市街の広場を眺めながらのランチは、開放感もあって良さげということで、店の雰囲気(外側だけど)とメニューの内容や金額を見て、1件のカフェの外のテーブルに座る。アルザスに来て最初のアルザスワインとアルザス料理は、ストラスブールの大聖堂が横に見える席で、時々鳴る鐘の音を聞きながら…ということになった。
ストラスブールの広場のカフェ
ストラスブールの広場のカフェから望む大聖堂

 早速嫁さんが、フランスに来てから主導権を握ったメニュー選びから注文までの一連の流れを。アルザス最初の食事は、まずタルト・フランベ(フラムクーシュとも言うみたいだけど多分ドイツ語かアルザス語)を。それとアルザスワインの定番、リースリングもハーフサイズのボトルで。常にニコニコして感じの良いギャルソン君が、すぐにワインと“お通し”的なプレッツェルを運んで来て、ボトルをオープンして注いでくれる。早速乾杯。
 メニューの中で一番安い部類のワインだったのだけど、さすが地元の定番だからなのか、一口飲んで僕は「美味いねぇ〜」と言うと、嫁さんは頷きつつも何故か黙っていて、両手で顔を半分覆っている。美味すぎて可笑しくなっちゃったのかな?と一瞬思ったけど、どうもワインを飲んで感動してジワッと来てる様だ。憧れのアルザスに自分が本当に来て、ストラスブールの大聖堂鐘の音を聞きながらアルザスワインを飲んでいる…というこの現実に、急にグッときたらしい。嫁さんは元々感受性強くて涙腺も弱いんだけど…。まぁ、とにかく今回ちょっと無理して来て良かったなぁ〜と思った瞬間。
ストラスブールの広場のカフェでメニューを見る嫁さん
ストラスブールの広場のカフェのテーブル
ストラスブールの広場のカフェのギャルソンくん
ストラスブールの広場のカフェのおつまみ
ストラスブールの広場のカフェで感動する嫁さん

 最初に頼んだタルトフランベは、基本的なフロマージュブランとベーコンを乗せたものにマンステールチーズ(ウォッシュタイプの匂いの強い地元アルザス・マンステル産のチーズ)を追加されているもの。勿論内容は全て嫁さんが“フランス語(の食材の単語)”を読んで決めた。何度も書くけど、海外旅行中に店で注文する前に、その料理の内容を知り「美味しそうだ」ということを想像して注文できる幸せを、本当に身に沁みて感じる。
 暫くして運ばれてきたタルトフランベは、マンステールチーズが香り(匂い?)が独特で食欲をそそる。一口食べるとその香り(匂い?)がたまらない。アルザスの白ワインと一緒と合わせて幸せ倍増。
ストラブールのカフェでランチのタルトフランべ
ストラスブールの広場のカフェから大聖堂

 2枚目のタルトフランベを追加。今度はサーモンを乗せたもの。こちらも美味。ハーフのボトルはすぐに空いてしまったので、追加で今度はピノグリを250ccカラフェで追加。
 タルトフランベの生地は薄いのでもう少し食べられそうだったけど、まだまだ半日あるしこのあと何かを食べるだろうから、この店ではこの辺りで止めておくことにした。ただ、最後に3品目のタルト…と言っても今度はデザートの“タルトシトロン”を追加。別腹メニューだ。ちなみにシトロンはレモンのこと。上の白いのはメレンゲ。この2つの“タルト”のどちらも美味くて満足。
サーモンのタルトフランべ
タルトシトロン

 食べてる途中で、少し離れた席で一人で食事をしていた男性が席を立つ。彼が食べている時から気になってたんだけど、ライダースを着ていたし、店のテーブルが並ぶすぐ横に停めてあったし、多分あのバイクのオーナーかなぁ〜と思っていたけどやっぱりそうだった。ちょっと側に行って写真を撮らせて貰った。背景の街並みとローヤルエンフィールドと革のライダースのオジサンライダーはベストマッチ。しかしこっちの人は、カメラを向けると大抵誰でもカメラ目線でポーズするなぁ。
ストラスブールの広場のカフェの横で初老ライダーとローヤルエンフィールド

 3つの“タルト”とも1品ずつ頼んで二人でシェアしたんだけど、結局ランチ代はこの日のホテル代(56.60ユーロ。交換レート129.51円/ユーロ)とほぼ変わらない53.70ユ−ロ(丁度7千円だった。交換レート130.36円/ユーロ)だった。まぁ、ワインはハーフボトルとカラフェを飲んでるしこんなもんか。旅で食費がかさむのは仕方ない。それを楽しむのに来てるのでそんなにはケチれない。

 お会計をテーブルで済ませた後、ニコニコ・ギャルソン君に僕らの二人の“連れ”と記念撮影を頼むと、いい笑顔で答えてくれた。
旅の連れとニコニコ・ギャルソンくん

 店を出て、チョロっと大聖堂の前まで行ったら、ホテルに戻ってチェックインしよう。

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結婚5周年記念旅行/ストラスブールに

 観光1日目の終わりをクスクスと家飲みで締めて、現地2日目。チェックアウトしてすぐ、ストラスブールに向かう。

 朝6時半過ぎに目が覚めた。外を見ると薄雲があるものの晴れている。シャワーを浴びている間に明るくなると、薄雲は東の隅に去っていて青空が広がっていた。
パリ、3日目の夜明け
パリ、3日目の夜明け2
パリ、3日目の朝の空

 早々にチェックアウトして、パリ東駅に行かねばならない。SNCFのWebで結構な割引価格で予約したTGVは10:25発。絶対に乗り遅れたく無い。ホテルから駅までのドア・トゥー・ドアの時間が微妙に読めないのと、列車に乗る前に駅でコーヒーを飲みながら、昨日市場で買ったチーズと夕方買ったパンの朝食をゆっくり食べる余裕が欲しかったので、早々に部屋を片付け、狭いエレベーターを降り、8時半頃チェックアウトした。外に出ると路面はまだどこも乾いていない。雨は明け方まで降ってたらしい。
パリのホテルの階段
パリのホテルのドア
パリのホテルのエレベーター
パリのホテルとリュクサンブール公園の間、アサス通りの朝

 パリ東駅までは、空港から来たときに降りたメトロ12号線のノートルダム・デ・シャン駅では無く、ヴァヴァン(Vavin)駅から4号線に乗れば、乗り換え無しで一本だ。雨上がりの濡れた路面と青空とひんやりする空気の中、ゴロゴロと二人でスーツケースを引いて歩く。ホテルの並びの花屋さんの前を通ると、昨日と同じ様に店先に花を並べる…なんてのが毎日の風景な訳で、パリ(と言うかフランス)に居るんだなぁ…と実感しながら。
パリ、ホテルをチェックアウト後
VAVIN駅ホーム
パリ東駅メトロのホーム
パリ東駅メトロのホーム

 パリ東駅は初めて来たかな? 南仏からTGVでパリに戻って来たことがあるけど、あれはリヨン駅だったと思う。多分。
 メトロのホームから地上に上がりSNCFのホームへ。TGV出発の1時間前に着いた。ヨーロッパの終着駅(始発駅)らしく、高いアーチ状の天井と行き止まりのホームが並ぶコンコース。ガラスの天井から午前中の明るい日差しが眩しく、なんとなく「旅立ちの朝」感。
 その、行き止まりのホームには改札口が並んでいた。以前、SNCFの駅で改札口なんて見たことが無いので、多分、この数年の間に出来たものだと思う。全てのホームでは無かったから、近郊列車の発着ホームだけかもしれない。
↓これはコンコース手前にあったロボットの顔っぽい郵便ポスト。駅内のこんなところにもあるのか…と。
リヨン駅のポスト
パリ東駅コンコースの改札口
パリ東駅コンコース

 さて、SNCFのサイトの購入画面をプリントアウトしてきたのだけど、コレ、チケットと引き換えるのかな?…と、とりあえずチケット売り場に行ってみる。すると売り場の人の英語が半分以上何を言ってるのか解らなかったけど、とにかく「あっちに行って聞いて!」という感じで指を差す。指が差す先を見ると別の窓口が見える。ということでその窓口に行くと、こちらの英語はもう少し解って、このプリントアウトの紙のまま乗れるらしい。ということは、ホームの端で刻印機は通さなくても大丈夫なんだ…。一方で改札口が出来たり、一方でチケット刻印を簡略化したりなのがちょっと不思議だけど、距離の近い列車の車内検札は取りこぼしが多いけどTGVは全員検札するでしょ…って言う“フランス的合理主義”なんだろう。

 朝ごはんを食べよう…と、コンコース側がテラス席になっているスタバでカフェ・アメリカーナ(ドリップコーヒーかと思ったんだけど、どうもエスプレッソをお湯で割ったものっぽい)を買い、そのテラス席で昨日買ったバゲット・トラディションとクロタン(シェーブルチーズ)とコンテチーズを広げる。ちょっとルール違反かと思ったので、少し控えめに。一晩経ったバゲットなのに美味い(かじりかけなのは、昨日買ってホテルの部屋に戻った時に、少し食べたので)。やっぱりフランスに来たらバゲットを食べねば。特にこのトラディション(伝統的製法)のバゲットが僕は大好物で、日本でもたまに売ってると買ってしまう。これにクロタンやコンテチーズを挟んで食べると、もう、これだけで朝から幸せな時間を過ごせる。
 TGVの出発までまだ40分くらいあったので、のんびりとコンコースを行き交う旅行者を眺めながら朝食を取っていると、時々3人組の軍の兵士やSNCFの公安官が巡回しているのを見た。多分対テロ対策のパトロールなんだろう。彼らを見ても特に緊張感を感じないけど、それでもやっぱり日本には無い風景だ。
パリ東駅で朝食
パリ東駅コンコースのガラス天井
パリ東駅コンコースの兵士
パリ東駅コンコースの鉄道公安官

 TGVの出発時間が近づいて来たので、売店で炭酸水を買って出発ホームへ。TGVのホームには改札口は無い。
 さて、チケットには“17号車”と書いてあるのだけど、日本の新幹線だって16号車までだし、停車しているTGVもそんなに長い編成には見えない…ので、ホームの手前に居た(多分)車掌さんにチケットを見せて席がどの車両か聞いてみると、一番先頭らしい。お礼を言ってホームの先に進む。結局、この大きい車両番号はどういう意味なんだろう…と思って最初の車両の番号を見たら、なんと11号車だった。なんだ、そういうことね。
パリ東駅TGVホーム
パリ東駅並ぶTGV
パリ東駅TGV1
パリ東駅TGVホームの表示
パリ東駅TGV2
パリ東駅TGV行き先表示

 列車は定刻通りに出発。15分も走ると車窓は住宅地から近郊の町、そして田舎のだだっ広い風景に変わる。フランスらしい風景で、広がる畑の風景が少し北海道の感じに似ている。ただ、時々見える小さな村には必ず教会の塔が見え、そして建物全体が可愛らしいのが大きな違い。
 検札の車掌さんはパリを出てからすぐに現れて、駅で確認済みだったけど本当にプリントアウトした紙を見せるだけでOKだった(後で良く読んだら、下の方に小さくチケットの引き換えは不要と書いてあった)。
 広い畑がなだらかに続く風景が車窓のメインになり始めた頃から、300km/h以上で速度が固定される様になる。車内の端の案内モニターに数字が出るので現在速度を意識させられる。しかし意外なほど揺れない。全くと言って良いくらい。日本の新幹線よりよっぽど揺れないんじゃないだろうか? 条件が同じじゃ無いかもしれないけど、乗客からすれば揺れるか揺れないか…だ。モニターの数字をずっと見続けていた訳じゃ無いけど、最高で315km/hくらいまで出していたと思う。優秀だ。編成が短いことと、台車が車両のつなぎ目にあること(小田急のロマンスカーなんかと同じ)とかが関係しているかもしれない。TGVに比べれば、新幹線は一両単体も編成全体も相当長いことが、揺れに影響しているのかも。ただ、TGVはオール二階建てで重心的には不利だとも思うけど…。
TGV車両内端の案内モニター
TGV車内座席のテーブル
TGV車内二階席2等

 編成内にカフェ・コーナーがある車両が連結されているのを知っていたので、ちょっと行ってみた。するとダイニングではさっき検札で回っていた人を含めて2人の車掌さんが談笑しながらお茶を飲んでいる。やっぱりラテンの国鉄だ。とても良い感じ。カフェの人も車掌さんも、どちらもニコニコしながら写真を撮らせてくれた。総じて気さくと言うのか、照れが無いと言うのか。
 そのカフェのエスプレッソは2ユーロと、街中だったとしたら高めの設定なんだけど、ヴァローナのチョコが付いて、コーヒーの量もエスプレッソにしては多く、何より美味かったので、列車内で2ユーロでこれが飲めるのはイイ。
TGVカフェの店員さん達
TGVカフェでくつろぐ車掌さん達
TGVカフェのエスプレッソ

 パリから2時間19分。TGVは定刻通りにストラスブール駅に着いた。パリから東へ約500km移動。ドイツとの国境は駅からほんの数キロ先だ。
 こんなに乗ってたのか?…と思うほど、ホームは人で一杯に。ホームの反対側にはアルザスを走るちょっとカラフルでお洒落なローカル列車が停まっていた。明後日の夕方、これに乗ってコルマールへ行くはず。
ストラスブール駅に到着1
ストラスブール駅に到着2
ストラスブール駅に到着3
 さて、今はまず、予約しているホテルに荷物を預かって貰わねば。

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結婚5周年記念旅行/セーヌを渡ってクスクスへ

 マレ地区から出て、セーヌ川へ。クスクスは夜の話。旅行2日目の最後まで。

 メリーゴーランドの裏に抜け、写真美術館の前を通り、EVカーシェアを横に見ながら歩くと、セーヌ川の中州の一つ“サン=ルイ島”に渡るマリー橋に出た。上流が雨続きなのかセーヌの色は真っ茶色。どんよりした空の色も相まって寂しい印象。
セーヌ川マリー橋
サン=ルイ島の犬の散歩
サン=ルイ島のカフェ
 そのままサン=ルイ島を突き抜けようと思ったら、シテ島の“ノートル・ダム寺院”が見えたので、サン=ルイ橋でシテに渡る。橋の先を右に進むと寺院の横の道なんだけど、カフェ…と言うかショップがいくつか並び、どこでも紙コップでヴァン・ショ(ホット・ワイン)を売っていた。1杯2ユーロ。また身体を温めるべく1杯いただくが、昼にカフェで飲んだヤツの方が全然美味かった。
ノートル・ダム寺院1
ノートル・ダム寺院3
 ノートル・ダム寺院の重厚な建物は、それは確かに凄く立派でよくもこんなものを作ったな…と思うんだけど、何故かグッと来るものを感じない。嫁さんも同じらしくそのまま前を通り過ぎる。ただ、広場の前はさすが観光客が沢山いて、みんな同じ様に写真を撮っていた。
ノートル・ダム寺院4

 寺院正面の広場を通り過ぎたすぐ横の植え込みの鉄製の柵1本1本に、南京錠が付けられていた。同じセーヌに架かる“ポンテザール”と言う歩道橋があって、以前そこの欄干には恋人達が南京錠を付けて鍵をセーヌに投げ捨て、永遠の愛を誓う…と言う場所だったんだけど、増え過ぎた南京錠の重み(45トンあったらしい)で橋が危ないと言うことで、少し前に撤去されたらしい。もしかするとここはその代わりかな?
ノートル・ダム寺院前の公園柵の南京錠

 お茶でも…とランチ後に歩き始めたのだけど、前日25時間の移動の疲れからか、朝から歩き回ったからか、まぁ、両方か。結構疲れたのと若干眠いのとで、一旦ホテルに戻って少し休むことにした。サン・ミッシェルから4号線に乗り4駅先のサン・プレシードで降り、今朝朝食を食べたパン屋で明日の朝食用のパンを買い、ホテルに戻る。少し雨が降ってきた。
サン・ミッシェル駅のホーム
サン・プレシード駅のホーム

 1時間半ほど部屋で休み、ホテルから徒歩2〜3分の友人のKくん宅へ。傘を持って出たけど、まだ差さなくてもいいかなぁ…という感じでポツポツと。
 8年振りのKくん夫婦の部屋に入ると、つい最近来たばかりの感覚に陥った。以前とほとんど変わらない部屋の雰囲気。ただ、とてつもなく大きな猫が一匹増えている。facebookのおかげで初めて会った気はしない。ただ、想像以上に巨大。大きいとは聞いていたけど、『猫』という単語から想像する大きさじゃない。名前はルルちゃん。巨体なのに小さく可愛らしい声で鳴く。
パリ友人宅の猫『ルルちゃん』1
パリ友人宅の猫『ルルちゃん』2
ルルちゃん3
 小一時間ほど部屋でお茶を飲みながらダベった後、モンパルナス・タワーの前、“1940年6月18日広場(後でGoogleMapで知った)”にあるクスクス屋に行く。時間は19時頃。アコーディオニストのtacaくんも呼んでるらしい。
 先月、tacaくんが来日ツアーで来ていて会った時、4/2にパリに居るからタイミングが合ったら会おう…と言ったものの、今日は彼はLiveがあると聞いていたので、時間が合わないかなぁ〜と連絡していなかったんだけど、Kくんが声を掛けてくれていた。Liveは夕方早めの時間で終わってたらしい。店に着いたらすでにtacaくんは来ていた。既に入店を待つ列が出来始めている。

 その店は『Chez Bébert(シェ・べベル…かな?)』という名前のモロッコ料理店だ。Kくん達は「クスクス屋」としか言わないので(僕も聞いて無い訳だけど)、この記事を書くのに調べるまで店名を知らなかった。
 以前連れて来て貰って美味しかったので、今回初パリの嫁さんを連れて来るのもここで良いかなぁ〜と、Kくんにリクエストしていた。日本でクスクスってそんなに身近に無いし。
 モロッコ(もしくは北アフリカ)料理のクスクスだけど、フランスでは日本のカレーライスの様な…つまり、元々和食では無いカレーライスが今ではすっかり日本人のソウルフードになったのと似た様な歴史があるらしく、子供達に一番好きな料理を聞くと「クスクス」と答えるらしい。つまりフランスでクスクスを食べるのは、僕ら旅行者にとっても“正しい”食事の選択だ。
 もう一つ。この店はとてつも無くボリューミーで、一般的な日本人ならまずとても食べきれない量が出てくる。どうも北アフリカでは、お客さんを料理で持て成すときは残すほど出さないと失礼…みたいな伝統がある様で。もっとも僕らは量が欲しい訳じゃ無いんだけど、この店は美味しいしクスクスだし仕方ない。

 Kくんはこの店の常連で、入るなり店の人が親しげにこちらに来て入り口近くの席に通された。並んでいる人が僕らの席の横から店の外まで溢れている。この人達が地元の人なのか観光客なのか分からないけど、とにかく人気店だ。
 注文してほど無く料理が運ばれて来た。クスクスは基本的に煮込んだ野菜をかけて食べるもので、まさしくカレーライスだ。ちなみに下の写真の野菜の煮込みとクスクスの乗った楕円の銀の皿は、それぞれ長辺で60cmくらいある。これと骨付きの羊肉を焼いたものを5人でシェアしたんだけど、喰いきれず完敗。…ではあったけど、デザートまで行く。さすがに1つをみんなで分けたけど。満腹満足。
パリのクスクス店のクスクス
パリのクスクス店付け合わせ
クスクスを食べる1
クスクスを食べる2/tadaくん
クスクスを食べる3/デザート

 2時間弱ほどで店を出て、今度はtacaくんも一緒にKくん宅へ戻る。外に出るとそれほど降ってはいないけど、路面は所々水溜りが出来ている感じ。
 僕は今回履きなれて気に入っている結構古い靴を履いて来たんだけど(そうは見えないけどadidasの靴)右足の靴のゴム底の一部が擦り減っていて穴が空いていて(下の写真の赤丸で囲った部分)、大した雨じゃなくても路面が濡れているとほんの2〜3分で靴の中が濡れ始める。…という靴だったので、最近は雨の日に履かなくなりすっかりこのことを忘れていて、出発の時に玄関で一番歩きやすいこの靴を履いてしまった。で、早速雨。そして右足の靴の中はビショビショ。気持ち悪い。ただ、今日の昼間より気温が上がっているのか、大量に飯を喰ったせいか、寒さはあまり感じない。
アディダスの革靴1
アディダスの革靴2底

 部屋に戻ると、Kくんの奥さんのFちゃんがワインとつまみを用意してくれる。雰囲気の良いこの部屋で、パリらしい家飲み会に突入。この部屋の明るさや色味が凄く好きなんだけど、ウチでは中々真似出来ないんだよなぁ。
 途中で飲み物が足りなくなり、スーパーに買い出しに行くFちゃん。ポテチ(だったかな?)が1袋買うともう1袋ついてくる…と言うのにまんまと乗り買ってしまったと戻ってきた。もう喰えないよ…とみんな言いながら、ダラダラと完食した様な…。
 床に横たわるルルちゃんをなんとかアップで撮ろうと思って少しずつ近寄るんだけど、最後近くとスス〜と逃げてしまう。カメラが強いのか僕が嫌なのか…。ちょっと悲しい。
 tacaくんは日本から帰って来てからまだ時差ボケが抜けない…と、途中で何度もウトウト。いつパリに戻ったんだっけ?と聞くと、5日ほど前。随分長い時差ボケだ…。
パリで部屋飲み1
パリで部屋飲み2
ルルちゃん3
ルルちゃん4

 気がつくと0時頃だった。尽きない話に後ろ髪を引かれつつこの辺で切り上げ、ホテルに戻ることに。雨は止んでいた。今度この部屋にはいつ来れるだろうか。
パリ2日目夜1
パリ2日目夜2

やっと2日目終了。

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■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
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結婚5周年記念旅行/マレ地区でランチと…

 蚤の市のあったヴァンヴから再びメトロに乗って、今度はマレ地区へ移動。

 13号線をさっきとは逆方向に乗り、シャンゼリゼ・クレマンソー(Champs-Élysées - Clemenceau)駅で1号線に乗り換え、オテル・ド・ビル(Hôtel de Ville)駅で降りた。マレ地区の正確なエリアがよく解らないんだけど、多分この辺りで降りると近いはず…という感覚で。
パリのメトロ13号線
シャンゼリゼ・クレマンソーのホーム
 メトロの車両の中で、何か不思議そうな感じでこちらを見ていた東洋人の男の子。カメラを向けたらちょっと恥ずかしそうにしつつもこちらから目を逸らさなかった。お母さんや二人の雰囲気から日本人かな?と思ったんだけど、携帯に出たお母さんが話したのは中国語だった。勿論、中国語が話せる日本人という可能性もあるけど。なんにしても、パリはいろんな人が暮らす。
メトロの中の中国人親子
↓オテル・ド・ビルのホームにあった、変なポスター。
オテル・ド・ビルのホーム

 ちなみにフランス語で『Hôtel』は英語の“ホテル”と同じ意味で使われるけど、『Hôtel de Ville』となると突然“市役所”という意味になる。Hôtelには公共の建物と言う意味もあり、そしてVilleは“街”とか“市”とかいう意味があるので。
 以前、フランス語が全く解らないアメリカ人がフランスの片田舎の町で、日曜日で誰も居ない役所をホテルと勘違いし、たまたま一人居た英語の解らない職員と話が噛み合わずに結局泊めて貰った…という話を何かで読んだことがあるけど、僕もフランスに初めて来た頃にパリのオテル・ド・ビルの建物を見て、随分立派なホテルだなぁ〜と思っていた。

 駅から地下で直結している店…と言うかビル…の入り口があり、なるべく寒い外に出たくない気持ちから足が自然にそちらの方を向く。近付くと“ベー・アッシュ・ヴェー (BHV)”の入り口だった。パリ版東急ハンズみたいな店だ。前に一度入って工具やらなんやらを買ったことがある。
 地下のフロアをざっと見て、エスカレーターで地上(0階)へ。2階(1階)以上に行かなかったので上がどうなっているのか見なかったけど、1階はファッション・フロアだった。以前もそうだったかな?覚えてない。
 売り場にはチラホラSale(サルって読む)のPOPが出ていたので、嫁さんが薄手のマフラーかショールが安くて良いのがあれば買いたいと言うことで、少しショッピング。まぁまぁのがあったので購入。これで少しは寒さ対策になる。僕もちょっと何か欲しかったけど1階はレディス・フロアだったし、それより早く昼飯を喰いたかったので店を出た。

 店の横のタンプル通りという路地を北に少し歩くと、ルノー・4・フルゴネット(ライトバン)が路駐していた。キャトル(4)は日本でも何度か見たことがあるけど、フルゴネットは本物を初めて見たかも。キュートだ。鮮やかな青の色味も良い。いかにもフランスの商用車というイメージの大元。カングーの源流だ。
4区の路地に居た4のバン
その先、↓この路地からのポンピドゥセンターも随分昔に撮った様な…。
路地から見えたポンピドゥセンター

 さて、パリでの最初で最期のランチだ。折角なのでパリらしいところでパリらしいランチをしようとマレ地区に来た。まぁ、ここがパリらしいかどうかはホントは良く知らないんだけど、割とゴチャっとした地区に色々お店があるのは知っていたので、ここに来れば何かあるだろうと。
 で、まずは昔からありそうな佇まいのカフェを選ぶ。時間は既に13時半頃だったので、土曜のこの時間帯はどの店も店内はお客で一杯で(外の席は空いていたけど、寒くて…)、この店も何とか2人用の小さな丸テーブルの席に座ることができた。
パリでランチしたカフェ
 店に入ると俄然活躍する嫁さん。早速テーブルに置いてあったメニューを真剣な眼差しで読み始める。フランスに限らないけどこちらの料理名は(大抵は)素材の名前が並び、それを焼いたとか煮たとか書いてあるので、読んで意味が解れば知らない素材じゃない限り大体どんな料理か想像が付く。これについては本当に嫁さんが居てありがたかった。今まで一人で海外旅行をしていて料理を頼む段階で、内容が分かって注文したことの方が遥かに少なかったし、出て来た料理を見て軽くショックを受けたことは1度や2度では無いので(喰えない様なものに当たったことは無いけど)。
 さぁ、パリらしいランチということで…いや、適当なイメージだけど…「ステーキフリット」を頼む。要するにステーキとフレンチフライだ。大きなステーキとたっぷり乗ってくるフレンチフライが身体に悪そうでイイ。これにチーズのサラダを頼みシェアする。勿論ワインも。肉料理だけど我が家の定番は白。
 フランスでは頼まなくてもパンは必ずついてくる。レストランではパンを出さないといけない…と言うような法律がある筈なので。だからレストランで例えばハンバーガーとかピザとか頼んでもパンが必ずついてくる。正直やり過ぎな気がするんだけど、これも国内のパン屋を守るための法律なんだと思う。フランスには、パン職人(ブーランジュ/boulanger)が居る店以外は、パンを売っていても『パン屋(ブーランジェリー/boulangerie)』と名乗れないという法律もある。
 カフェの店内の賑やかな雰囲気と、マイペースに見えるギャルソンと、隣の席でひたすらワインだけを飲む(多分)近所のおじいちゃんとがごちゃまぜになって、フレンチなランチタイムだ。そして若干固めで筋ばった牛肉が何だか美味い。山盛りのフレンチフライは勿論完食で満腹で満足。但しランチ代は二人で5千円になった。もっともフランスで外食するとランチはこんなものではある…。
パリ、最初のライチタイム
ステーキフリット
ノリの良かったバーテンダー

 お腹が膨れ、ワインのせいか身体も温まり、午後になって少し寒さも緩んできたので、特に目的も無くプラプラとマレ地区を散策する。適当なところでお茶でもしようと。
 ところでヨーロッパに来ると、割と頻繁に↓こう言う状態のスニーカーを見るんだけど、コレ、なんだろう?何かのおまじない? 電線の位置、相当高いんで(ビルの3〜4階の位置)、投げて引っ掛けるのは簡単では無さそう…と言うのは分かる。いや、それ以上に、引っ掛けたら取れないから、そのまま帰るのが前提だよなぁ。単に酔っ払いの遊びかな? たまに見るんで随分前からの疑問。
電線のスニーカー1
電線のスニーカー2
↓ジュール・ヴェルヌ的な何か?のコスプレおじいちゃん。
ジュール・ヴェルヌ的なコスプレおじいちゃん
 ユニクロを見つけたので、安いダウンでも無いかな?と入る。パリなのにユニクロで買い物をするのは、なんだかなぁ〜という感じだけど、とりあえず寒さをしのぎたいだけなので、高性能/低価格は魅力的だ。
 ところが店に入ると偉い混み具合。試着室もレジも長蛇の列。土曜のせいもあるだろうけど大人気だ。店内も、パリらしく古い建物(多分工場か何か。真ん中にある赤茶色の筒は煙突だろう)の吹き抜けの空間をそのまま利用していて、ユニクロとは思えないお洒落度合い。
 ただ、商品価格が日本よりも高い気がする。ここ2〜3年ユニクロなんて全く行って無いから、ちょっと前の感覚値だけど。多分こちらでは“ZARA”とか“GAP”辺りと同じ扱いなんだろう。むしろこっちではユニクロの方が上かもしれない。
 それはともかく、僕はパリのユニクロで数千円出して“服”を買う気になれなかったし、何よりレジの長蛇の列に並ぶのは嫌だったんで、早々に退散。
マレ地区のユニクロ

 少し広い歩道のスペースに、メリーゴーランドが置いてある。以前も見たことがある気がするから、移動式に見えるけど置きっ放しなのかな? 女の子がGPレーサーの様に、バイクに伏せてクルクル回っていたのが可愛い。未だにグランプリで活躍する女性レーサーはほとんど居ないから、頑張れ!
メリーゴランドの女の子レーサー
マレのメリーゴランド

 大好きな初代トゥインゴ。実はこの時点でも既にあちこちで何枚もトゥインゴ写真を撮っているんだけど、トゥインゴばかり載せても…と掲載は自粛した(でも多分、この後も良さげな写真は載せるけど)。
 欧州で、この形の初代は'93〜'07年の14年間も販売された上(内容は前・中・後期で若干違う)、販売末期まで人気車だったので、今だに結構な数の初代トゥインゴを見る。実にフランス合理主義的な優れたデザインの大衆車だと思う。ユーモラスでもあるし。欲しい車。
マレのトゥインゴ1
マレのトゥインゴ2
 で、今はこういうのにパリの庶民は乗っている様だ。乗り捨て自由なシェア・サイクルは既に欧州のあちこちの都市で流行っているけど、パリではEVのカーシェア・サービスの『オートリブ(AutoLib')』というが始まってる。この車↓。
パリのEVシェア・カー
 結構走っているのも見かけた。通常は期間によって幾つか種類がある定額料を支払い、30分5ユーロで乗れるのだけど、旅行者でも利用し易い様に、定額料無しの30分9ユーロで乗れる様だ(免許のチェックとかどうするんだろう?)。どのステーションでも借りれるし、ステーションが空いていればどこに返却してもいいのは、シェア・サイクルのVelibと同じ。雨の日とか便利だ。もっとも雨の日は車が出払ってるかもしれないけど。
 ちょっと乗ってみたかったけど、今回は1日だけしかパリに居ないから無理だった。

 さて、折角パリだし、マレに居るし、セーヌ川の側まで行くか。

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結婚5周年記念旅行/ヴァンヴの蚤の市

 一通り楽しんだ朝市から、メトロでヴァンヴへ移動。

 ザッとではあったけど青空市場を楽しめたことに一応満足して、メトロ13号線のゲテ(Gaîté)駅を探して歩き始める。駅はすぐ側のはずなんで、路線の真上の道路を歩いていれば入口が見つかるはず。
モンパルナスのアパートの壁の絵
(↑なんかこのアパートの壁の写真、昔も撮った気がする…)

 たまたまゴミ収集車の作業風景に出くわしたんだけど、ガッチャンガッチャンと収集車の後ろに付いている大きなアームが、ゴミ入れの容器を高々と持ち上げて自分のゴミを収集する様が面白かった。
 このシーン、手持ちのミラーレスカメラ(FUJIFILM X-Pro1)で動画を撮っていたので写真が無い。今回の旅からムービーを撮ることに少しチャレンジしたんだけど、当然カメラ1台では全く同じシーンは写真か動画のどちらかしか撮れない。まぁ、2台あったからって僕一人じゃ結果は同じだろうけど。仮に今流行りのGoProの様なウェラブルなアクションカムを使えば動画は勝手に撮れるだろうけど、そういうのを撮りたい訳じゃ無いしなぁ(それはそれで面白いけど)。
 それと、あまりカメラの動画機能を使ったことが無かったけど、想像以上に使い勝手が悪すぎた。偶然マトモに撮れたときはさすがレンズとセンサーが良いので凄く綺麗な絵なんだけど、その“マトモに撮れる”場合が極端に少ない。とは言え映像に投資する余力は色々無いし、優先順位は低いんだけど、撮るとフラストレーションが少し溜まるから困ったもんだ。

 ゲテ駅の入り口はすぐに見つかった。蚤の市のあるポルト・ドゥ・ヴァンヴの駅まではわずか3駅なのですぐに着く。…はずなんだけど、券売機の使い方で迷って時間を喰う。英語の画面は選べても意味を大雑把にしか読めて無いので、正解に辿り着くまで2〜3回のトライ・アンド・エラーが必要だった。一番よく解らないままだったのは行き先までの料金。確か同じエリア内では同一料金…という曖昧な記憶はあったんだけど、それをどうやって確認すれば良かったのか…。まぁ、数駅だし一番安い料金で良いだろ…ということで良しとした。
ゲーテ駅入り口
ゲーテ駅ホームに降りる階段
ゲーテ駅ホーム

 ゲーテの隣はペルネティ(Pernety)駅。この界隈にパリ生まれの友人(両親は日本人)の実家がある。以前その家の空き部屋で、3〜4日お世話になったことがあって、“ペルネティ”という発音には少し懐かしさを感じる。ただ、あまりこの駅からメトロに乗らなかったから、ホームを見てもあまりピンと来ないんだけど。
ペルネティ駅
メトロ12号線車内

 ポルト・ドゥ・ヴァンヴ駅から地上に出ると、ほんの1分かそこらで蚤の市をやっている通りに出る。この日…特に午前中は凄く寒かったし天気もどんよりしていたせいか、賑わっている…というほどの人出では無かった。まぁ、とにかく掘り出し物は何か無いかと端から歩き始めた。
ポルト・ドゥ・ヴァンヴ駅
ヴァンヴの蚤の市1
 ここの来たのは二度目だけど、いかにも骨董品という佇まいの価値のありそうなものから、誰が買うんだろう?という様などう見てもガラクタにしか見えないものまで、様々な古物が売っている。なので価格帯も相当な開きがあるが何れにしても交渉次第。僕らに明確な目的があった訳じゃないけど、お土産になりそうな小物がお買い得価格であれば…くらいの気持ちで歩き始める。そうでも無くても写真的には面白い被写体があって楽しい場所。
ヴァンヴの蚤の市2
ヴァンヴの蚤の市3
ヴァンヴの蚤の市4
ヴァンヴの蚤の市5
 下の写真、いろんな店のガラクタ箱を熱心に物色していた嫁さんが見つけたピッチャー。日本酒を燗して飲むのにちょうど良いんじゃ無いかと値段を聞いたら、1ユーロだった。即購入。良いの見つけた…と思ったら、そのあといくつも同じものを見た。どうやら相当出回っているものらしい。
ヴァんヴの蚤の市/ピッチャー
 そして一見して高そうだけど気に入ったものがあった。下の写真の携帯用のスコッチボトルとカップの3点セット。カップは縮められる様になっていてパタンと蓋が閉じてケースになる。磨かれたシルバー(メッキだと思うけど)と(多分)真鍮のマークの入ったデザインが美しくて値段を聞くと、なんと200ユーロ。半額まで値切っても1万3千円…。スコッチ・ウイスキーを携帯して飲む習慣がある訳じゃ無いし、値段を聞いた瞬間に物欲は覚めた。でも、美しかった。
ヴァんヴの蚤の市/携帯用スコッチセット1
ヴァんヴの蚤の市/携帯用スコッチセット2
ヴァンヴの蚤の市1
 古い二眼レフや蛇腹のカメラや、何のパッケージか解らないけど少し色褪せた感じが良いブリキ缶とか、それだけで絵になる。あと犬と。犬は蚤の市の売り物じゃないけど。こっちでは街中でも店の中でも地下鉄でもどこでも良く見る。
ヴァンヴの蚤の市6
ヴァンヴの蚤の市7
ヴァンヴの蚤の市8
 メトロの駅の方からマルク・サニェ通りを端から歩き始め、ちょうど500m来たジョルジュ・ラフネスト通りとの交差点で、蚤の市は進行方向右に鋭角に曲がって続く。その角でピアノ…では無いか、少し金属的な音の鍵盤楽器を軽やかに演奏しているおじさんが居た。動画を撮ったがこれこそ写真じゃ伝わらない部分。隣で演奏を直立して見ている子供が可愛い。
ヴァンヴの蚤の市9

 しかし、寒い。気のせいか時間が経つほど寒く感じてくる。まぁ、身体が冷え切った…ということだ。薄着な僕らがダメなせいだけど。その角にあるホットドック(だったかな?)のトラック屋台でコーヒーでも…と思ったけど、寒過ぎてどこか暖かい店内に入りたい気分。ちょっと足も疲れたし。
 で、一旦蚤の市を離れてカフェを探すことにした。ヴァン・ショ(ホット・ワイン)のある店が良い。トラムが走る広い通りまで出ると、交差点の角に少し大き目のカフェがあった。ビールサーバーがカウンター越しに見えたので、ここなら大丈夫だろうと入る。
 カウンターに陣取って立ててあったメニューを見るが、ヴァン・ショは見当たらない。すると嫁さんが近くに居た店員のおじさんを呼び、「ヴァン・ショが飲みたい!」とジェスチャー交じりに。飲食店に入った途端に躊躇無い。
 おじさんは「おう!あるぞ!飲むか!?」的な感じで答え、ヴァン・ショを入れてくれた。エスプレッソ・マシンのスチームでワインを温めたのがちょっと面白い。カフェだとこのやり方が普通なのかな。とにかく温かくて甘くて非常に美味い! おじさんにカメラを向けると、肘を付いて眼鏡をズリ下げポーズを取った。
ヴァンヴのカフェ1
ヴァンヴのカフェのおじさん
 すっかり身も心も温まり、蚤の市に戻る。
 店を出てすぐ、狭い(と言うかほぼ無い)前後スペースしか無い縦列駐車から、何度も切り返して出ようとしているルノー・トゥインゴが居たので、フランスらしいなぁ〜と動画を撮っていたら、少しして向こうの女性ドライバーも僕に気づいて車を動かすのを止め、僕の方にスマホを向けて写真だか動画だかを撮り始めた。一瞬まずかったかなぁ〜と撮るのを止めて「あっ、ゴメン」とテヘペロ的なジェスチャーしたら、向こうの女性も笑っていた。…と言う訳で、写真は無い。

 残るジョルジュ・ラフネストル通り側の、100mほどの距離に並んだ青空店舗を歩く。ただ、もう昼過ぎになっていたので徐々に店をたたみ始めていた。
ヴァンヴの蚤の市10
ヴァンヴの蚤の市11
ヴァンヴの蚤の市12

 端まで行って引き返し、最初に見始めた場所まで戻りながらショップをおさらい。ただ、既に店を片付け歩道の路面が増えて来ていた時間帯だったけど。結局戦利品は1ユーロの“徳利”だけだったのは、若干残念感。イタリアの蚤の市に期待して終了。

 さて、腹減った。どこかに移動してランチだ。

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