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結婚5周年記念旅行/本丸コルマールへ

 天気の良かったシュトゥットガルトから、雨のストラスブールに戻って来た。

 レンタカーを返し、昨日も入ったホーム下にある有料トイレに寄ってから、何故か駅舎の端の方にあるチケット売り場に向かう。JRで言う『みどりの窓口』的な。その窓口で買った方が確実なんだろうけど、とりあえず横にある券売機の列に並んでみた。
 3台並んでいる券売機の真ん中には“TER(ローカル線)のチケット”と書いてあるので本当はそこ並ぶべきだったんだろうけど、この時はTERが何であるかを調べてなく、何となく“特急券”的に思えてしまって右側に並んでしまった。まぁ、画面を見れば判るだろう…と。
ストラスブール駅/券売機1
 両サイドの券売機にはどちらも2〜3人の列だったのですぐに順番が回ってくると思っていたら、これがどちらも中々進まない。どうも買う人、買う人、苦戦している様に見え、数分操作した後に結局チケットを買えずに券売機を離れる人がほとんど。どうやらみんな旅行者の様だ。ちなみに券売機には「この端末のインターフェイスで時間を節約できます」的なことが書いてあるのは、自虐ギャクか? いや、確かに1人だけ一瞬で買って行く人が居たから、多分フランス人には便利なんだろう…。
ストラスブール駅/券売機2
 まぁ、そんな流れの中ようやく僕の番が回って来ても、僕がすんなり買えることも無く、結局窓口に並ぶことにした。15〜20分はロスした。しかしこちらの券売機はメトロもそうだけど小銭かカードしか使えないのが不便だ。カードを認識してくれないとなった途端、小銭じゃ足りない…となる。多分偽札対策なんだろうけど。
 まっ、とにかく窓口の方に並び直したら…と言うか、日本の銀行と同じく順番の番号発行機があるので、それを取って待っていたら、結局待ち時間も含めてほんの数分でチケットを買えた。その時点でコルマール行きは出たばかり。次の列車まで30〜40分待つことになったけど、おかげで構内のカフェで落ち着いてエスプレッソを飲める訳だ。うん。
ストラスブール駅/カフェ

 駅カフェでお茶をした後、コルマールへ行くTERが出るホームに向かう通路に向かうと、そこで昨日の午前中にストラスブールの大聖堂の中で会ったベトナム人女性とまた会う。ニコニコしながら近寄って来て多分悪気は何も無いんだろうけど、やはり今日も荷物を何一つ持っていないので、そのあまりにラフ過ぎる雰囲気からちょっと警戒してしまう。もっとも簡単な英語でしか会話が成立しないので、僕達がこれからコルマールに向かうと話し、彼女も数日前にコルマールに居たらしいことを聞いただけで、「Bon Voyage!」と別れて終わった…。小さなバッグ一つ持たず、昨日は教会、今日は駅で何故彼女はウロウロしているのか?…という疑問は解らず終い。
ストラスブール駅/ホーム下通路

 ホームに上がると、既に結構な人が列車を待っていた。一昨日、パリからストラスブールに着いたときは割とそそくさとホームを降りてしまったので、今日は少しホーム風景を撮っていたらほどなくアルザスに向かうTERが入線。降りる人の数もかなり居てごった返す。停車時間はそこそこ長いので慌てなくても乗れるけど、コルマールまで30分ほど掛かるので座りたい。ところが停車した車両のドアの位置が離れてしまって乗り込んだのがほとんど最後の方。席が空いていても二人並んでは無理かなぁ…と思っていたら、一箇所だけ2席並んで開いていた。良かった。
ストラスブール駅/ホーム1
ストラスブール駅/ほーム2
ストラスブール駅/ホーム3
ストラスブール駅/ホーム4

 列車内はこちらのローカル線ではよくあるタイプの片側2人掛けのシートが並ぶもので、デッキが車両の両端にあってドアで仕切られている、JRで言うところの特急列車タイプ。こちらは線路幅が広いんだけど、幅の広さはあまり日本と差を感じないものの、天井の高さが全然高い気がする。
ストラストラスブールからコルマールへのTER車内
 走り出すとすぐ速度を上げる。これがまた「ローカル線」という言葉のイメージからはほど遠い結構なスピード。…なのにほとんど揺れない。TGVが走るのと同じ線路の上を走っている訳だからある意味当然なのかもしれないけど、鉄道技術的な部分は不明。とにかく快適。
 定刻通り、ストラスブールから30分でコルマールに着いた。
コルマール駅に到着したTER
 降り立った場所でTERを見送る頃には、ホームからは人影が無くなっていた。重いスーツケースを抱えながらホームから階段を降りると、通路の反対側にはエレベーターの乗り口。なんだ、あったのね…。
コルマール駅/ホーム1
コルマール駅/ホーム2
コルマール駅/ホーム3
コルマール駅/ホーム4
コルマール駅/ホーム5
コルマール駅/地下通路
コルマール駅/ホーム時計
 駅の玄関を出ると、ストラスブールと比べれば大分こじんまりとしているけど、この辺りの中心地らしい立派な駅舎。但し割と広い駅前ロータリーには趣は無い。
 ここから線路に沿って7〜8分北に歩けば、今日から3泊するホテルがあるはず。
コルマール駅/正面玄関
コルマール駅/駅前ロータリー

 雨は傘が必要なほどは降ってなかった。スーツケースをゴロゴロし、本来登らなくて良かった陸橋用の坂道を登り降りしてしまったものの、真っ直ぐホテルに着いた。
コルマール/ホテル外観
 チェックインして、4階(5階)の部屋に。建物は増築したらしく、エレベーターを降りた目の前の廊下に階段が数段。僕らの部屋はそれを登った奥にあった。
 鍵を開けて部屋に入って驚いた。いや、正確に言えば、あのやたらと広かったシュトゥットガルトのホテルほどは驚かなかったんだけど、3泊で2万円ほどの部屋とは思えない十分な広さと落ち着いた感じ、そしてちょっと可愛らしい雰囲気がある。屋根の傾斜がそのまま反映された屋根裏部屋的な部屋。出窓がいい感じだ。何よりも嬉しかったのは結構広いバスタブがあること。高級感はまるで無いけど、ウォーム系で統一されたインテリアと暗目の照明は温かみがあって一発で気に入った。
 今回の旅で宿の予約は全てBOOKING.comで探して予約したので、紹介ページにある豊富な写真でどんな雰囲気のホテルなのかはある程度予測はつくものの、写りの良い写真を掲載するのは当然の話でもあり、実際に最初に部屋に入ると良くも悪くも「えっ?」と思うことの方が遥かに多い。そんな訳で、今回の旅で一番の目的にしていたアルザス地方巡りのベースキャンプとして、この良い感じの部屋に3泊も滞在できるのはとてもラッキーだ。
コルマール/ホテル部屋1
コルマール/ホテル部屋2
コルマール/ホテル部屋3
コルマール/ホテル部屋4

 スーツケースから荷物を出してこの部屋で過ごす下準備を整え、この旅で初めての洗濯をする。バスルームに持って来た旅行用の洗濯ロープを張り、下着やらTシャツやらを干した。

 午前中にシュトゥットガルトの市場やスーパーで買った食材と、ストラスブールのモノプリで買って飲み残していたアルザス・ワインに手を出してしまう。お腹がちょっと膨らむほど…。ダメだろ、今、食べちゃ…と思いつつ。
コルマールホテル/到着ご飯1
コルマールホテル/到着ご飯2
コルマールホテル/到着ご飯3

 18時前にチェックインして洗濯をし、ワインとつまみを頂きながらダラダラと部屋で過ごしているうちに、19時を過ぎてしまう。到着した時はほとんど降っていなかった雨も、出窓を開けるとそれなりに降っていた。雨の降りを見て、やっぱり今晩は歩き回らず何か買って来て部屋食にしよう…と言うのと、ワインが無くなってしまったので仕入れることにする。ネットで探すとモノプリが比較的近くにあり20時閉店だったので19時半過ぎに部屋を出た。多分徒歩10分掛からない距離。

↓ホテルの前にあった消火栓(だと思う)。ウルトラマン・カラー。胸の前掛け(?)の形がなんとなく“セブン”っぽい。カラータイマーの穴もある。
コルマールのウルトラマン消火栓
↓雨の中の初代トゥインゴ。ベタっとした良い青色。
雨のコルマール/初代トィインゴ

 モノプリの入口の前に着いたのは閉店10分前の19時50分。「ギリギリ間に合った〜」とガラスのドアを開けようとすると、鍵が掛かっていて開かない。「あれ?時間を間違えた?」とドアに書いてある営業時間を見たけど20時閉店と書いてある。でも、店内には店員がまだ居るのに全くこちらを気にしない。「なんで?」としばし悩んだけど、多分こう言う事だ。閉店時間は“出口のドアを閉める“時間。…なので、入口は少し前に施錠…と。もっともそれが閉店の何分前かは分からないけど。まっ、確かにぴったり20時に閉店しようと思えばこれが正解だよな…と思いつつも、きっと開店時間はそんなに正確じゃ無いはずだ…とも思うので、フランス時間を考慮してなかった自分が悪いと諦めるしか無い。

 さて、それはそうと、今晩の夕食はどうしよう。レストランに入れるほどお腹も空いて無いものの、部屋にワインは無いし明日の朝食分として残しておきたいのもある。どこか軽く飲めてつまめる様な都合の良い店は無いだろうか?…と、結局雨の中、旧市街地を歩き廻ることになった。
夜の雨のコルマール1
夜の雨のコルマール2
夜の雨のコルマール3
夜の雨のコルマール4
夜の雨のコルマール5
 街の中はほとんどひと気が無い。この時間だと開いている店も無い。ただ、日曜の夜に雨が降り始めたストラスブールの風景より、なんだか断然雰囲気があって良い感じ。濡れた路面に反射するオレンジ色の灯りがやけに綺麗だ。どこを切り取っても絵になるもんで、やたらとシャッターを切る。雨の夜のコルマールは中々良いじゃないか。傘を持ちながら写真撮るのは面倒だけど。
夜の雨のコルマール6
夜の雨のコルマール7


 ちょっと入ってみたくなるような適当な店も見当たらず…と言うか、ほとんどレストランやカフェ自体を見かけない。少し歩いたところで、スマホで何か近所に無いか検索してみる。そこで見つけたのが、↓『La Soi(セルフ)』という名の店。
コルマールの入れなかった評判のレストラン
 トリップアドバイザーによると、リーズナブルで美味しい郷土料理を出す家庭的な“居酒屋さん”だそうで、地元の人にも人気らしい。「小さな店なのですぐに満席に…」ということだったけど、まぁ、雨だし空いてるかも…と店の前まで来てみたが、「今日はもう入れません」的なフランス語が手書きで書かれたメモがドアのガラスに貼ってあり、カーテンが閉められていた。そのカーテンの隙間からちょっと店内を覗いてみたんだけど、満席で賑わっていてなんだか楽しそう。あぁ、あの中に入りたかった。明日の夜は早めにここに来ることにしよう。…と決めて、再び店探しの雨の散歩を続ける。
夜の雨のコルマール10
夜の雨のコルマール9
 “La Soi”から5〜10分、雨がしとしと降り続ける中を歩いたところで、ちょっと洒落た…と言うか少しゴージャスな…一軒家のレストランが開いているのを見つける↓
夜の雨のコルマール/夕食をとったレストラン
 入り口にあったメニューの横に手書きの紙が貼ってあり、嫁さんによると念願のホワイトアスパラの料理らしい。ただ、ちょっと高い(確か2.5〜3千円くらいだったか…)。市場で安くて新鮮なホワイトアスパラを散々見た後だけに、この一皿の値段が余計に高く感じる。軽く飲めてつまめて…的な感覚で探していたのもあり、他の店をもう少し探すか…と、周辺を一回りしたけもののやはりそれっぽい店は無く、結局ここに戻った。

 店内は広くて清潔感がありトラディショナルな雰囲気、いかにもレストランという感じ。どうやら二回は個室席(宴会用?)になっているらしい。ただ、お客さんは疎ら。
コルマール初日夕食/レストラン1
 席に着くと早速メニューを真剣に読み始める嫁。結局ホワイトアスパラの料理は頼まなかった。まずは泡で乾杯。
コルマール初日夕食/レストラン2
コルマール初日夕食/レストラン3
コルマール初日夕食/レストラン4
 最初は人参のポタージュ。美味そうに撮れる写真に見えるけど、実はこれかかなり塩っぱかった。
コルマール初日夕食/レストラン5
 メインはシュークルートにした。ドイツ語でザワークラウト。ギャルソンのおじさんが、テーブルの側にあった台の上で温めた後に取り分けてくれる。美味そうに見えたんだけどこれも結構塩っぱい。肉体労働者向けレストランか?
コルマール初日夕食/レストラン6
 元々お腹がそれほど空いて無かったのもあったし塩っぱいのもあり、料理はこの程度で終えてワインを泡と白でグラス2杯飲んだだけで店を出た。

 外に出るとまだ雨は降り続いていたので、足早にホテルに戻り…例のごとく即落ち。旅行5日目、現地4日目終了。


続く

■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
15.青空市場と屋内市場
14.ドイツなのに…!?
13.結婚“腕輪”の故郷訪問
12.モノプリと大聖堂
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
たまに行く旅行のこと。 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

結婚5周年記念旅行/青空市場と屋内市場

 前日の夜、なんとかビールとソーセージにありつき、今日の午前中は市場をぶらりと歩き昼にはストラスブールに戻る。

 朝、目が覚めたら、カーテンの隙間からはかなり光が漏れていて結構明るくなっている。眠い目を擦りながら窓を開けると外は晴天だった。今日の午後は雨予報なんだけど。時間はまだ7時頃で、ホテルの目の前の通りに人影は少ない。
シュトゥットガルト/朝
シュトゥットガルト/朝のホテル前の通り

 すっかりルーティーンになった朝のシャワーを済ませた後、今回唯一のドイツでの朝食は、全て昨日“フランスの”ストラスブールで買ったものになってしまった。これすら食べ切れる量では無いんだけど、昨日のショッピングモール内スーパーで見たショーケースの中身を思い出しつつ。
シュトゥットガルト/ホテルの部屋でのモーニング

 今日は16時までにストラスブールに戻り、レンタカーを返さないといけない。昨日、プフォルツハイムに寄ったので直行した場合の時間は微妙に読めないけど、一応安全圏を取って12時過ぎには出発したい。4時間も掛からないだろうとは思うものの。午前中の予定は、常設市場を見て、多分、昨日見たセレクトショップで靴を買う。3時間もあれば十分だと思うけど、一応早めを意識しよう。
 ということで、朝食後早々にパッキングして、スーツケースをフロントに預けてチェックアウトした。確か9時頃。

 旅行前に調べて出てきたのは「マルクトハレ(市場ホール)」という名の場所。1914年から営業しているらしい屋内市場だそうで。ホテルからは歩いて10分も掛からずに着く距離のはず。
 GoogleMapを見ながら市場の方に歩いている途中、古い教会の大きな時計のある塔の下で、フランスから来たと言う4人組の若い女の子達に声を掛けられる。4人のうち一人が英語を一番話せるらしく、その彼女が周りの娘達と相談しながら(多分、他の言い回しが無いかを)僕らに話しかけるのだけど、最初はどうも意味が分からず、単に写真を撮って欲しいと頼まれているのかと思いながら何度か聞き返していたら、彼女達の自撮りに一緒に写って欲しいということだった。いろんな国の人と一緒に写る…と言うのが学校の課題らしい。勿論快く了承。初めて“自撮り棒”を持った人と一緒に写った。
 そのあとに、じゃぁ…と、僕も旅日記用に彼女達の写真を撮らせて貰う(一応、顔は伏せておこう。服装で判ると思うけど一番右が嫁さん)。
シュトゥットガルト/街中自撮り記念撮影のフランスから来た女の娘達
シュトゥットガルト/フランスから来た娘達と出会ったところの塔

 自撮り記念撮影を終えて、その先にある広場に出ると、こじんまりとした青空市場が開かれていた。平日なので朝市は期待して無かったから嬉しい偶然。早速寄り道して物色。
シュトゥットガルト/青空市場1
シュトゥットガルト/青空市場2
シュトゥットガルト/青空市場3
シュトゥットガルト/青空市場4
 パリの青空市場のところでも書いたけど、ここでもとにかく羨ましいのは↓コレ。少し痛んだ穂先だけの山、1kgたったの2ユーロだって。できることなら日本に持って帰りたい…。
シュトゥットガルト/青空市場/アスパラ
 さっきホテルの部屋で朝飯を食べたばかりなのに、パン屋を発見してついつい…。
シュトゥットガルト/青空市場/パン屋
シュトゥットガルト/青空市場5
シュトゥットガルト/青空市場6
 甘そうなパンを買った後、屋台のコーヒー屋さんを発見。自転車とリヤカーの荷台が一体化したようなデザイン。売っているおじさんも含めてかなりお洒落。立派なエスプレッソ・マシンが搭載されている。
シュトゥットガルト/青空市場/屋台珈琲1
シュトゥットガルト/青空市場/屋台珈琲2
シュトゥットガルト/青空市場/屋台珈琲3
 と言う訳で、広場の真ん中の銅像の台の淵に腰かけ、早速午前中のおやつ。ただ、エスプレッソ・ドッピオ(ダブル)を頼んだら、ちょっと薄くてあんまり美味しく無かったのが残念…。ドイツの人はこういうのが好みなのか、それともこの店の個性なのかは不明。
シュトゥットガルト/青空市場/パンと珈琲

 ↓こういうの、日本の保育園でも時々見たことがあるけど、手作り感溢れるものしか見たこと無かった。でも、こっちのヤツは、多分製品化されているんだろうなぁ〜というものだった。
シュトゥットガルト/青空市場で保育園の先生と子供達

 おやつを食べている横で、男の子が二人でふざけていたのを撮っていたら、一人がちょっと照れてフレームアウトしたんだけど↓…
シュトゥットガルト/青空市場で遊ぶ男の子1
…残ったもう一人が、↓このポーズのままシャッター切り終わるまで静止した。
シュトゥットガルト/青空市場で遊ぶ男の子2

 さて、それじゃぁそろそろ“マルクトハル”に行くか…と歩き始めたところに、またランドローバー・ディフェンダー。既視感が…。あっ、昨日のストラスブールの駅前だった。こっちは広告的に置いてある訳じゃ無さそうだ。“使用中”という感じ。
シュトゥットガルト/ランドローバー・ディフェンダー

 マルクトハルの手前にあったチョコレート屋さんのディスプレイに並んでいたチョコ。…って言うか、これってやっぱりゴキ…? 違う?
シュトゥットガルト/ゴキブリチョコレート

 マルクトハルの外側のファサード。良い雰囲気だ。
シュトゥットガルト/マルクトハル/外側ファサード
 マルクトハルの中に入るとこんな感じ。
シュトゥットガルト/マルクトハル/内部全景
 入ってすぐ横にあった(ちなみに入口は何箇所もある)お惣菜屋で、とりあえず今晩様のおかずを買っておいた。コルマールは大雨の予報だったので、外に出なかった場合の…。
シュトゥットガルト/マルクトハル/総菜屋1
シュトゥットガルト/マルクトハル/総菜屋2
 体育館の様な広さの建物の1階は、5本の通路にショップのブースが並んでいる。両サイドの通路は2階の回廊の下になるので少し薄暗いのだけど、上から下がったランプがレトロでちょっと良い感じ。
シュトゥットガルト/マルクトハル1
シュトゥットガルト/マルクトハル2
シュトゥットガルト/マルクトハル3
シュトゥットガルト/マルクトハル4
シュトゥットガルト/マルクトハル5
シュトゥットガルト/マルクトハル6
 看板もレトロ。
シュトゥットガルト/マルクトハル7
シュトゥットガルト/マルクトハル8
 ↓イチジクが食パンの様な四角い形に固められて切り売りしていた。安いので買ってみる。
シュトゥットガルト/マルクトハル/イチジク
シュトゥットガルト/マルクトハル9
 天井が高い方の通路のランプは、ちょっとモダンなもの。
シュトゥットガルト/マルクトハル10
シュトゥットガルト/マルクトハル11
シュトゥットガルト/マルクトハル12
 ↓この、やけに巨大なプリン形状のパテ(?)的な食べ物、アチコチでいろんな種類が売っていたんだけど、何だろう?
シュトゥットガルト/マルクトハル13
 という感じの“マルクトハル”。2階の回廊には、雑貨屋さんなんかが並んでいるらしかったのだけど、あまり時間が無かったのと、嫁さんがそれほど興味を示さなかったので、上がらずにマルクトハルを後にした。

 で、入ってきた方とは逆側の出入り口から外に出ると、かなり広い広場があり、そこではさっきの場所よりずっと大きな青空市場が。こちらの方が全然賑わってはいたけど、どうも野菜中心の様でもあり、ちょっと見る気力も失せていたので、軽くチラ見に留めた。
シュトゥットガルト/大きな広場の青空市場1
シュトゥットガルト/大きな広場の青空市場2
シュトゥットガルト/大きな広場の青空市場3

 早々にその青空市場の広場抜けると、お肉屋さんの中に何やらファーストフードを売るコーナーが。数人の列が消えない程度に人がひっきりなしに来ては、その場で食べている。…のを見ていたら、僕らも食べてみたくなった。まだ午前中なのに、これで3回目の食事。
 カウンターで、幾つかの種類のパンと温めてある二種類のハム的なお肉を選び、切ってパンに挟んで貰い、自分でケチャップとカラシを塗って食べるシステム。まぁ、割と想像通りの味だったけど、(多分)地元の人のファーストフードを経験。
シュトゥットガルト/肉屋のファーストフード1
シュトゥットガルト/肉屋のファーストフード2
シュトゥットガルト/肉屋のファーストフード3
シュトゥットガルト/肉屋のファーストフード3

 欧州ではよく見る、やたらと背が高く、その高い位置で水平に伸びるクレーン。
DSCF6681.jpg

 昨日のセレクトショップに寄り、再び結構迷った結果、安い方でそこそこ気に入った靴を買った。靴に貼ってあったシールの表示を見ると、それなりに防水性もある様に見えたし。現地価格で32ユーロ。約4,100円だった。これでとりあえず今晩雨でも大丈夫だろう。ひとつ少しだけ引っ掛かっていた旅の懸案が消えた。
DSCF6824.jpg
DSCF6823.jpg

 そろそろシュトゥットガルトを出発する時間が迫ってきたので、ホテルに戻って預けていたスーツケースを受け取り、ショッピング・モール地下の駐車場に向かう。
 モール内は火曜日の昼だと言うのに、結構人で賑わっていた。吹き抜けのある広いエリアのベンチだったり、ベンチじゃ無くても座れそうなところは、この時間帯からもう休憩タイムなのか、結構座っている人が多い。
DSCF6682.jpg

 この先、ストラスブールまで写真は一枚も撮って無い。…ので文章のみ。

 一旦地下駐車場の車にスーツケースを乗せて再び上階に戻り、昨日入ったスーパーの巨大なショーケースがある売り場に。ストラスブールに戻る途中で車の中で食べる昼食用と今晩のつまみ用に、少しだけでも念願のこの売り場で…と。ほんの少しずつで申し訳なかったけど、3〜4種切り売りして貰った。
 スーパー出口横のパン屋でパンとコーヒーも買って、車内昼飯対策はバッチリ。地下駐車場に戻る。

 まずは車内でGoogleMapのルート案内をストラスブールまで設定し(途中で切れるのを覚悟で使ってみることにした)、料金16ユーロを自動支払機で出庫前に支払い、シュトゥットガルトを出発する。12時過ぎ頃だった。
 地下から上がり、来た時の道を逆の方に進む。昨日は行き先を探しながら走っていたのと、トンネルを抜けた後ろ側の風景だったので気付かなかったけど、街の中心から少し南に外れた岡の麓辺りには古い石造りらしき建物がいくつも目に入る。ほとんど全てが新しく変わってしまったのは、中心地区だけだったのかもしれない。もう少し周りを見れば良かったかな…と、ほんの少しだけ後ろ髪を引かれつつ、昨日通ってきた長いトンネルに入って街を抜ける。多分今後の人生でシュトゥットガルトを再訪することは無いだろうなぁ〜と思いつつ。

 シュトゥットガルトを出て程なくしてからあんなに青かった空は、これから進む西の空ほどみるみるどんよりとした雲が広が、プフォルツハイムを通り過ぎる頃には雨が降り始めた。降ったり止んだりを繰り返しつつ概ね70%の時間帯は雨という帰り道。

 イモトのモバイルW-FIの電源を入れっ放しにし、iPhoneでGoogleMpaのルート案内をカーナビ代わりに走る続けたのだけど、結局ストラスブールまで一度も切れることなくGoogleさんは働き続けた。欧州ではWi-Fiが田舎だろうと国境を越えようと高速道路の速度だろうとどこでも入るんだなぁ〜なんてちょっと驚いていたんだけど、それは僕の完全な勘違いで、こういうモバイルWi-Fiルーターというヤツはこちらの携帯キャリア電波を拾い、電話回線をネット回線として利用するものだったらしい。Wi-FiはスマホやPCに接続する部分だけの話だった。てっきりポケットWi-Fi的なものだと思い込んでいた。
 ということで、2日後くらいに日本のサービスからメールが届いた。1日の総パケット量が多すぎる…と、現地のキャリアから連絡が入ったとのこと。上限超えると繋がらなくなる可能性があるらしい。結局、大量にパケット使ったのはこの時だけだったので問題無かったけど。

 ライン川(国境)を再び超えてフランスに戻ってから、高速道路のインターが工事中で通れないので、一旦逆方向に進んでひとつ先のインターでUターンして戻って来るように…という、日本では考えられない様なパターンに出くわした。…ので、最初は案内の立て看板の通りに進んで行ったら方向が逆になったのだけど(GoogleMapですぐにルートを外れたのが解る)、一体どこの分岐点で間違えたんだろうか?と悩んでしまった(看板のフランス語が読めなかったので、状況を理解できなかった)。
 状況を把握できたは、そのひとつ先のインターも同じ状況でUターンできず更に逆方向に進むしか無くなったとき。僕の前を走る車2〜3台も少し迷い気味に走っているのが解り、そんな周りの様子から「あぁ、なるほど」とようやく…。高速は無料だったので料金的な問題は発生しないものの(だからこういう扱いだったのかもしれない)、この“迂回”のさせ方はダイナミックだ…。

 16時がレンタカーの返却時間で、ストラスブールのインターを降りたのは15時過ぎだった。余裕で着いたな…と思っていたら、その後、ガソリンスタンドに寄り、満タンにして、駐車場に車を停め、スーツケースに荷物をまとめて、駅横のAVISの窓口にキーを返したとには、すでにほぼ16時になっていた。ギリギリ。まぁ、少しくらい過ぎても特に問題無かっただろうけど。

 1泊だけのドイツ・ドライブ旅行は、これにて無事終了。


続く

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14.ドイツなのに…!?
13.結婚“腕輪”の故郷訪問
12.モノプリと大聖堂
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
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トラットリアの外看板を作った。

 まだまだ先は長い旅行記の途中、また差し込み記事。

 実はその旅行(4月前半)を挟んで、地元のイタリアンの看板を頼まれて手作りした。夫婦二人でずっと常連客として通っていた店で、店の二人(シェフとソムリエ)とも親しくしていた結果、5月からは嫁さんがパティシエとして働き始めた場所。
 もっとも(今のところ)看板作りは生業では無いので、材料費と外注費、それと少し揃えた道具類に掛かった費用以外は貰わない代わりに、納期は未定で自由にやらせて貰った結果、結構良いのが出来た。…ので、その話。

 いつもの様にカウンターで呑んでいるときに最初シェフから看板の話が出たのは、確か1月頃だった気がする(去年の暮れだったかも)。それから右葉曲折が少しあった後、鉄製のフレームだけオリジナルで作ってもらったので、それを正式に発注したのは3月中頃だったか(これはアッと言う間に出来た)。
 看板全体のデザインは当初もう少し曲線的だったんだけどなるべく低予算で…ということもあり、フレームは直線的かつシンプルに変更。こんな感じにしよう…と説明しながら書いたスケッチ↓
初期スケッチ
 で、看板部分は木製で…というのが初期からのシェフとの合意事項だったので、やったこと無いけど手で掘ってみることにした。あまり細かい部分があると掘るの大変そうだなぁ〜と思いながら、「一見してワインを出すイタリアンと判るデザイン」というオーダーに応えたもの。正式なロゴが無いので時間があればそれもデザインしようかと思ったけど、ロゴが出来上がるのを待っていると先が長くなりそうなので(まぁ、いずれ)、trattoriaと店名の『LaCutalin』はフォントを少し弄っただけ。なるべく掘りやすそうで、木製の看板に合いそうな温かみのあるカタチに。
 シェフにデザインを見せるのにPhotoshopでささっとそれっぽく作ったんだけど、実際に出来た看板の方が味があって数倍良い(笑)↓
クッタリーナ看板/デザイン画
 …という感じでとりあえずデザインは決まったものの、旅行の準備やらその間の仕事の前倒しなんかで3月は終わって旅行に突入、4月半ばまで作業は1mmも進まず…。結局、看板の板を作り始めたのは4月下旬になってしまった。

 まず、ベースとなる板のサイズは550mm × 600mm(横×縦)。このサイズの一枚板を買うと高くつくので、近所のホームセンターで幅200mmの安いラワン材を横に三枚繋いだ。今回の看板は片面だけなので、裏側にベニヤ板を充てて耐水性の木工用ボンドと木ネジで止めている。
 その板に、プリントアウトしたデザインのアウトラインをトレースした。
クッタリーナ看板/デザインをトレース
 続いて、色を塗るワインボトルとグラスの周りだけ残し、全体を漕いウォールナット色の水性ニスを、とりあえず3回重ね塗り。
クッタリーナ看板/水性ニス塗り

 さて、木工作業…しかも“掘る”という行為は、多分、中学生(もしかすると小学生)の頃に彫刻刀を触ったのが最後だ。で、その35年以上も前の記憶を思い出しても、それはちょっと気が遠くなる作業になる気がしたので、最後の仕上げは手でやるとしても、大まかな作業は電動ドリルの木工用ビットで削れるんじゃないだろうか?…という想像だけで、まずはドリルとビットを用意。後で思えばネットで調べれば良かったのだけど、何故かドリルで削れると思い込んだ。
 そして、騒音も出るだろうし休みの昼間に作業をし始めたところ、これがまた偉い音が出る割には驚くほど削れない…。何日か作業してみたものの、これはもしかすると彫刻刀で手で掘った方が早いんじゃ無いかと思い、とりあえず100円ショップで彫刻刀セットを買って来たのだけど、これがまたクソで全く掘れない。試しに研いでみたんだけど速攻で歯先がこぼれる。まるでイミテーションの刀か?という凄い商品。まぁ、100円で彫刻刀セットを買おうとする方もどうかしてるんだけど、今後彫刻刀を使うことがあるとは思えなかったので渋ってしまった…。
クッタリーナ看板/ドリルで削り始める

 写真無いんだけど、結局『電動彫刻刀』というものを買った。“世界のリョービ”製。amazonで購入したんだけど作業中の動画もあって、これが予想外に振動も無く「スゥ〜」っと切れて行く(木材の硬さにもよる)。もっと『ガガガが!』と振動があるもんだと思っていたのと、値段も意外に手頃だったので即購入。最初に調べておけば良かった。まぁ、どちらかと言えばドリルの方が普段使い出があるんで、前から欲しかったんだけど。

 と言う訳で、格段に作業効率は上がった。とは言えやっぱり早々簡単に出来上がるものでも無いし、最後の仕上げはもとより細かいところは最初から彫刻刀(結局3千円くらいのを買った。気持ち良いくらい綺麗に掘れる)で手で掘ったので、結局全て掘り終えるのに150時間くらい使ったと思う。とにかく掘った面を平らに仕上げるのが大変だった。
 掘っている途中の写真は撮ってないので、全て掘り終えた後にイタリアン・トリコロールの緑/赤を塗ったところ↓
クッタリーナ看板/掘りと色入れ終了。
 (看板が出来た頃カメラが壊れて修理中だったので、iPhone写真で少し画質が悪い)

 色を載せた部分のみ少しペーパーで荒らしてエイジング感を出し、全体に透明なニスを3〜4回塗り重ねた。勿論腐食防止のため。これで実際にはエイジングはほとんどしないはず。木の風合いは減るけど外看板だし。

 さて、フレームに吊り下げて出来たところ(フレームはシェフが作業を一緒にやりたいと言っていたのと、少しでも安く上げるため未塗装で上げて貰ってたのに放置してあったので、結局嫁さんがペンキを塗って仕上げた)。当初は目指していた訳じゃ無かったけど、常連さんだけ呼んだお店の2周年記念パーティーがあったので、その時にお披露目した。最後はギリギリだったけど。
クッタリーナ看板/出来上がり1
クッタリーナ看板/出来上がり2
クッタリーナ看板/出来上がり3
クッタリーナ看板/出来上がり4
 看板上につけたレトロ街灯風の電灯は、ネットで探したもの。クリアな裸電球だけど実はこれでもLED。
クッタリーナ看板/LED電球1
クッタリーナ看板/レトロ街灯
クッタリーナ看板/LED電球2
 裏側は何もなし。ニスを塗ってるのと画質が悪いので解りにくいけど、単なるベニア面。下に空瓶を入れたワインケースを置いて、雰囲気作りと風などで倒れない様に重石に。
クッタリーナ看板/裏側
 という訳で、お披露目の時だけ地下の入り口横に置いた。隣の防炎扉のポスカ絵も僕が描いたもの。
クッタリーナ看板/出来上がり・2周年記念でお披露目

 で、ちょうど看板を外に置いて4週間(2016年7月9日現在)が経ったところ。勿論看板の効果を測れる訳でも無いんだけど、どうもこの1か月で週末に新規のお客様が増えているらしい。5月下旬に地元のマルシェのイベントがあり、そこでの露出の影響もかなりあると思うのでなんとも言えないけど、作った僕のひいき目だと思うものの、今までも置いてあった黒板やOPENの看板、そして巨大なワイン樽(の上に店舗名を描いたボード)が並んでいたときと比べて、看板の緑と赤が目に入って一見してそこにワインバーやイタリアンがあるイメージに感じる。
クッタリーナ看板/外に置いた様子1
クッタリーナ看板/外に置いた様子2
クッタリーナ看板/外に置いた様子3
クッタリーナ看板/外に置いた様子4
クッタリーナ看板/外に置いた様子5

 もう一度書こう。結構良いのが出来たんじゃないの〜。


 あっ、そうだ。スケッチにある様に外灯の根元に鈴(風鈴?)を付けねば…。
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結婚5周年記念旅行/ドイツなのに…!?

 ようやくドイツに着き、周辺の散策と夕食。

 今回のフランス行きを決めて旅程を考えていたとき、Icker社のあるプフォルツハイムにレンタカーで寄ることは早々に決めていたんだけど、特に他に周辺のドイツの街には興味が無かったので、そのままプフォルツハイムに泊まるかストラスブールに引き返すかどちらかくらいしか考えて無かった。
 ただ、Icker社の前まで来てそのまま何事も無く帰る可能性もある訳で(実際そうなったけど…)、やはりドイツで一泊して夜は本場のビールとソーセージを食すのも良いだろうということになり、小さな町より大きな街の方が夜の店も選べるだろう…と、プフォルツハイムから一番近い大都市、シュトゥットガルトに一泊することに。
 で、調べてみると街の中心には歴史のある常設市場があったり、郊外にはポルシェやベンツ(の本社がある)の博物館や、ル・コルヴュジェのデザインした建物もあるので、そこをに寄るのも良いかな…と。結局そんな時間は無かったけど。

 宿の場所は、その常設市場へ歩いて行けるところで探した。車が停められる条件の中で、できるだけ安い部屋を探した結果が今日の宿だ。1泊約¥8,900-。ダブルルームなので二人でこの価格だから、欧州の都市部としてはかなりリーズナブルだと思う。多分。最も「駐車場近隣」とあったのは実はショッピングモールの駐車場で、駐車料金が一晩で16ユーロ(約2千円)取られたのは想定外だったけど。駐車料金としては安いとは思うものの宿代と思うと…。

 という訳で、この旅行3つ目のホテルにチェックインする。とても良い笑顔と柔らかな口調で聞き取りやすい英語を話すフロントマンが対応してくれた。鍵を受け取りエレベーターで2階(3階)の部屋に上がる。
 3階のエレベーター・ホールは少し広めでモダンなデザインの階段があり、横の一面ガラスの大きな窓から光が入りとても明るく清潔感がある。そこを抜けて真っ直ぐ進んだ一番奥の突き当たりの角部屋だった。
シュトゥットガルトのホテル/エレベーター・ホール
 で、鍵を開けて部屋に入って驚いた。広い。広過ぎる。少なくとも欧州都市部の1泊9千円そこそこの部屋からは、ちょっと想像出来ない広さ。ダブルの部屋で予約したんだけど、もう一つシングルベットが別にあるし。それに広いだけじゃ無い。全ての設備が新しく綺麗で清潔だし、デザインもモダンで明るい部屋だけど落ち着いた感じ。
シュトゥットガルトのホテル/部屋1
シュトゥットガルトのホテル/部屋2
 バスルームのドアを開けて更に驚く。部屋の広さは、まぁ、良いとして、バスルームこそ広過ぎる。多分六畳間近い広さはあるんじゃないだろうか。洗面台が二人分並んであるのは、ちょっとアッパークラスのホテルに泊まっている様な贅沢な感じだ(こんなの初めて見たけど)。ただ、なぜこの広さでバスタブが無くシャワーだけなんだろう? かなり解せない。
シュトゥットガルトのホテル/部屋3
シュトゥットガルトのホテル/部屋4
 とにかく、この部屋はかなり気に入った。…が故に、この先泊まるホテルがここより立派なはずは無いのも容易に想像が付く、旅の前半で余計な贅沢を味わってしまうなぁ〜という妙な心配もふつふつと。貧乏性だ。
シュトゥットガルトのホテル/部屋5

 荷解きして1時間ほど一息した後、シュトゥットガルトの街に散策に出る。0階に降り、さっきの感じの良いフロントマンに鍵を渡して外に出た。
 前回の最後の方で書いた様に、ホテルの目の前の道は歩行者専用路で様々な店舗が並ぶ繁華街だ。ちょっと東新宿のアルタの裏あたりのイメージ。車を地下駐車場に駐めたショッピングモールも、ホテルから50mほどのところにある。まずはそこの食品売り場に行ってみようということになり、歩き始める。

 ショッピングモールの入り口まで来たところで、道を挟んだ向かい側に「1ユーロショップ」の看板。日本で言う100円ショップ的な店がこっちにもあるんだなぁ…と、ちょっと入ってみる。
 店内の雰囲気は正しく100円ショップで、もしかすると日本のシステムをそのまま持って来たかな? 逆かもしれないけど。で、売ってるモノ自体のジャンルはそれほど違いは無かったのだけど(100円や1ユーロで売れるものにそれほど差は無いだろうし)、1つ面白いものがあった。(多分)女性用の下着のパンツ。超巨大。ゲルマン民族は部屋もパンツもデカい。
シュトゥットガルトの1ユーロショップ1
シュトゥットガルトの1ユーロショップ2

 1ユーロショップはそんなところですぐに飽き、向かいのショッピングモールの地下の食品売り場に向かう。月曜のまだ夕方早めの時間だったけど、既に買い物客で結構賑わっていた。
 地下にスーパーが2軒が並んでいた。まずは少し売り場が狭い“普通のスーパー”的な方に入ってみる。モノプリもそうだったっけど、こちらのスーパーの食品売り場は入口にはゲートがあり(勿論出口はレジ)、何か買わない限り出られないんじゃないか?というプレッシャーを感じる造りになっている。買うか買わないかは店に入らないと分からないんだけど、まぁ、買わずに出れないならミネラルウォーターでも買えば良いか…と、ゲートを通る。
 結果、その店は本当に安売り量販店的なスーパーらしく、売っているモノほとんどがパッケージ買いさせる様な陳列だった。例えば2リットルだったかのペットボトル10本がまとめて売られている様な感じで、どの商品も割とそんな感じ。単品でも買えるんだけど。つまり売ってるモノがあんまり面白くなくて(1ユーロショップ的)、何も持たずレジ横の入口のゲートの方に行ってみる。人が入って来てゲートが開いたらそこから出よう…ということだ。何の問題も無かった。多分。

 そのまま隣の広い売り場のスーパーの方へ。こちらも同じく入口のゲートを通る。こちらのスーパーは入口から入った瞬間にテンションが上がる感じの雰囲気。いきなり新鮮な果物や野菜が並び、量り売りしているシステム。なんとサラダバーまであった。
シュトゥットガルトのモール内スーパー1
シュトゥットガルトのモール内スーパー2
シュトゥットガルトのモール内スーパー3
 野菜売り場を抜けると横幅20mはありそうなガラスケースがあり、切り売り専用のソーセージやハムやサラミ、チーズ類など多種多様の“ヨダレモノ加工食品”が大量並んでいる。なんて幸せな売り場だ。ドイツはフランスに比べて食べ物に無頓着なイメージがあったので、スーパーの売り場にもあまり期待して無かったけど、ここは凄い。
 もっとも今日の午前中にストラスブールのモノプリで結構いろいろと買ってしまったので、ここで更に何かを買っても喰えないと思われ、端から端までガラスケースに鼻を擦り付ける様に眺めていたら店員さんが話し掛けてきたけど(当たり前だ)、「ごめんなさい、見てるだけです」と言うしか無く、心で涙を流しながら売り場を後にする。
 結局、その他の売り場はスパイスやら缶詰のコーナーで少し盛り上がったものの、僕らの定番ガス入りの水だけ買って、今度はレジを通って店を出た。
シュトゥットガルトのモール内スーパー4
シュトゥットガルトのモール内スーパー5
シュトゥットガルトのモール内スーパー6
シュトゥットガルトのモールのスーパー7
シュトゥットガルトのモールのスーパー8
シュトゥットガルトのモールのスーパー9

 さて、ビールとソーセージの店を探して入るにはまだ少し早かったので、靴を売っているところを探しつつ街を歩くことにした。
 明日以降の週間予報には幾つか雨マークが付いているし、特に明日の夕方、アルザス地方の中心地“コルマール”入り頃からは豪雨の予報。土砂降りならチェックイン後に外出しないと思うけど、駅からホテルまでの間でも出来ればもうコンビニ袋は履きたく無いし、一応革の靴を何度もズブ濡れにするのもなぁ…と。

 ホテル前の通りは、多分シュトゥットガルトの目抜き通り的な道なんだろう、歩けども歩けども…という感じで近代的な建物と路面店が続く。欧州の古い都市の中心とは思えないほど通りの街並みは近代的。いかにも欧州の石造りの…という趣は全く無い。フランスに近いこの辺りは、もしかすると第二次大戦中に相当な戦災を受け、古い建物が少ないのかもしれない。想像だけど。
シュトゥットガルトの歩行者専用のショップ通り
 途中、日本で言えばABCマートの様なシューズ専門ショップを何軒か見る。…が、そのままの価格で日本でも売ってそうなものばかり。わざわざここドイツで買わなくても…とは思うものの、逆に普段使い続けるものだからそれもありか…と、迷う。
 目抜き通りを少し逸れて裏通りに適当に入ってみると、『SALE』の文字が沢山張られているガラス張りのショップが目に入る(ドイツでもSALEって使うんだな)。モダンでカジュアルな感じのセレクトショップ。広めの店内の真ん中には、セール品らしき靴箱が綺麗に積み上げられていた。
 「グーテンターク!(時間的にはグーテンアーベントだけど、この時点では知らず)」と店に入ると若い男性の店員さんもニッコリ。店内には40〜60%OFF辺りの札があちこちに。服も少し物色しつつ、目当ての積み上げられた靴の箱の側に行くと、パッと見は結構好みに近いものが多い印象。
 で、幾つか試し履きしているうちに「どうせ買うなら…」と高いのを選びそうになったものの、本来(まだ)靴は買う必要は無いし…と、なんとか堪えた。そもそも旅行で出費が嵩んでいる訳だし。
 とは言え、旅行中この先足が濡れない靴はやっぱり欲しいので、もし一晩寝てまだこの店が気になる様なら、明日の午前中にまた来て安い方を再検討しよう…と店を出た。

 さて…と、買い物心も一旦納まったし、そろそろビールとソーセージの時間帯だな。と、今度はそれっぽいパブかレストランが無いか?という方向に目を向けつつ歩いていると、いかにも昔の街中の広場…という雰囲気のところに出た。
シュトゥットガルト/散策1
シュトゥットガルト/散策2
シュトゥットガルト/散策3
 広場の真ん中には何やら下側が水飲み場(今は使われてない?)になっている豚の銅像。広場を囲む様に数店のカフェとかバール(この手の店はドイツで何て言うんだろう?)っぽい店やレストランが。しかし、どこも表側にはドイツ語表記のメニューしか出てなく、ビールはともかくソーセージの料理があるかどうかが分からない。いかにもビアパプ!という店が無いかと歩くんだけど、どうもピンと来ないまま暫くウロウロする。もしかすると何軒も見過ごして歩いているかも…だけど。
シュトゥットガルト/散策4
シュトゥットガルト/散策5
 30〜40分くらい、ホテルからあまり離れない様に歩いたけど、やはりそれっぽい店が見当たらなかったので、さっきの広場に戻り、数店あったうちの一つを選び外のテーブルに座った。まぁ、ビールがある店ならソーセージもあるだろう…という感じで。とりあえずビールが「Bier」だと言うことはすぐに分かったので、まず一杯注文。喉が渇いた。
シュトゥットガルト/ビール
 この店にも英語のメニューは無かったので、ソーセージの単語(wurst)を調べてメニューに無いかを探す。…が、見当たらない。そこでiPhoneに『wurst』を大きく表示し、注文を取りに来たウェイターに見せて英語で「これが欲しいんだけど…」とか言ってみる。が、どうも無いらしい。こちらとしては、ドイツだし、ビールがあるし、ソーセージも当然…とばかり思っていたので、きっと『wurst』と見せてI want to…と言えば、「あぁ…」ってな感じでメニューのどこかを指差してくれるとばかり思っていたので、ちょっと驚いてしまった。勝手な期待だけど。
シュトゥットガルト/パブ外席1
シュトゥットガルト/パブ外席2
 困った。ドイツ泊は今晩だけだ。ソーセージ料理を喰わずには帰れない。これ一杯飲んだら他の店を探して行くしか無い。ただ、今ビールを飲み始めてしまったばかりに、やっぱり何かつまみが欲しくなる。で、嫁さんがドイツ語の単語でもフランス語と素材名のスペルは似ているんじゃ無いかとメニューとにらめっこ。すると「これ、なんの料理だろう?」と指差したのが「Pommes」という単語。pommeはフランス語でリンゴの意味なんだけど、メニューの並びから想像するにリンゴじゃ無いと思われ、早速iPhoneで検索。するとなんとPommesはフライドポテトのことらしい。ドイツ語ではフランス語のリンゴと同じスペルでフライドポテト(ちなみにジャガイモはKartoffelらしい)と言うのかぁ〜という驚きとともに、とりあえず注文。
 実はドイツ語のフライドポテト「Pommes(ポメス)」は、フランス語のフライドポテト「Pommes frites(ポム フリ)」をドイツ語読みした上に略して定着したものらしい。となると、フランス語でもなんでリンゴを揚げるとフライドポテトになるんだろう?と思って調べると、ジャガイモのことををフランス語で「Pomme de terre(大地のリンゴ)」と言うそうで、なので本来「Pomme de terre frit(揚げたジャガイモ)」となる文章が縮まってしまい「Pommes frites」になったのでは、という話だ。じゃぁ、なんでジャガイモを「大地のリンゴ」と言うのかという話は…長くなるので興味ある人は調べてください。
 しかし、てっきりフランスではフレンチフライと言うんだと思ってたけど、Frenchもfryも英語だ。じゃぁ、日本で言うフライドポテトは?と言うと、和製英語らしい。英語でも意味は通じるものの、そのまま「揚げたジャガイモ」という調理法の説明になってしまうらしい。へぇ〜。
シュトゥットガルト/ポメス(フライドポテト)

 そんな感じで、ビール一杯と「ポメス」を平らげる間に次の店を探し、“トリップアドバイザー”に出てきた地元の郷土料理を出すという店に行くことにした。白ソーセージが有名らしい。
シュトゥットガルト/広場の空
シュトゥットガルト/広場

10〜15分くらいだろうか、ゆっくりと歩いている間にすっかり暗くなった。店の場所はGoogleMapと看板ですぐに分かる。
シュトゥットガルト/郷土料理レストラン
 建物の1階(2階)にあるその店に入ると、まだ週が明けたばかりの月曜の夜のせいか、結構空いている。店内の明かりもかなり暗いので、もう閉店時間?と一瞬思ってしまったくらいで。ただ、店内の奥にはそれなりにお客が居るようで、飲み楽しんでいる声が聞こえる。
シュトゥットガルト/郷土料理の店1
シュトゥットガルト/郷土料理の店2
 1軒目の店もそうだったけど、ビールは安心して飲める。ここでも美味しい(最もドイツならどこでも売ってるヤツを知らずに選んでるかも)。
 さて、この店お勧めの「白ソーセージ」の料理はメニューを見てもどれだか分からなかったので、いかにもドイツ人のおばちゃんという感じの恰幅のいい女将的な人に(かなりステレオタイプなイメージ)、またソーセージの単語を見せつつ「white sausageってどれ ?」と言ってみると、今度はちゃんとメニューを指差してくれた。ただ、彼女がカタコトの英語で説明してくれたのは、「これは今日は無いの」というのと、ソーセージの料理は他に一つしか無いと言うこと。えっ? ソーセージを使った郷土料理って二種類しかなくて、しかも夜の8〜9時レベルで一つは売り切れって…。
 更にもう一軒と言う気力もお腹の空きも無く(僕らは二人ともビールを飲むとすぐお腹一杯になってしまうので)、他に選択肢も無いのでもう一品のソーセージ料理を頼む。暫くして出て来たのは、まぁ、普通な感じのもので、まぁ、普通に美味しかったけど、まぁ、「これがドイツのソーセージかっ!」という感動は、まぁ、無かった。
シュトゥットガルト/郷土料理の店のソーセージ料理
 何にしても、ビールとソーセージが出ててちょっと落ち着いて店内を見回す。結構歴史のある店っぽい。かなり暗いけど良い雰囲気。日本語のトリップアドバイザーにも出ているせいか、日本人ビジネスマンらしきワイシャツ姿の二人組が、少し奥の席に居た。
シュトゥットガルト/郷土料理の店3
シュトゥットガルト/郷土料理の店4
 元々今晩は、外で一杯のビールと共にソーセージ料理を何か食べたあと早々に部屋に戻り、今日の昼間に買い込んだものを少し摘みながらゆっくりするつもりだったし、それ以上に一軒目と合わせて想定外にお腹も膨れてしまったので、また早々に店を出た。

シュトゥットガルト/散策6
シュトゥットガルト/散策7

 少し歩いたところの野外席で犬を連れた人が飲んでいて、その犬が可愛らしくこちらを見ているので、飼い主らしき男性に「グーテンアーベント」と挨拶して(この時点では調べていた)、嫁さんは犬の側に寄り頭を撫で、僕は写真を撮らせて貰った。で、別れ際に「ダンケシェン。チュース!」と言うと、彼等も「チュース!」と返したんだけど、ちょっと笑いが漏れていた。一瞬「なにか変なこと言ったかな?」と思ったんだけど、多分、何も他に言わなかったから面白かったんだと思う。「こんばんは」「ありがとう」「じゃぁね」と言って去って行く、妙な日本人カップルが。まぁ、確かにそうかも。
シュトゥットガルト/散策8

 ホテルに戻っても、やっぱりお腹が一杯で何も食べる気が起きない。TVを付けっぱなしにしたまま僕がMacに写真を取り込んだりネットを見たりしているうちに、嫁さんはいつの間にか眠っていた。既にこの旅のパターンになりつつある。
 僕も結構眠たかったんだけど、TVのチャンネルを替えると、ドイツ語を喋るダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドが出てきて(勿論吹き替え)、思わず最後まで観てしまった。何を言ってるのかさっぱりだったけど。まぁ、一度観た事あったので。

 …という感じで、現地3日目は夜中の2時頃終了。


続く

■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
13.結婚“腕輪”の故郷訪問
12.モノプリと大聖堂
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
たまに行く旅行のこと。 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

傷だらけだったX-Pro1が!?

 欧州旅行日記の間に、ちょっとカメラネタ。

 僕の現在唯一のデジタルカメラである、FUJIFILMの“X-Pro1”。これが突然「カードエラー」が出てSDカードを認識しなくなり六本木のサービスセンターに修理に出していたんだけど、本日無事に直って戻って来た。メインの修理内容は基盤一式の交換。

 で、実は2年半前にX-Pro1を購入してから間もない2014年の4月頃、1mくらいの高さからアスファルトの路面に落とし、OVF(光学ビューファインダー)の窓のど真ん中に縦一本ヒビが入った(勿論ボディ上面にも凹みと傷が付いた)。でも普段はほとんどEVF(電子ビューファインダー)ばかり使っていて実用上ほとんど問題も無買ったし、動作に不審なところも無い事もあり、修理代が2〜3万円掛かると言うのを聞いて、結局そのまま2年以上放置していた。
 という状態で今回の修理。六本木のサービスセンターに持って行ってから数日後に修理内容と金額の連絡を電話で貰ったとき、そのヒビの入ったOVFの窓が何らかの衝撃で実際に割れ、EVFや他の部分まで壊して修理代が余計に掛かる可能性や、今回なら差額が部品代のみなので…と交換を勧められ、「そうですね」と、割れたOVF窓の交換をお願いした。

 そして今日、戻って来たカメラを見てびっくり。多分ファインダー部分とトップカバーは軍艦部も含めてASSYなんだろう、2年半の間、カバーもせずカバンに放り込んで毎日持ち歩いていたので、角が傷だらけで金属の地金が見えていたカメラの上部が、なんとピカピカの新品になってた。まるで関係無いシャッターボタンやダイヤル部分も新品だ…多分。これはこれで嬉しいんだけど、それなりに年季が入った佇まいにも結構愛着があっただけに、ちょっと複雑な気持ち…。かと言って、この新品同様の綺麗なボディにわざと傷をつける気もしないし。まぁ、また傷だらけになって年季が入るまで、このX-Pro1をまだまだ長く使い倒せと言う神のお達しか…。

 そういう意味では、この2年半の間ほとんどEVFしか使ってなかったけど、折角OVFの窓のヒビが無くなり視野も綺麗になった訳だし、最初にX-Pro1を選んだ動機もこのクリアなOVFを覗いた時の感動だったので、後継のX-Pro2やX100Tの様にOVF内でピントの確認は出来ないけど、もう少し積極的にX-Pro1のOVFを使って撮ってみようかと思う次第です。

 (どうせX-Pro2買う予算無いしね…)
ピカピカになったX-Pro1
写真のこと。 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

結婚5周年記念旅行/結婚“腕輪”の故郷訪問

 ストラスブール最後の散策を終え、今回は駅でレンタカーを借りてドイツのシュトゥットガルトまでのドライブ。

 嫁さんと「いつかはアルザスに行こう!」と話し始めたときから、アルザスに行くときはついでに寄ってみようと決めていた場所があって、それが今日これから向かうドイツのプフォルツハイムという街だ。タイトルに書いた様に僕らの結婚指輪ならぬ“結婚腕輪”のLIMES(リメス)というブランドの時計を作っている、Ickler(イックラー)社の本社がある。創業1924年という90年以上の歴史がある会社(もっとも1990年頃までは他社製品の時計ケース製造を請け負うパーツメーカーで、自社ブランド立ち上げ後もケースだけが自社製造らしい)…というより、多分工房。
 今日の午後はレンタカーで国境を越えてそのプフォルツハイムに寄り、宿を取ってあるシュトゥットガルトまでドライブする。フランス国内は高速道路のことをオートルートと言うらしいけど、国境を越えたら“アウトバーン”だ。きっとクラフトワークの曲が頭の中をループする筈。

 出発準備 編で書いた様に、レンタカーは旅程を決めた時に借りていた。駅の横(もしかしたら同じ建物かも)の石造りの立派な建物の一階に、レンタカーのカウンターが並んでいる場所があった。駅構内からは一旦表に出て外の入り口から入ると、レンタカー会社の世界的な大手、“AVIS”の赤い看板が目に入る。
 予約時の画面をプリントアウトしていたので挨拶して渡すと、何やらパソコンに入力後、プリントアウトした書類を僕に見せつつ(一瞬では英語で何が書いてあるのか読めない…)幾つか貸し出しの説明をし始める。…が、最初はカウンターの彼が話す英語が半分くらいしか解らない。勿論僕の英語力のせいだ。とにかく大事なところなんで、解ったふりを(あまり)せずに2〜3回聞き返すと、どうやらここから少し離れた立体駐車場の5〜6Fにレンタカー専用のスペースがあって、そこから当該車を探して勝手に乗って行け…ということらしい。日本の会社の様に、貸し出し時の二人で傷チェックとか無い様だ(これは欧州だからって訳でも無さそうで場所に寄るかも。フィレンツェで借りた時はあった。ただ、返却時は全く無かったのが不思議だったけど)。自動料金所のゲートの通り方やら、戻って来た時の入り方、車の置き方、満タン返し、任意保険料について…等々の説明だった。
 とりあえず困ったのが、ゲートの通り方の説明がどうもよく判らないこと。下手すると駐車場を出られず途方に暮れる可能性がある。そこは3回くらい聴き直したんだけど、判らない単語と話すスピードについて行けないという2点が解消しない…。まぁ、それでもなんとなく理解したイメージと、きっとその場で機械やらを見ればなんとかなるだろう…という納得の仕方で、書類にサインして鍵を受け取る。
 外に出て、まだ傘はなんとか要らない程度の小雨がぱらつく中、線路と平行の道をスーツケースを引きながら歩き始める。
ストラスブール駅のAVISレンタカー1
ストラスブール駅のAVISレンタカー2

 AVISを出て立体駐車場までは100mほどだった。建物横のドアにAIVSや他のレンタカー会社のサインが出ていたのですぐに判る。そのドアから中に入り目の前にあったエレベーターで5階(日本の4階)まで上がると、フロアの半分がレンタカー会社専用の駐車場として区切られていた。
 今回借りる車はすぐに見つかった。シトロエンのC1と言う小型車だ。レンタル代がそこそこ安かったのでてっきり型落ちなんだろうなぁ〜と思っていたら、バリバリの現行モデルだった。で、ヨーロッパの小型車らしくミッションはマニュアル。左ハンドル、左側通行で、マニュアル。すぐに慣れるだろうか? MTはともかく、左ハンドルと左側通行は随分久しぶりだ。それに多分、左ハンドルで3ペダルMT車は生まれて初めてかもしれない。

 とりあえず、スーツケースから車内で必要なものだけを出して後ろの小さいトランクに入れ、まずは車をレンタカーのエリアから出す。遮断機横の機械の画面を見ながらなんとなく操作していたら紙のカードが出てきて、それを取ると遮断機が開いた。多分このカードを0階(1階)の出口で機械に入れれば良いんだろう。さっきAVISのカウンターで説明をしてくれた人の英語を断片的に思い出し、そんな説明だったかも…という気になり少し安心する。
 一旦車を同じフロアで停めて、車の撮影とGoogleMapで高速入り口までのルートを確認して、走り出す前に頭に入れておく。フランスからドイツまでずっと走りながらモバイルWi-Fiを使い続けられる気がしなくて(これは帰国後に勘違いだったと気付いた)、夕べ部屋でGoogleMapのルート検索を見て、プフォルツハイムまでの高速道路の番号や分岐ICの名前を紙にメモしてあったので、ここから高速に乗るまでの道を覚えればあとは何とかなるはず。
AVISで借りたシトロエンC1
シトロエンC1と嫁

 しかし、最初に身体の反応が何度も間違えたのがシフトチェンジ。ペダルの配列はどの国の車も同じだから足は自然にクラッチを踏むんだけど、それと同時に左手がシフトレバーを探して宙を泳ぐ…。あぁ、いけね、シフトは右だった…という感じでハンドルを持ち替えるので、暫くクラッチを踏んだままになり、シフトチェンジ時に空走し若干失速することが駐車場内で既に何度か。久しぶりのMT車だと言うのに染み付いた身体の動きがつい出てしまう。慣れるまでいちいち考えて動作しないと間違える。
 0階まで降り、カードを機械に入れると遮断機が開いた。面している道は中央分離帯があるので一方通行なんだけど、たまたま走っている車が無く、えっとここは右折で良いんだっけ?…と頭の中で確認。で、ウィンカーを出そうとレバーを触ると、ワイパーがウィンウィンと…。

 いろいろ慣れないのと、MT車で両手使うのとで(高速乗ったらそうでも無いけど)、とりあえずお昼用に買ったパンやらなんやらをまずは食べてから走り出すことにした。本当は眺めが良い場所で外に座って食べたいところだけど、雨は止んでいるもののどこも濡れていて座れるところが無いし、まぁ、とりあえず…と、線路脇の住宅も何もない場所に停めて車内でランチ。
ストラスブールで車内ランチ

 ランチはサーモンのサンドイッチとキッシュ・ロレーヌ(ベーコンと玉ねぎのキッシュ)、デザートにミルフィーユ。全て二人で半分ずつ食べた(ミルフィーユはちょっと潰れてたのを無理やり立てて撮影)。どれも結構美味くてボリュームもあって、車内で食べる…というシチュエーション以外は満足なランチになった。お腹一杯で走り出す。
レンタカー車内ランチ1
レンタカー車内ランチ2
レンタカー車内ランチデセール

 高速道路の入り口は、ランチを食べるために入った脇道を戻るとすぐ側にあった。進む方向に間違いは無いことを入り口の行き先の方面の標識を慎重に確認する。左ハンドル・左側通行・MT車の教習は、いきなり高速教習からスタートだ。まぁ、速度が少し速いだけで(フランスの高速の最高速度は通常130km/h)、狭い旧市街地をウロウロ走るよりはずっと楽だ。

 さて、隣の嫁さんに夕べ書いたメモを渡してナビ役を頼んだものの、これがまた似た様なスペルの地名が多くて、1か所ならなんとかスペルを拾えるらしいんだけど、2つも3つも並んで標識に行き先の地名が書いてあると、スペルを拾い切れず読んでいる途中で標識を通り過ぎてしまうらしい。
 確かに英語表記ならまだスペルに馴染みがあるけど、この辺りは基本的にドイツ文化圏なので、地名も嫁さんが得意なフランス語的スペルですら無くドイツ的な名前が多い。特に「〜heim(ハイム)」はやたらと出てくるので、「あっ、何とかハイム!あっ、違う。あっ、また何とかハイムがあったけど読めなかった〜」とかやってるうちに、探してるのは何ハイムだったっけ?…とか。
 まぁ、きっと重要な分岐点では何度か同じ地名の標識は出るだろうし、僕自身は夕べ、GoogleMapで目的地まで一度辿っているから、ルートの検討はだいたいついてるから大丈夫だろう…と、あまり気にせず走る。ナビ役を言い渡された方向音痴の嫁さんは、そのせいでプフォルツハイムまでずっと緊張していた様だけど。
 ただ、少し走り始めてから気づいたんだけど、地元の土地勘も無いし、地名読めないし、地図も見れないし…で、自分が実際どの辺りを走っているのかが検討が付かない。これは少しだけ不安になるときがあった。分岐点にどのくらい近付いているのかが解らないので、結構走っていると実は標識に気づかずもう通り過ぎてるんじゃないか?と、何度か。見知らぬ土地で全くの地図無しは、あまり得策とは言えない。

 そう言えば、てっきり途中に料金所があるものと思ってたいけど、シュトゥットガルトまで一箇所も無かった。大分以前に友人の車やレンタカーでパリからル・マンやモン・サン=ミッシェルの方に行ったときは、料金所が途中にあったんだけど。勿論タダならそれで良いけど、スイスだったかオーストリアだったかは(両方かも)先にチケットを買って車の窓に貼る必要があったりするらしいので(これも帰国後知った)、そうじゃ無ければ…。
オートルートからのアルザスの風景

 ストラスブールを出て1時間ほどで、特に迷うこと無くフランスとドイツの国境であるライン川の橋を超えた。…と書くと、ストラスブールを出てから1時間走って、やっと国境線まで来た感じがするけど、ライン川自体はストラスブールに隣接している。単にGoogleMapでシュトゥットガルトまでのルート案内を出したら、ストラスブールから1時間ほど掛かるこの場所の橋を選んだということだ。
 ↓この写真の外にチラっと写っている川がライン川。なんか検問所の様なものでもあるのかな?と思っていたんだけど、やっぱりEU内は完全に移動は自由らしい。国境を超えた感、ゼロ。考えてみたら、車で国境を超えたのは生まれて初めてだ。
フランスとドイツの国境の橋
 国境を超えて暫く走ると、また高速道路…つまりアウトバーンに乗る。アウトバーンがどこでも制限速度無しではないことは聞いて知っていたけど、この場所も制限速度はフランスのオートルートと同じ130km/hだった。結構みんなそのくらいで走っていておとなしい。交通量が少ないからカッ飛んで行く車があっても不思議では無いけど、ほとんど見なかった。
アウトバーンでプフォルツハイムへ

 ストラスブールからプフォルツハイムまで、大きく4か所の分岐さえ間違えなければ…と思いながら走ること、約2時間弱。プフォルツハイムのICで無事降りることができた。インターを降りてすぐ、片側2車線の大きな街道沿いにあったホームセンターか何かの大きな商業施設の駐車場に入り、iPhoneでIckler社の住所を設定。ここから先はGoogleMapのルート案内に任せる。
 何となく、田舎ののどかな街なのかなぁ〜なんて想像していたんだけど、大きな郊外型商業施設が立ち並ぶバイパスは結構な交通量だし、多分街の中心から少し外れた地域を走ってると思うんだけど、割と高低差のある丘陵地にアパートやら戸建ての住宅やらが結構密集して立ち並んでいる。勿論東京周辺の住宅地よりはずっと広々としているけど。

 ドイツの住宅地の中でもちゃんと日本語で話す(自分のiPhoneだから当たり前だけど)GoogleMapのルート案内に導かれて、曲がりくねった道を10〜15分ほど走ると、どうやらIckler社がある場所に着いた。建物の外に大きな目立つ看板等は無く、地図上のポイントを見て「この建物かな?」という感じで、ワクワクして来た割には“ついに来た!”という感じが薄い。
 その建物の横の歩道に車を乗り上げて停め、車から降りて外から建物の様子を伺うと、どうやら建物の上階はアパートで、0階(あるいは地下も)がIckler社らしい。小さな工房的時計メーカーとは言え90年もの歴史があるので、勝手に自社ビル…いやビルではないとしても単独の建物だと思っていたんだけど、あまりに歴史を感じさせないその建物の佇まいに、ちょっと拍子抜け。まぁ、住居部分も含めてこのビルの大家かもしれないけど。
↓このビル。
Tickler社本社(が入ってる)ビル
 ↑の写真で言うと建物の左側の方の地下が吹き抜けになっていて、何やら工房っぽい室内が見える。そこがIcklerの工房なのか全く別会社なのか解らず、誰も居ないその部屋の中にある機械が時計を作る為のものなのかどうかを暫く見ていたら、男性が一人別の部屋から入って来た。大声を出すのもちょっと恥ずかしくて、こっちを見ないかなぁ〜なんて思いつつ夫婦二人で彼の一挙手一投足を見ていたら、その彼が何気なくこちらを向いた。「オォ〜!」っとなったものの僕らはどうやってコミュニケーションを取れば良いのかも解らず、とちあえず二人で腕時計を指差しながら「(貴方はIckerの人ですか?)」的な思いを込めてニコニコしてみたんだけど、その彼は「ん? (^^;」みたいな感じでちょっとニッコリしたものの、結局すぐに部屋を出て行ってしまった…。
 ↑の写真の真ん中下がこの建物の駐車場の入り口で、特に門も無いので駐車場の中に入り、建物の出入り口らしきところまで行くと、上半分がガラス窓の扉の下にはIcklerの看板が。窓から中を覗くと、階段奥の扉にもIckerの看板。少なくともここの0階はIcker社で間違ってはいなかった。
Ickes社の入り口扉(だと思う)
 誰か社員がフラッと出て来ないかなぁ〜と思いつつ、暫く駐車場辺りを10〜15分ほどウロウロしていたんだけど、結局、建物上階の住民らしき人が一人入って入った以外は誰も出入りしなかった。一瞬階段奥の扉をノックしてみようかと言う欲求にも駆られたのだけど、僕の拙い英語力では僕らが何故ここまで来たのかを簡潔に説明できないし、仮に誰か出てきて僕の英語に辛抱強く付き合ってくれたとしても、そもそも経緯を説明した後、相手に「それで?」と聞かれた場合の返事を持っていないことに、今更ながら気付いた。具体的なことは何も考えずに単純に行ってみたらもしかしたら面白いことがあるかも?というノリで、何の準備…例えばここまで来た経緯とか、工房を見てみたいとか、そんな内容をドイツ語で書いた紙を用意するとか…もしないまま来たことを若干後悔。
 このまま誰かが出てくるまで何時間も居座る気持ちも無いけど、とは言え何もしないまま帰るのもナンなので、取り敢えずIckerの看板の前で僕ら二人のLIMESの腕時計と記念撮影をして、若干後ろ髪を引かれながらIckler社を後にした。そんな感じで、今回の旅行中でメインイベントの一つとして捉えていた「結婚腕輪の故郷訪問」は、あっけなく終了。まぁ、これも自由旅行だ。
Iickler社の看板の前で二人のLIMESと記念撮影
 ちなみに下の写真は、Iickler社のあるビルの駐車場の片隅に停まっていた、偉くピカピカな初代トゥインゴ。この少し古い車が傷も汚れも無く綺麗なのは、やっぱりドイツだから?
Ickes社の駐車場の初代トゥインゴ

 Iickler社のあるプフォルツハイムから宿を取ったシュトゥットガルトまでは、モバイルWi-FiにiPhoneを繋ぎっ放しにしてルート案内に100%頼った。たまにiPhone5の小さな画面の地図をチラ見する程度で、基本的には日本語の音声案内のみでほとんど問題は無かった。
 唯一混乱しかけたのが、ヨーロッパには多い交差点代わりの信号の無いサークル状の「ラウンドアバウト」とか「ロータリー交差点」とか呼ばれる場所。最近日本でも一部導入され始めてるらしいけど、何も来ないのに赤信号で待たされる様な事が無いし、どの方向から来てもスピードを落とさざるを得ず、交通量がそれほど無い郊外なら安全で合理的な仕組みの交差点(ちなみに都市部だと破綻しがち。凱旋門の周りとか…)。
 で、そのラウンドアバウトに入る手前の音声ガイド。「次の交差点を右に曲がり、その先二つ目の交差点を右に曲がってください」と。これだけ聞くと、続けて二つ交差点があって2回とも右に曲がるイメージ。「ん?来た方に戻るのか?」とすら思う。実はこれ、もしラウンドアバウトが四つ角の交差点の場合、“今まで来た道をそのまま直進する”という意味だ。
 ロータリーは常に左回りなので、進入時も出る時も必ず右折になる。あとはロータリーに入ってからいくつ目の道を出るかで行く方向が決まる訳だけど、これを日本語の音声ガイドは「右折→出口の数→右折」と案内する訳だ。チラチラ地図を見ながら「あれ?まだ直進のはずだけど…」とその場に近づくとラウンドアバウトなので、「あぁ〜、そういうことね」となるんだけど、いちいち「次を右折、その先3つ目を右折」とか言われると、ちょっと混乱した。
 もっとも他の言い方無いよなぁ〜と暫く思っていたんだけど、よくよく考えてみると、「次の交差点を右に…その次をまた右に…」では無く「次のラウンドアバウトを入ったら、3本目の道を出てください」とかが正しい日本語だ。ラウンドアバウト自体が一つの交差点に該当する訳で、ラウンドアバウトは「入って」「出る」ものだ。完全にGoogleの日本語の言い回しのミスだと思う。

 まぁ、そんなラウンドアバウトも1度しか一周以上せず(つまり1回間違えた)、Ickler社を後にして1時間ほどでシュトゥットガルトの中心部に入ってきた。街の中心に近づくに連れてそこそこ渋滞してきて平均速度がガクッと落ち、ここが大きな街だと感じる。実際ドイツで3番目の都市らしい。
 予約したホテルは、街の繁華街の中心にある。ホテルのページ(Booking.comだけど)には「側に駐車場アリ」とあったので安心して来たんだけど、すぐ近くまで来たらホテルが面している道が歩行者専用路で車が入れなかった。海外で適当に路駐して駐禁取られても嫌だな…と思いつつも、細い道に数台路駐出来るスペースがあったので(パーキングチケットが必要なのかが解らなかった)とりあえず荷物を載せたまま車を停め、ホテルまで急ぎ足で行ってフロントで駐車場の場所を聞く。すると「そこ(たまたま車を停めた横だった)のショッピングモールの地下に大きな駐車場があるよ。一晩16ユーロだから」なんて、凄く良い笑顔と分かり易くて丁寧な英語で軽く言われ、こっちも満面の笑みで「ダンケ!ダンケ!」と一旦ホテルを出るものの、またパーキングの自動支払機と格闘することになるのかな?とか若干面倒臭い気分になったり…。
シュトゥットガルトのホテルの前の歩行者用路
シュトゥットガルトのホテル入り口
 とにかく路駐している車に急いで戻り、隣のショッピンブモールの地下駐車場に入れた。かなり広くて新しく綺麗な駐車場だった。日本のどこかの施設に居るみたいだ。
 車内の荷物をまとめてエレベーターで上がり、結構賑わっているショッピングモールの中を二人でスーツケースをゴロゴロしながら歩く。外に出て1〜2分でさっき出たばかりのホテルの入り口を再度くぐり、無事、今回の旅行4泊目のホテルにチェックインした。

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■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
12.モノプリと大聖堂
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
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結婚5周年記念旅行/モノプリと大聖堂

 ストラスブール滞在は昨日の午後から今日の昼まで。今回は午前中最後の散策からレンタカー屋のある駅に戻るまで。

 朝起きると、外は結構真面目に雨が降っていた。予報通り。どんよりした空。向かいの建物の窓枠で鳩が雨宿りをしていた。鳩も濡れるのは嫌なんだなぁ。
 今日はレンタカーを借りてドイツのシュトゥットガルトまで行くので雨はそれほど面倒でも無いけど、それでもやっぱり旅行中の雨は…特に結構降ってると…ちょっと気持ちが滅入る。ただ、下の道を見ると、まだ朝7時頃だと言うのに結構人が歩いている。多分、観光客ではなく地元の人(の通勤通学)。既に開いているかOPEN準備の店の灯りが結構点いていて、昨日の夜の静けさとは違う若干賑やかな雰囲気。そうか、今日は月曜だった。
ストラスブール/2日目朝1
ストラスブール/2日目朝2
ストラスブール/2日目朝/雨宿り鳩
 朝食は昨日買ったパンとハムとチーズ。普通に美味い。ホテルの朝食を1人10ユーロも出して頼まなくて正解(だと思う。内容知らないけど)。ただ、やっぱりコーヒーが飲みたかったので、チェックアウト後にホテルのすぐ側のカフェに行くことにした。

 朝食後にパッキングしている最中、外を見ると雨が少し強くなっている。今日は終日こんな調子かもしれない。一昨日のパリの夜、右足側が雨に濡れた歩道を数分歩いただけで靴下がびしょ濡れになったので、手元にあったコンビニ袋で右足を包んでから靴を履いた。右足を踏み降ろす度に靴の内側で足が少しヌルッと滑って若干歩きにくいんだけど、まぁ、濡れるよりは良い。靴紐をきつく結び直す。
 9時過ぎにチェックアウトし、荷物はフロントで昼まで預かって貰う。
ストラスブール/2日目朝食
ストラスブール/2日目朝3

 ホテルを出てすぐ、旧市街に入る橋の手前にあるカフェへ。まだ(あるいは「もう」)客が一人も居ない外のテーブル席へ。この店もそうなのか解らないけど、店内より外の方が大抵は安いのと、雨だけど一応テントの屋根もあるし寒くは無かったので、店内に居るよりは、外でカフェを飲みながら旧市街を眺めている方が気分が良いだろうと。そして実際そうだった。エスプレッソは1杯1.5ユーロ。
ストラスブール/2日目朝のカフェ

 駅にあるレンタカー屋で予約している時間は12時。これから2時間半ほどしか余裕は無いし、雨が降ったり止んだりで若干歩くには面倒な天気ではあるんだけど、ストラスブールはこれで最後なので旧市街をもう一度少し歩くことにしていた。

 で、僕の同級生の旦那さんがアルザス出身でパティシエなんだそうだけど、その彼が若い頃に修行した有名なパティスリーが大聖堂の側にある…という話を聞いて、ちょっと行ってみようと。店の名前は“ティエリーミュロップ”。嫁さんは元々料理人上がりのせいか、レストラン・デザート専門のせいか、この店のことは知らなかった。
 いずれにしても、有名店なら嫁さんにとっても何か感じるものがあるかもしれない…と、カフェを出て街の中心に向かう。

 昨日、子供達が走り回りちょっと賑やかだったクレベール広場は、雨のせいか月曜午前中だからかほとんど人影が無く、その広さが強調されている様でもあった。少し小降りになっていたので嫁さんはiPhoneで広場のパノラマ写真を撮っていた。
ストラスブール/雨のクレベール広場

 本当は広場を抜けて、ティエリーミュロップがあるらしい大聖堂方面に行くつもりだったんだけど、広場の端まで来たところで『MONOPRIX(モノプリ)』の看板を見つけてしまった。フランスではあちこちにあるスーパーだ。日本で言うところのイトーヨーカドー的な。もっとも日本人の目からすれば少なくとも食品売り場に関しては、当たり前だけどフランス産欧州産食材の品揃えの点でモノプリの方が圧倒的にお洒落に見える。いや、他のフロアも同じか。日本好きのフランス人が来日したらこっちの方が良いと言うんだろうけど。
 まだ、こっちに来てからスーパーの食品売り場に一度も入って無かったことと、今日の昼は車の中でパンと何かを食べるつもりだったのと、今日も雨のせいで既に靴の右足側はびしょ濡れ(靴下と足は対策のおかげで濡れて無かったものの)だし、この後も雨予報が何日か付いていたので、安くて適当なのがあれば買うつもりもあり、とにかく吸い寄せられる様に二人で初モノプリ。

 外側は古い建物でも中に入ると完全に現代的な作りで、外から見た趣は全く無い。急に中世の街から現代…と言うか、日常に引き戻された感じ。
 1階は主にレディース系の雑貨や洋品のフロアで、エスカレーターで2階に上がると一応シューズ類は売ってい他けど、品揃えは悪くて適当なのが無く、靴を買うのはすぐに諦めた。街中に靴屋もあるかもしれないし、スーパーで選ぶより少し高くてもきっとお洒落なのがあるだろう。コンビニ袋に包まれた足が、靴の中で一歩ごとに少し滑るのにも慣れてきたし。

 エスカレーターで地下に降りて食料品売り場へ。僕ら夫婦が旅先で市場に勝るとも劣らず楽しめる場所が、スーパーマーケットの食品売場だ。さすがフランスのスーパー。日本では珍しかったり高かったりするものが大量に安く売っているもんで、見るものどれも欲しくなって気持ちが高ぶる。サラミやハムやチーズやバターなんかの日本では割高で種類も少ない加工食品や、勿論ワインも最安のはボトルで1ユーロとか。野菜や香辛料も種類も豊富で安いし、ヤギと羊(の乳)のヨーグルトなんてのも普通に売っていて面白い。予想外に時間を喰ってしまった。いやぁ〜、ホントに異国のスーパーの食品売り場は楽しい。
 部屋で飲む用のアルザスワインや、ランチや部屋食用チーズやらハムやらを諸々買い込んだ。
ストラスブール/モノプリ1
ストラスブール/モノプリ2
ストラスブール/モノプリ3
ストラスブール/モノプリ4
ストラスブール/モノプリ5
ストラスブール/モノプリ7

 モノプリを出て再びクレベール広場の端を抜けて、昨日ランチを食べたグータンベルグ広場の方に向かう。ファサードが少し続いていたので、その下を歩く。
ストラスブール二日目/ファサード
 グータンベルグ広場の先にティエリーミュロップの店がある筈だ。Google先生によると。ところが、GoogleMapでポイントされている場所(地図上には店の名前も出ている)の真ん前まで来ても、全くパティスリーがある様に見えない。それどころか、それ風の店舗が見当たらない。iPhoneでGoogleMapを見ながら歩いていたんだけど、住所を指す☆印の前を通り過ぎても目の前に店が無いので、ポイントの位置がずれているかと思って3回くらいその通りを往復してみたけど、結局それらしき店舗が見付けられず諦めた。
 夕べホテルの部屋で、PC画面でGoogleMapのストリートビューまで見て確認したはずなのに、これはどう言う事だろう?と思って後でオフィシャルサイトを見直すと、月曜は定休日だったらしい。それにしても「なんだ、今日は休みか」…と気付かないほど、営業していないと存在を消せるものなのか? 一体僕(等)は何をどうやって見落としていたんだろう。狐に抓まれた様で今でも不思議なんだけど…。
ストラスブール二日目/小雨混じりの街中

 結局50mほどの距離を2往復してティエリーミュロップ訪店を諦め、昨日は表だけ見て中に入らなかった大聖堂へ。昨日とは違うアプローチで向かった大聖堂右側の小径沿いには、カフェやレストラン、土産物屋が既に開いていたけど、まだ午前中かつ小雨が降ったり止んだりという天気のせいか観光客はまだまばら。
ストラスブール二日目/大聖堂横の小径
ストラスブール二日目/大聖堂横の小径2
ストラスブール二日目/大聖堂横の小径3
ストラスブール二日目/大聖堂横の小径4

 昨日圧倒された大聖堂の正面の大きな扉の入り口から中に入ると、薄暗い中、高い高い天井の空間に広がる両サイドのステンドグラスの色合いに、まずは圧倒される。これは実際にこの場に立たないと感じられない。宗教としての象徴である大聖堂という施設が、信者に落ち着きを与える場であるとともに、信者を増やすために人を圧倒する巨大な装置であったであろうことも容易に想像できる。11年前に訪れたローマの大聖堂でも同じ気持ちになったことを思い出した。
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内1
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内2
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内3
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内4
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内5
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内6
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内7
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内8
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内9
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内10
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内11
 礼拝堂の中をウロウロしながら静かにシャッターを切っていたら、アジア人の女性が僕らに近づいて来て「こんにちは。」と声を掛ける。日本人とは少し違うアクセントだったし、彼女の身なりが地元で暮らしているという雰囲気とも観光客とも感じられない点から若干警戒しつつも、場所が場所だしあまり無下に出来ないとも思い、彼女の日本語はそこまでだったのでお互いに片言英語で少し会話をしたんだけど、特に何かを求められる訳でも付きまとわれる訳でも無く、彼女がベトナム出身者で日本がちょっと好きらしい(という印象)…ということ以外は結局解らなかった。
 ベトナムはかつてフランスに植民地支配された時期があったのと関係するのか、フランス内でベトナム人やベトナム料理店を結構目にする。それは今は勿論フランスで暮らすベトナム人だ(ビザが実際はどうであろうと)。でもその彼女は、この数日はストラスブールを中心に周辺の街を移動している…ということだった。英語も片言だったけどフランス語はほとんど分からないとも言っていたので、普通に聞けば旅行者なのか…と思うんだけど、手ブラで小さなバックひとつ持ってなくあまりにラフな彼女の身なりを見ると、ちょっとそういう風には思えなかった。ぶっちゃけ根無し草の不法移民?とも取れる感じ。失礼な話だけど。しかし実際何者なんだろう。

 まぁ、とにかく、昨日間近で外観を見たときも予想外の感動を得たけど、それ以上に今日は中に入ってみて良かったという感想を持って外に出た。そろそろ駅のレンタカー屋に向かう時間だ。
ストラスブールの大聖堂/礼拝堂内12

 大聖堂から駅の方に戻る途中で、昨日見つけたパン屋に入る。レンタカーの中でのランチと、明日朝の朝食用のパン(やスイーツ)を買うためだ。今晩のドイツ・シュトゥットガルトのホテルも素泊まりだったので。
 外からでも大きなガラス窓越しに沢山のパンを陳列していたのでここに寄ることにしたんだけど、店内に入ると大きなショーケースに沢山やパンが並んでいて目移りする。見ているだけで幸せになる店内。早速嫁さんが一つ一つのパンを吟味し始める。時には店員に説明を求めて。ホントにフランス語を喋れないんだろうか?
ストラスブールのパン屋1
ストラスブールのパン屋2
ストラスブールのパン屋3
ストラスブールのパン屋4
ストラスブールのパン屋5
ストラスブールのパン屋6
ストラスブールのパン屋7

 サンドイッチとキッシュとパンを2種類、そしてケーキをひとつ買ってパン屋を出た。今日3度目となるクレベール広場まで戻ると、昨日大聖堂の前で見たセグウェイ・ツアーの人達を見かける。雨は止んでいた。
ストラスブール/クレベール広場のセグウェイツアー
 昨日はあまり気付かなかったけど、旧市街地の中にも少し、道の間から見える外側には結構な割合で近代的なビルが建っている。守られている部分とそうでは無いところの差がはっきりしているということは、逆に単なる懐古主義的気分や「地震が無い国だから石造りの建物は長く残り易い」という自然の流れだけでは無くある一定の強制力(法律)、つまりこの古い町並みを残そいうという明確な意識があるんだと言うことがよくわかる。
 路上に小さな新しめのメリーゴーランドが置いてあった。こういうのは何故か周りの雰囲気にマッチするのが不思議だ。外国人的な目線かもしれないけど。
ストラスブール2日目朝/街中1
ストラスブール2日目朝/街中2

 ホテルに戻り預けていたスーツケースを受け取り、そのまま駅に向かう。このタイミングで傘を差さずに済んだのは良かった。
 レンタカー屋がある建物の前の広場には、レンジローバーのディフェンダーが2台停まっていた。何かの展示なのか駐車しているのか解らないけど、とにかく無骨でカッコいい。
ストラスブール駅前のレンジローバーのディフェンダー

 レンタカー屋に入る前に駅のトイレに行く。構内のトイレはホームの下にあるんだけど、改札が無いから特に問題は無いものの、列車に乗らないのにホーム(の下)まで行くのが妙に違和感を感じる。但しトイレは有料で、入口横に守衛室の様な小さな部屋があり、ガラス越しに受付の人に50セント(だったかな?)を払う。
 そのあと構内のマックでコーヒー(エスプレッソでは無くアメリカン)を買い、レンタカー屋へ。
ストラスブール駅構内トイレ表示
ストラスブール駅構内のサイン
 さて、やっとフランス3日目の午前中終了。

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結婚5周年記念旅行/小雨のプティ・フランス

 ホテルにチェックインしたあと、小休止してからプティ・フランスを散策してから夕食、ホテルに戻って寝るまで。

 ストラスブールの一角に“プティ・フランス”と呼ばれるエリアがある。地図を見ると、駅前のホテルから300〜400mくらいの川がクシ状に分岐している辺りにある。閘門(こうもん)があるらしい。
 ランチもそれなりの量だったし、現地2日目にして既に胃が疲れている感があるので、今晩の夕食は部屋で軽く食べるレベルにしようということになった。ただ、どこかの店で1〜2杯飲んで帰ろう…と。とりあえずホテルの側の川沿いのパン屋に寄りクロワッサンとパン、橋の向こうの小さな食料品店で水とパックのスライスハムなんかを買ってから、プティ・フランスの方向に歩き始めた。
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中1
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中2
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中3
 川沿いのエリアはプティ・フランスと呼ばれる一帯に行くまでの間でも、大聖堂のある街の中心部と比べると少し建物も小さく(もしかすると古く)可愛らしい感じがするんだけど、良く見ると所どころそれっぽいだけの現代の建物だったり、完全に近代的なデザインのものが混じっていたりするので、趣があるとは言い切れない感じではある。それでも日本…いや、古都京都と比べても比較にならないくらい古い街並みは残っているんだけど。多分、“プティ・フランス”の名前が付いたエリアが観光スポットとして独立して存在しているのは、この辺りの様な中途半端さが無いんだろう。石造り&地震が無いという点があるにしても、ヨーロッパの旧市街地は街全体が残されていて良い。住んでる人は多少不便かもしれないけど、まぁ、それもきっと楽しめる人がここに暮らしているんだろう。
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中4
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中5
ストラスブール/プティ・フランスへ行く途中6

 プティ・フランスは、コロンバージュの建物が密集して残っている一帯なんだけど、コロンバージュ自体はドイツや北欧寄りの文化を汲んだ建物なので、なぜそれが“小さなフランス”なのかピンと来なかった。で、調べてみると、神聖ローマ帝国(ドイツの原型)時代に付いたフランス蔑視の名称…つまり“小さなフランス”と言う可愛い感じでは無く、“小フランス”という差別用語がそのままフランス語に変換されて今に残ったらしい。かつては皮の鞣し業や漁師が住むエリアだったそうだ。
 そのプティ・フランスは現代においては言葉のイメージ通り可愛らしいエリアで、川沿いにコロンバージュの建物がずらっと。小道も直線的では無くちょっと曲がっていて、水平垂直が“無い”コロンバージュのグニャグニャとした柱とのマッチングが良い。壁にぶら下がるお店の看板もお洒落。
ストラスブール/プティ・フランス1
ストラスブール/プティ・フランス2
ストラスブール/プティ・フランス3
ストラスブール/プティ・フランス4
ストラスブール/プティ・フランス5
ストラスブール/プティ・フランス6
ストラスブール/プティ・フランス7
ストラスブール/プティ・フランス8
ストラスブール/プティ・フランス9
ストラスブール/プティ・フランス10

 川にせり出したダイニングのある店の横の橋を渡ったあたりから、雨がポツポツと降ってくる。まだ日が沈む時間では無いんだけど、雨雲のせいでちょっと薄暗くなってきた。
 傘は部屋に置いてきていた持っていなかった。しばらくすると少し強く降り始めたので、軒下を借りて若干雨宿り。明日の天気予報は悪かったのでこの後止まないだろうけど、早々にカフェを探して1〜2杯飲んでから帰ろうか…ということになり、雨が弱まったところで歩き始める。
 しかし日曜で時間も遅目だったからだと思うけど、プティ・フランスのエリアはレストラン以外の店がひとつも開いてなく人通りも少ない。雨雲で少し暗くなってきたのもあり、ちょっと寂しい風景になった。
ストラスブール/プティ・フランス11
ストラスブール/プティ・フランス12
ストラスブール/プティ・フランス13
ストラスブール/プティ・フランス14
ストラスブール/プティ・フランス15

 結局プティ・フランスの辺りにはカフェを見つけられず、ストラスブールの中心の方に向かって歩き続ける。
 ヨーロッパの日曜の街中はこんなもんなんだろうな、街の中心の方に進んでもほとんどの店が閉まっている。人も少ない時折雨の降る旧市街地を歩く。時々現れる灯りの付いたレストランにだけ人が集まっている。夏の外灯に集まる虫みたいだ。まぁ、僕らもそれを求めて歩いている訳だけど。人が少ないのは天気もせいもあるかも。
 とは言え、少し寂しくても天気が悪くても、やっぱり歩いていると異邦人の感覚を持てて楽しい。風景もくだらないモノも、どれもこれも被写体になる。
ストラスブール/夜街中1
ストラスブール/夜街中2
ストラスブール/夜街中3
ストラスブール/夜街中4

 数時間前にランチを食べた広場の手前辺りまで来たところで、雨がまた少し強くなる。ホテルの方に戻りつつカフェを探すことにした。前がファサードになっている建物をなるべく選んで歩く。すれ違う人達も傘を差している人は少ない。元々こちらの人が傘をあまり差さないのか、単に今日は持って無かっただけなのかは判らないけど。まるで雨を気にせず歩いている人も多かったけど、ファサードに逃げ込む様に歩いてくる人も結構居る。やっぱり濡れるのは嫌だと思う。
 その後雨は弱くなったり強くなったりを繰り返したけど、結局ホテルに戻るまで止むことは無かった。

 ホテルに戻る途中にも、開いているカフェやバー的な店は無かった。でもストラスブールは今晩しか泊まらないので、部屋では無く街の雰囲気を感じつつ一杯飲みたかったから、とりあえずホテルの側に見つけたレストランに入ることにした。
 若干歩き疲れたのもあり、ようやく座ってゆっくりできる…とホっとしつつ、二人でサラダ一皿とカラフェのワインしか頼まないという、ちょっと店には申し訳ないオーダー内容。とは言え、それ以上の食欲もなかったんだけど…。まぁ、店内は僕らの他に二組しか居なかったし、迷惑ってことも無いだろう。
 ↓サラダが来たとき、ハムの下はコールスローか何かかな?と思い込んで食べたら、チーズの細かいスライスだったからびっくりした。葉物がほとんど無いサラダだった。
ストラスブール/夜レストラン1
ストラスブール/夜レストラン2
ストラスブール/夜レストラン3
 小1時間ほどレストランで過ごし、ホテルに戻る。ただ、結局買った食材には手を付けず、ほとんどそのまま寝てしまった。現地2日目終了。

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結婚5周年記念旅行/ストラスブールの宿

 嫁さん憧れのアルザスでの最初の食事を終え、とりあえず大聖堂をチラ見してからホテルに戻りチェックインするまで。

 ランチに満足して店を出て、すぐ横にあるお土産屋の並ぶ通りを進めば、ストラスブールの中心”ノートル・ダム大聖堂“の前に出る。その通りの両脇は、フランス語では『コロンバージュ』と呼ばれる木骨造建築の建物が並ぶ。フランスと言うよりはドイツ的な文化になるんだろうと思う。石造りの建物とは違い温かみがある。多分、柱がグニャグニャと曲がっているせいもあるんだろう。石造りの建物の並ぶ風景でも、僕ら日本人にとっては十分絵本的だと思うけど、コロンバージュの建物が並ぶ風景は“童話的”と言うか、まぁ、とにかく可愛らしい建物だ。
ストラスブールの大聖堂の前のコロンバージュ
 その通りに並ぶお土産物屋には、どこも“コウノトリ”関連のぬいぐるみやら人形が大量に売っている。あの、赤ん坊をぶら下げて運んでくる“コウノトリ”だ。アルザス地方のシンボル的な鳥らしい。あんまり可愛く無いんだけど、結構なボリュームで売ってるから、それなりに売れるんだろうか?
↓フランス語が目に入らず撮ったけど、撮影禁止…?
ストラスブールの大聖堂の前のお土産物屋のこうのとりのぬいぐるみ
ストラスブールの大聖堂の前のお土産物屋

 道端の投げ銭稼ぎのギター弾きの前には、シャッポー(投げ銭受け用の帽子の意味)代わりに置いてあるギターケースの中に犬がすっぽり。猫っぽくて可愛いので、50セントコインを投げて撮らせて貰う。ちなみに彼がどんな感じの曲を演奏していたかは、残念ながら全く記憶に無いけど。
ストラスブール大聖堂の前のギター弾きと犬

 土産物屋の広めの路地を抜けると、ノートル・ダム大聖堂の前の広場に出る。ここまで近くに来ると大聖堂の迫力が凄い。外壁はとてつもなく細かく削られた立体感のある彫刻でびっしりと埋め尽くされていて、「石のレース編み」と讃えられる通りの印象を受ける。同じ名前のパリの大聖堂ではほとんど何も感じなかったんだけど、ストラスブールの大聖堂は圧巻だ。少し赤茶っぽい色合いの石で造られていることも、通常グレー一色の石造りの建物とは違う印象を持つ理由の一つかもしれない。
 嫁さんは首の後ろ側を痛めるんじゃないかと思うくらい、しばらく塔の上の方を見上げていた。…とかそれなりに感動しつつも、今日も中に入らず素通りしてしまったけど。
ストラスブールのノートルダム大聖堂1
ストラスブールのノートルダム大聖堂 2
ストラスブールのノートルダム大聖堂3
ストラスブールのノートルダム大聖堂4
ストラスブールのノートルダム大聖堂5

 大聖堂前の広場には、セグウェイを使ったツアーの一行が居た。日本では道交法上セグウェイは公道を走れないので私有地的な場所のツアーしか無いと思うんだけど、こちらではどういう扱いになっているんだろう? 旧市街地は車が入れない部分も多いけど、それほど明確に歩道と車道が区別されている感じもしない。でも、こっちは車と人と自転車とかなんやらがごちゃごちゃ一緒に居ても、殺伐とした雰囲気では無くどこか優しい感じがする。気のせいかもしれないけど。
 ちなみに↓後ろの三角屋根のコロンバージュ建築も、結構有名な建物。ノートルダム大聖堂のすぐ横にある。大聖堂の「石のレース編み」に対抗するかの様な、木柱への“木彫りのレース編み”彫刻が凄い。
ストラスブールのセグウェイツアー
ストラスブールのノートルダム大聖堂の隣のコロンバージュ

 「クグロフ」というアルザス地方を代表するデザート。…って言うか、パン。
ストラスブールの店先のクグロフ

 大聖堂からホテルに戻るのに来た道と違うルートを歩くと、かなり広い広場に出た。クレベール広場と言うらしい。子供たちが走り回っている。
 広場の中央の一段高いところには何やら銅像が立っていて、その段に腰掛けている人や寝ていた人など。で、後ろに回ったら…(写真は路上に寝ている様に見えるけど際が背景に馴染んでいるだけで、実際は一段上の端っこに寝ている)。
ストラスブールのクレベール広場1
ストラスブールのクレベール広場2

 特徴的なトラムの駅の屋根。他に屋根がある駅なんて無かったと思うけど、ここはターミナル的な意味なのかも。この先でトラムの線路が交差していた。
ストらスブールのトラムの駅

 お約束の車写真。ルノー・クリオ(日本ではルーテシア)と、初めて見たコンパクトカー。そしてこれは凄い駐車の仕方だ…というルノー・トゥインゴ2
ストラスブールの街中のルノー・クリオ
ストラスブールの街中のコンパクトカー1
ストラスブールの街中のコンパクトカー2
ストラスブールの街中のルノー・トゥインゴ

 トラムの架線と古い建物が絵になる。
ストラスブール/街中散策3

 旧市街地からホテル側(駅側)に渡る橋の上から川越しの風景を撮ろうとカメラを向けたら、川縁のベンチに座っていた若者三人組がこっちを見て手を挙げポーズ。ノリが良かったので彼等の後ろを通り掛かった時に上から声を掛けると、再度ポーズしてくれた。特になんてこと無いその時だけの一瞬の出来事だけど、こういうのが海外だとちょっと嬉しい。
ストラスブールの川縁の3人1
ストラスブールの川縁の3人2

 桜みたいな花は、多分、アーモンドの木だと思う。アルザスではよく見かけるらしい。
 ところどころ並ぶ小さな店先のウィンドウや店内の可愛らしい陳列に感心しつつ、ハード&ソフトドリンクを買ってホテルに戻った。多分15時前頃。
ストラスブールのアーモンドの木の花
ストラスブールのお土産店のショーウィンドウ
ストラスブールのホテル側のbioの店

 今晩1泊だけするストラスブールの宿にようやくチェックイン。ホテル内部は全体的に清潔感がありモダンでキュートなデザイン。外観から想像する様な趣は無いけど悪くは無い。そして、有名観光都市の駅前の二つ星ホテルということで想像していた通りの狭い部屋。狭いと思っていたパリの部屋と比べても半分ほどのスペースしか無い。もっとも設備は新しく全てが清潔だし、ユニットバスは日本のビジネスorシティホテルの様に完全に区切られていて使いやすい。これで1泊7千円ちょいだから、ロケーションや内容考えると相当リーズナブルだ。赤と白を基調としたデザインは可愛らしい。
 部屋の窓からは左の奥には駅、右の奥には旧市街がチラっと見える。正面は屋根裏部屋っぽい。民家かな?
ストラスブールのホテルの部屋
ストラスブールのホテルの部屋の窓から1
ストラスブールのホテルの部屋の窓から2
ストラスブールのホテルの部屋の窓から3

 さて、少し休んだら、夕方から“プティ・フランス”と呼ばれる辺りを歩こうと思う。

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■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
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結婚5周年記念旅行/全嫁が感動

 パリからストラスブールに到着し、早速予約した駅前のホテルに向かい、荷物を預けて街の中心でランチするところまで。

 アルザス地方の中心都市であるストラスブール。世界遺産の大聖堂もある中世からの大きな街。…ということだからか、ストラスブール駅の駅舎は中々立派な石造りの建物で、中心にあるホールの天井も高くて、トラディショナルなヨーロッパの駅の雰囲気満載。それが駅舎の外に出て驚いた。その大きな駅舎の前面全体がガラスのドームに包まれている。これが建物の保存のためならそれこそ建物全体を包むべきだと思うんだけど、後ろ側(ホーム側)はドームの外。駅舎の前の庇のつもりなんだろうか? 駅前の広い芝生の広場から少し離れて駅を見ると、ガラスの色が濃いのか、或いは反射のせいか、中の建物がよく見えない。ちょっと勿体ない気がする。横長の大きなガラスのドームは、それはそれでモダンで面白いんだけど。
ストラスブール駅2
ストラスブール駅6
ストラスブール駅3
ストラスブール駅5
 駅前の広場の真ん中を真っ直ぐ抜けてそのまま入る通りを進むと、駅からわずか200mほどのところに通りに面して今日泊まるホテルがあった。チェックインは14時以降ということなので、とりあえずスーツケースを預かって貰う。まずは身軽になって旧市街地を歩き、どこか良さげなカフェでランチを。
ストラスブールのホテル
ストラスブールのホテルのフロント

 ホテルの前の道を駅を背にして真っ直ぐ進むと、すぐに橋を渡り旧市街地に入る。橋の向こうの石畳には、トラムの線路が敷かれている。ストラスブールはトラムで廻ると便利…という話を“ものの”ブログで読んだけど、まぁ、とりあえず大聖堂まではそう距離は無いはずなんで歩くことにした。
ストラスブール/信号
ストラスブール/トラムの線路
ストラスブール/街中散策1
ストラスブール/街中散策2
ストラスブール/街中散策3自転車
ストラスブール/路地の間から大聖堂

 地図は特に見ないで歩いていたんだけど、なんとなく大聖堂の方向は解っていたし、歩いていると時々建物の間の道や路地の向こうに塔の頭が見えるので、その方向に進めば迷わない。ただフラフラと時折街の写真を撮りつつ15分ほど歩くと、結構大きな広場に出た。グータンベルグ広場と言うらしい。
 その広場に面していくつかカフェがあった。もうお腹も結構空いていたし、パリを出たときの様な青空ではなくなってしまったけど、それでも旧市街の広場を眺めながらのランチは、開放感もあって良さげということで、店の雰囲気(外側だけど)とメニューの内容や金額を見て、1件のカフェの外のテーブルに座る。アルザスに来て最初のアルザスワインとアルザス料理は、ストラスブールの大聖堂が横に見える席で、時々鳴る鐘の音を聞きながら…ということになった。
ストラスブールの広場のカフェ
ストラスブールの広場のカフェから望む大聖堂

 早速嫁さんが、フランスに来てから主導権を握ったメニュー選びから注文までの一連の流れを。アルザス最初の食事は、まずタルト・フランベ(フラムクーシュとも言うみたいだけど多分ドイツ語かアルザス語)を。それとアルザスワインの定番、リースリングもハーフサイズのボトルで。常にニコニコして感じの良いギャルソン君が、すぐにワインと“お通し”的なプレッツェルを運んで来て、ボトルをオープンして注いでくれる。早速乾杯。
 メニューの中で一番安い部類のワインだったのだけど、さすが地元の定番だからなのか、一口飲んで僕は「美味いねぇ〜」と言うと、嫁さんは頷きつつも何故か黙っていて、両手で顔を半分覆っている。美味すぎて可笑しくなっちゃったのかな?と一瞬思ったけど、どうもワインを飲んで感動してジワッと来てる様だ。憧れのアルザスに自分が本当に来て、ストラスブールの大聖堂鐘の音を聞きながらアルザスワインを飲んでいる…というこの現実に、急にグッときたらしい。嫁さんは元々感受性強くて涙腺も弱いんだけど…。まぁ、とにかく今回ちょっと無理して来て良かったなぁ〜と思った瞬間。
ストラスブールの広場のカフェでメニューを見る嫁さん
ストラスブールの広場のカフェのテーブル
ストラスブールの広場のカフェのギャルソンくん
ストラスブールの広場のカフェのおつまみ
ストラスブールの広場のカフェで感動する嫁さん

 最初に頼んだタルトフランベは、基本的なフロマージュブランとベーコンを乗せたものにマンステールチーズ(ウォッシュタイプの匂いの強い地元アルザス・マンステル産のチーズ)を追加されているもの。勿論内容は全て嫁さんが“フランス語(の食材の単語)”を読んで決めた。何度も書くけど、海外旅行中に店で注文する前に、その料理の内容を知り「美味しそうだ」ということを想像して注文できる幸せを、本当に身に沁みて感じる。
 暫くして運ばれてきたタルトフランベは、マンステールチーズが香り(匂い?)が独特で食欲をそそる。一口食べるとその香り(匂い?)がたまらない。アルザスの白ワインと一緒と合わせて幸せ倍増。
ストラブールのカフェでランチのタルトフランべ
ストラスブールの広場のカフェから大聖堂

 2枚目のタルトフランベを追加。今度はサーモンを乗せたもの。こちらも美味。ハーフのボトルはすぐに空いてしまったので、追加で今度はピノグリを250ccカラフェで追加。
 タルトフランベの生地は薄いのでもう少し食べられそうだったけど、まだまだ半日あるしこのあと何かを食べるだろうから、この店ではこの辺りで止めておくことにした。ただ、最後に3品目のタルト…と言っても今度はデザートの“タルトシトロン”を追加。別腹メニューだ。ちなみにシトロンはレモンのこと。上の白いのはメレンゲ。この2つの“タルト”のどちらも美味くて満足。
サーモンのタルトフランべ
タルトシトロン

 食べてる途中で、少し離れた席で一人で食事をしていた男性が席を立つ。彼が食べている時から気になってたんだけど、ライダースを着ていたし、店のテーブルが並ぶすぐ横に停めてあったし、多分あのバイクのオーナーかなぁ〜と思っていたけどやっぱりそうだった。ちょっと側に行って写真を撮らせて貰った。背景の街並みとローヤルエンフィールドと革のライダースのオジサンライダーはベストマッチ。しかしこっちの人は、カメラを向けると大抵誰でもカメラ目線でポーズするなぁ。
ストラスブールの広場のカフェの横で初老ライダーとローヤルエンフィールド

 3つの“タルト”とも1品ずつ頼んで二人でシェアしたんだけど、結局ランチ代はこの日のホテル代(56.60ユーロ。交換レート129.51円/ユーロ)とほぼ変わらない53.70ユ−ロ(丁度7千円だった。交換レート130.36円/ユーロ)だった。まぁ、ワインはハーフボトルとカラフェを飲んでるしこんなもんか。旅で食費がかさむのは仕方ない。それを楽しむのに来てるのでそんなにはケチれない。

 お会計をテーブルで済ませた後、ニコニコ・ギャルソン君に僕らの二人の“連れ”と記念撮影を頼むと、いい笑顔で答えてくれた。
旅の連れとニコニコ・ギャルソンくん

 店を出て、チョロっと大聖堂の前まで行ったら、ホテルに戻ってチェックインしよう。

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