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結婚5周年記念旅行/エコミュゼ その2

 前回、エコミュゼの中を歩いている途中まで終わったまま、4ヶ月以上ぶりの投稿。なんとしてでも今年中(!?)に成田に戻らねば!

 園内に建っている建物には、ほとんど全て自由に出入りが出来る(室内で一部入れない部分はあったりするけど)。昔の暮らし振りが分かるし、可愛らしいデザインの(しかし多分デザイナーなど存在しない)家具や道具、また、電気もガスも無い頃に100%アナログの手法で工夫されて作られたキッチン用品とか見ると、ちょっと感動すら覚える。
 例えば、下の写真に写っている壁からせり出す様な凸型のタイルが貼られた大きな台。コレ、実は壁の裏側に回ると凸型の真ん中が釜になっていて、多分、パンを焼いたり鍋を入れて煮込んだりしたんだと思う。で、表側のこの部分が暖かくなって部屋の暖房になったと思うし、台の上で料理を保温したのかもしれない。もっとも表側はそこまで熱くはならないだろうから(多分、暖房のために真ん中に鎌の熱を取り込むんであろう扉が付いている)、冬場はこの上に座って過ごしたのかもしれない。日本で言えばコタツの様な。まぁ、全部想像だけど。
エコミュゼ/民家の中のストーブ&釜
 また、とある建物の地下に入ると大きな樽があったりして、ワインとかも貯蔵してたのかな?という感じなんだけど、その脇にはジャガイモが大量に保存(?)してあった。多分、今もこの村で採れたものを(動態展示という意味で)利用しているんだと思う。
エコミュゼ/民家の地下貯蔵庫のじゃがいも
 エコミュゼ内のほとんどの建物の屋根には、コウノトリの巣がある(設置されている…と言うべきか)。どれも番いの巣なんだけど、この写真には何故か四羽。彼らはどういう関係なんだろう…と思って良く見ると、屋根の上に直接、もうひとつ別の巣があった。これはちょっと珍しい。仲の良い兄弟か親戚同士の番いなのかな?
エコミュゼ/民家の上のコウノトリの巣。何故か四羽
 途中、ちょっと昔の村のものをそのまま移築している…とは思えない、斬新なオブジェが。(多分)家を建築しているところを再現したんだと思う。これが昔作られたものを持って来たのか、エコミュゼに合わせて作ったのかは…残念ながら不明。なんにしてもこれはちょっと違和感があった…。
エコミュゼ/建築の様子のオブジェ

 そしてコウノトリ。
エコミュゼ/番いのコウノトリシルエット
 3匹のアヒル(茶色いけど、多分。)のおしり。
エコミュゼ/3匹のカモのおしり
 アヒルの子供達。かわいい。
エコミュゼ/アヒルの子供たち

 泥が落とされたジャガイモ発見!何か作るんだろうか?
エコミュゼ/泥が落とされたジャガイモ

 エコミュゼの中でひときわ高い塔。何だろうと思って中に入ってみると…
エコミュゼ/城壁と塔
 一階は小麦か何かを自動で挽く臼があった。ベルトが取り回されていてなんらかの動力がある訳だけど、風車は見当たらないし、多分どこか近くに水車小屋とかあるんだと思うけど、解らなかった。
エコミュゼ/塔の中の臼
 階段を登ると、二階はどうやら管理者の住居だったらしい。壁に掛かった写真は、実際にこの家の主だった夫婦だろうか? ちょっと怖い…。
エコミュゼ/塔の中のダイニング
エコミュゼ/塔の中の部屋の壁の写真と花
エコミュゼ/塔の中の部屋の灯り
エコミュゼ/塔の中のオーブン

 塔の最上階に上がると、展望台の様な(いや、多分見張り台だ)ガラスの窓の無いフロアだった。天井の一部に昔の伝統的な文様だろうか?ちょっとアートなペインティングが壁に垂れ下がる布の様に描かれていた。
エコミュゼ/塔の中のてっぺんの天井の文様
 その、展望台から外を見ると、沼の向こう側に列車内から見えた気球が浮いていた。
エコミュゼ/塔の中の上から望む気球のある風景
 下を見ると、壁の上に巣を構えたコウノトリの番いが見える。初めて上から見た。頻繁にクチバシを「カタカタ」鳴らしている。既に夫婦だから求愛行動では無いだろうから何だろう?…と一瞬思ったけど、人間以外の生き物達は、いつでも“求愛”してるかもしれない。
エコミュゼ/塔の中の上から見るコウノトリの番い

 荷馬車に使う車輪を作っている工房があった。
エコミュゼ/荷馬車車輪工房1
エコミュゼ/荷馬車車輪工房2
エコミュゼ/荷馬車車輪工房3
 そして、謎の三つ又煙突ストーブ。バイクオタク的に言えば『集合菅煙突』だ。嫁が三つ又の間に腕を通す。暖かいらしい。まぁ、当たり前か。
エコミュゼ/荷馬車車輪工房三つ又煙突ストーブ

 そして再びエコミュゼの気になったモノをバラバラと…。
エコミュゼ/トラクター
エコミュゼ/計り
エコミュゼ/レジスター
エコミュゼ/ミシン

 エコミュゼ内を流れる小川沿いにある、ちょっと大きめの水車のある建物。中に入るとそこは丸太を巨大な鋸でスライスする製材所だった。しかも、鋸の歯は丸型ではなく縦型。水車の回転運動がいくつものベルトと歯車を経て、巨大な鋸をギコギコやる訳だ。素晴らしすぎる。
 今は何でも電気で、その少し前までは蒸気機関で動力を得ていた訳だけど、その前は水力だ。水の流れだ(日本でも江戸時代には水力発電所が存在していた)。とにかくモーター…と言うか何かを回転させる“力”さえ得られれば何でも動かせる。それは現代も電子的なものを除けばあまり変わって無い気がする…。
エコミュゼ/水車の製材所1
エコミュゼ/水車の製材所2
エコミュゼ/水車の製材所3
エコミュゼ/水車の製材所4

 水車の製材所を出ると、すぐ先に駅のホームの一部…の様な展示。小さなディーゼル機関車と二階建て客車が一両。なんだかアンバランスな組み合わせだ。客車の横には『SNCF(フランス国鉄)』のマークが入っている。
 僕は乗り物なら大抵のものが好きなんだけど、鉄道に関しては物心ついた頃には既に好きだったし、その後“鉄道ファン(当時は鉄オタなんて言葉は無い)”は大学に入る頃に止めてしまったけど、それでも長い付き合いだからなのか…あるいは全く関係ないのか解らないけど、どうも他の展示物に比べて数倍以上の郷愁を感じ取って見てしまう。増してや広大な園内の隅っこに、わずかこれだけの数がポツンと放置されてるが如く置かれていると…。
エコミュゼ/SNCF車両1
エコミュゼ/SNCF車両2
エコミュゼ/SNCF車両3
エコミュゼ/SNCF車両4
エコミュゼ/SNCF車両5

 駅を通り過ぎると、パークの入り口の建物付近に戻って来た。古いトラクターが沢山建物の下に並んでいる。この鉄の重厚感は蒸気機関車か…もしくは巨大なオーブンか?という質感。カッコいい。
エコミュゼ/納屋のトラクター1
 この辺りは“オールド・モーター・エリア”的な…。
エコミュゼ/納屋のバイク1
エコミュゼ/納屋のバイク2
エコミュゼ/納屋の窓際のオイル缶
エコミュゼ/納屋の部品類
エコミュゼ/納屋の壁際のオイル缶
 トラクターの並ぶ建物。もしかすると消防署だった…とか。違うかな。屋根の『1992』は、この建物の移設年だろうか?
エコミュゼ/トラクターの並ぶ納屋
エコミュゼ/トラクターの並ぶ納屋の外灯
エコミュゼ/トラクターの並ぶ納屋の屋根の上の時計台

 ちょっと休憩して足を休めようと、園内に唯一あるレストランの方に移動。エコミュゼにタクシーで着いたときに、両替をお願いした店だ。
 レストランに向かう途中で、七面鳥が沢山居た(料理で出すのかなぁ…)。嫁さんが頭から顎の下にのびるブツブツを見て、「キモイ、キモイ」と連発。
エコミュゼ/七面鳥

 レストランの内装は、何処と無くスイスとかアルプスとかそういう単語をイメージするデザイン。完全に適当なイメージだけど、要するにちょっと可愛らしい感じ。
エコミュゼ/レストラン内
 僕はエスプレッソ。嫁さんはココア(だったかな?)。どちらも一口チョコレート付き。
エコミュゼ/カフェ

 カフェを出ると、今度は孔雀に遭遇。4〜5分、羽をパァ〜っと広げないかな…と、色々言葉を投げかけてみたけど、ダメだった。
エコミュゼ/孔雀

 最後に、入り口付近にあった建物で、見逃した可愛いヤツをいくつか見て、出口に向かう。
エコミュゼ/出口付近建物1
エコミュゼ/出口付近建物2
エコミュゼ/出口付近建物3

 お土産物コーナーを少し物色したけど特に欲しいモノも無く、売り場を一回りしたらすぐに預けていたスーツケースを受け取り、行きにタクシーの運転手のおばさ…女性から貰ったカードをカウンターの人に見せて、タクシーを呼んで貰った。あのおばさ…女性がまた来るのだろうか?
エコミュゼ/お土産物コーナー1
エコミュゼ/お土産物コーナー2
エコミュゼ/お土産物コーナー3
エコミュゼ/お土産物コーナー4

 行きにタクシーを降りた場所で待っていると、さっきと同じ車種だったけど違う運転手さんが来た。今度はかなりゴツイ男性。彼は行きのおばさん以上に英語が全く話せず、「ボンジュール!」と挨拶して「ガル(gare/駅。“ル”は例の抜けた音)、シルブプレ!」と僕が言い、彼は両手を開いて10本の指を見せ「10ユーロ(仏語だと「ディス・ウーホ」と聞こえる)」と教えてくれた後は(行きと同じだからすぐに解った)、駅までほとんど無口だった。日本人(or 東洋人)が嫌いなのかな?…と思って、僕ら二人はあまり大きな声を出さず会話も少なめに大人しく座っていた。
 駅までの10分少々の間ちょっとドキドキしたのは、その、会話の少ない車内の静けさだけでは無く、10ユーロと言った割にメーターの数字がガンガン上がって行くことだ。確か駅に着いたときは20ユーロを超えていた気がする。一人10ユーロってことだったのかな? と一瞬思ったけど、そりゃぁ行きと比べて暴利だぜ〜と心の中で叫びつつ、そっと10ユーロ札を1枚だけ渡すと、いかつい運転手さんはニッコリ笑って「Metci ! Bon voyage !」と。なんだ、普通に優しい人じゃ無いか… (^^; こちらから英語でも日本語でもなんでも話しかければ良かったかな? って言うか、彼の写真を撮れば良かったな。ちょっと後悔。
ボルウィラー駅/出発1

 さぁ、数時間振りに“ボルウィラー駅”に戻って来た。相変わらずひと気が無い。途中、おじさんが犬を連れて来たので、一緒に列車に乗るのかな?と思ったら、単に散歩に来ただけらしく、僕が犬のアップの写真を何枚か撮らせて貰った後(全部ボケボケだった…。ホント、X-Pro1のAFはこういうとき遅くてダメ…)すぐに行ってしまった。
ボルウィラー駅/犬の散歩のおじさん
 ホームにあった券売機で切符を買おうと試みたものの、どうやっても途中で画面が最初に戻ってしまう。なんかやり方が違うらしい…。切符を買わずに乗ると、罰金で実際の2倍だか3倍だか払わされるらしい…という話を聞いたことがあるので、なんとか乗る前に買おうと思っていたんだけど、まぁ、コルマールからココに来るまでの間も車内検札は来なかったし、この先30分くらいですぐ乗り換えなので、そこで切符を買えば良いか…と、切符無しのまま乗ることにした。
ボルウィラー駅/出発2
ボルウィラー駅/出発3
 貨物列車やTGVなんかが何本か通り過ぎるものの、ローカル線は中々来ない。30分くらい待ったかもしれない。通過列車が来るとき以外は遠くから時々車の音が聞こえて来るくらいで、辺りはシーンとしている。のどかだ。
 この先は、“ミュルーズ”というアルザス地方南部の大きな街の駅で乗り換え、いよいよフランスを出国してスイスのバーゼルを目指す。…と言っても、合計1時間程度の乗車なんだけど。


続く。

■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
25.エコミュゼ その1
24.コルマール出発
23.続・ヒッチハイク
22.ヒッチハイク
21.アルザスの小さな村…的な
20.マルセル・ダイス
19.コルマール2日目夕方〜夜
18.上を向いて歩くと…
17.コルマール旧市街
16.本丸コルマールへ
15.青空市場と屋内市場
14.ドイツなのに…!?
13.結婚“腕輪”の故郷訪問
12.モノプリと大聖堂
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
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