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結婚5周年記念旅行/続・ヒッチハイク

 前回はリヴォビレを出るところまで。今回は、ようやくやって来たバスに乗って、コルマールに戻るところから。

 バスの一番前の席が空いてたので、コルマールまでの“大きな”車窓の風景をそこで楽しむことにした。リヴォビレに着いてから発つまで多分4時間半ほどしか居なかったけど、すっかり“馴染んだ”感のあるバス停のあるロータリーを出るとき、少し前にヒッチハイクをしていたコルマール方面に向かう道とは違う方向にバスは進み始めた。なんとなく真っ直ぐコルマールまで向かうと思い込んでいたんだけど考えてみれば普通の“路線バス”な訳で、隣の街(後で調べたら“ゲマール”という小さな街だった)に向かうみたいだ。そりゃそうか。
リヴォビレ〜コルマールバス

 バスはリボヴィレから見て高速道路の反対側(東側)にある小さな街(ゲマール)に寄った後、インターまで戻り高速道路に乗った。その後はどこにも寄らず、3つ先のコルマールの手前のインターで降りる。
 幹線道路を走り始めてすぐ、コルマール空港の正面にあるラウンドアバウトの真ん中に、“自由の女神”の像が立っていた。勿論NYのものが本物な訳だけど、その他各地にある(パリにもお台場にも!)自由の女神の中でも、多分、コルマールにあるのは“本家”と言っても良いと思う(本当の本家は美術館内にあるらしいけど)。コルマールは自由の女神の作者“フレデリク・バルトルディ”の出身地だそうで。
コルマール空港前のラウンドアバウト内の“自由の女神像”

 コルマール市内に入ってからも混んでいる箇所はほとんど無く、リヴォビレを出てから30分ほどで朝タクシーに乗ったコルマール駅前に着いた。
 時間は18時少し前。駅前からホテルまで歩いて10分は掛からないので、お土産に買った重い“マルセル・ダイス”のワイン3本を一旦部屋に置いて来ようかとも思ったのだけど、バス停の時刻表を見ると“エキスハイム”行きのバスが15分後くらいに出るところだった。それがエギスハイム方面の終バスだったのか覚えていないんだけど、とにかく4月のこの時期、日が落ちるのはまだ早いし、とにかくそのバスに乗ってエギスハイムに行くことにした。コルマールに戻って来るバスはもう無さそうだったけど、まぁ、なんとかなるだろう…と。

 エギスハイムの名前は、今回アルザス地方に来ることを決めた早い段階から知った地名で、上から見た村の形が玉ねぎの輪切りの様に三重の円になっている村。多分中世の頃に村を守るためにできた形だと思う。それをちょっと見て見たくなったので当初から行く予定に入れていた。
 コルマールの駅前から乗った路線バスは、GoogleMapで見ていると結構アッチコッチ寄ってジグザグに進んだけど、15〜20分ほどで村の外側にあるバス停に着いた。既に時間は18時半に近い。
 早速、その玉ねぎの円の中に入ったんだけど時間が時間…ということなのか、歩いている人も開いている店も無く、その上、両サイドを家に囲まれた細長く微妙にカーブする狭い道なので、傾いた陽の光が差し込まない場所が大半で、ちょっと暗くて寂しい感じになってる。昼間の賑わっている時間帯に来たら、きっといかにもヨーロッパの中世の村…という感じがとても良く見えたのかもしれないけど、ちょっと寂しさばかりを感じてしまった。歩けども歩けども風景があまり変わらない(常に同じ感じに曲がっている路地を歩き続けるイメージ)のも、人が居ない寂しさをことさら感じる。確かに絵になる感じは多々あるんだけど、光の問題と寂しさという精神的な部分でどうも写真を撮っていてもイマイチ気が乗らない…。結構歩き疲れているというのもあったかも…。
 まぁ、そんな感じで微妙に気持ちが盛り下がっていたんだけど、それはそれとして村の(寂しい)雰囲気を。
エギスハイム1
エギスハイム2
エギスハイム3
↓なんとなくトボトボ歩く嫁。
エギスハイム4
↓お婆さん(着ているのは民族衣装かな?)も絵になるけど、これもまた寂しい感じで…
エギスハイム5
↓ルノー5のエキスプレス。ホント、絵になるんだけど…。
エギスハイム6
↓やっぱりブドウ関連の樽だろうなぁ。
エギスハイム7
エギスハイム8
↓ドアにもブドウの飾り。
エギスハイム9
↓村の道をくるくる回って歩いているので、路地への日の差し方は背中から当たってたと思えば逆光が強くなったり。
エギスハイム10
エギスハイム11
↓猫が鳥を狙ってる。「お祖母さんの家」って書いてあるけど、何の店だろう?
エギスハイム12
エギスハイム13
 村の外周は外側から3周するとサークル状の路地は全部歩いたことになるんだけど(大した距離じゃ無い)、1周ほどで飽きてしまって村の中心部に入った。真ん中には教会があって、その上にもやはりコウノトリの巣が。
エギスハイム14
 そして、ここでもお約束のルノー・トゥインゴ写真。ホントにどこに行っても見る車。製造が終わって9年経つとは言え、15年間も作っていた車だけある。
エギスハイムのトゥインゴ
↓村の外側にあったホテルの入り口のオブジェ。
エギスハイム15

 中世のままで時間が止まっている様な雰囲気の小さな村に、来る前から期待値は高かったんだけど(特に何を…というのはなかったものの)、スケジュール的に無理してこの時間帯に来たのはちょっと間違ったかもしれない。店が何も開いてなかったり他に観光客も村人もほとんど見かけず、賑やかさが皆無…と言うか、つまり人の営みを感じられない場所は少しつまらなく思ってしまう。多分、また来ることは無いだろうから、ちょっと勿体無いことをしてしまった。

 コルマールに戻るバスが無いことは事前に解っていたので、村の外にタクシー乗り場でも無いかと淡い期待をしたんだけど、やっぱりこの小さな村ではそれは難しい要望だった様で…。
 さて、どうやってコルマールまで帰るか?…と改めてスマホの地図を見ると約5km。まぁ、ゆっくり歩いても1時間半もあれば着くだろうし、その間ヒッチハイクをし続ければ誰か乗せてくれるかもしれないし…と、コルマールに向かう道を歩き始めた。
エギスハイムから歩き始める嫁
↓「エギスハイムはここまで」の標識。
エギスハイムはここで終わり
↓日はすっかり落ちている。
山の向こうに陽が暮れて
エギスハイムからコルマールに向かう途中の道路を潜るところ
 エギスハイムからコルマールまでは、一旦真っ直ぐ線路の方まで行ってから、線路に沿った道をコルマールの駅の方に向かって歩くことにした。分かりやすい道でもあったし、田舎道ではあるものの交通量が少しはありそうな道だったので、ヒッチハイクもしやすいだろう…と。
 とは言え、やはり車はたまにしか来ない。何台通り過ぎただろう? リボヴィレでヒッチハイクにチャレンジしたときと同じ様に、親指を立てて小さなメモ帳の『Colmar』の文字を見せると、男女関わらず7〜8割くらいはなんらかの反応を示してくれるのはちょっとだけ嬉しかったけど、止まってくれる車は1台も無かった。
コルマール方面から走って来た貨物列車
コルマールまでの道
 線路の横の道を歩き始めて少しすると、その道は隣の線路を斜めに跨ぐ様な陸橋になっていた。ところがその陸橋には歩道が無いのと、陸橋の部分だけちょっと道幅が狭い。更にはちょうど高速道路の出口が陸橋の手前にあり、時々高速から降りて来る車があまり速度を落とさず陸橋を渡って行く。そこには街灯も無く辺りはそこそこ暗くなり始めていたので、ちょっと陸橋の上を歩くことに身の危険を感じてしまった。なんとか陸橋の手前でヒッチハイクを成功させたかったのだけど、たまにしか来ない車は相変わらず止まってくれない。だんだん陸橋が近づいてくる。どうしたもんか…。
 その陸橋の手前に大きな駐車場のある工場の様な施設があった。入り口には『RICOH』の看板。どうやらリコーの現地工場らしい。その駐車場に入っていく車が1台。そこから出て来る車があったらヒッチハイクをお願いしたいなぁ〜なんて思いつつなんとなく入っていくその車を見ていたら、どういう訳か少し奥まっている門のところでUターンして出て来た。僕らの居る場所から駐車場の出口まで50mほど。“まずい!行ってしまう!”と、僕は走り出し、その車に向かって両手を振りながら“止まって〜!”のゼスチャー。すると運転手が気付き、停まってくれた。
 若い男性のドライバーだった。ちょっとRICOHの社員には見えないラフな見た目だったけど、まぁ、工場勤務の人なんだろう。メルシーとボンソワの挨拶をまず言って、片言英語と“Colmar”の文字を見せると、「いいよ」と快く乗せてくれた。いやぁ〜、助かった。
 彼は英語がほとんど話せず、ここでも感謝の気持ちをどう伝えれば一番伝わるか考えてしまったけど、スマホの仏語辞書で何か謝辞を探してとりあえず言ってみたりしたら、それまであまり感情を見せてなかった彼の表情が少し笑顔になる。
 少し車内の雰囲気が和らいだところで、とりあえず「RICOHで働いてるの?」と仏語の単語で適当に聞いてみたら、道を間違えて駐車場に入ってしまっただけだったらしい(だからすぐにUターンした訳で)。そのおかげで僕らは助かったので、道を間違えてくれてありがとう…だ。
 5〜6分で車はコルマールの駅前の交差点に着く。ちょうど信号が赤で停まったので、そこで降ろして貰う。ゆっくりお礼を言う間も無く信号が青に変わり、彼は行ってしまった。本当に助かった。…という訳で、ヒッチハイクは最後の最後に成功した。
↓黄昏時のコルマール駅。
コルマール駅前

 駅前から歩いてホテルに戻り部屋に入ったら、もう外に夕食を食べに出る気力が無かった。今晩こそ、昨日も一昨日も入れなかった『La Soï』に行くつもりでいたんだけど、二人とも疲労と睡魔に負け…。
 と言う訳で、コルマール最後の晩餐はリボヴィレで買ったクグロフ。…と、昨日モノプリで買った安アルザスワインの残り。寂しいメニューなことこの上無いけど、それより早く眠りたかった。
コルマール最後の夕飯
 食後早々に寝た。

続く

■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
22.ヒッチハイク
21.アルザスの小さな村…的な
20.マルセル・ダイス
19.コルマール2日目夕方〜夜
18.上を向いて歩くと…
17.コルマール旧市街
16.本丸コルマールへ
15.青空市場と屋内市場
14.ドイツなのに…!?
13.結婚“腕輪”の故郷訪問
12.モノプリと大聖堂
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
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