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結婚5周年記念旅行/マルセル・ダイス

 中々書き上げられなかったコルマール2日目散策がようやく終わり、やっとコルマール3日目。まずはホテルの朝食から…。

 朝、6時過ぎに目が覚める。外を見ると夜中に雨が降ったらしく路面は濡れていて、空はかなり暗くどんよりとしている。ただ、今日の天気予報はそんなに悪くない。
アルザスコルマール/3日目/朝
 折角この旅初めての浴槽のあるバスルームだったので(結局浴槽があったのは、このホテルが最初で最後)、お湯を張ってお風呂に入ることにした。浴槽はウチよりずっと広いので、足を真っ直ぐ伸ばして入る…という普段出来ない姿勢で入れるのが嬉しい。深さが浅いのでちょっと寝そべる様な格好にはなるけど。とは言え、やっぱり浴槽の中で頭や身体を洗うしか無いのは若干面倒臭く、お風呂は日本式が良いなぁ〜と思う瞬間でもある。

 お風呂から出てから外を見ると雲が切れて来ていて、陽の光に照らされた建物が少し赤くなり(部屋の窓からの風景は西側なので太陽は見えない)、雲の隙間からところどころ青空が見えて来ていた。
アルザスコルマール/3日目/朝2

 さて、昨日の朝ダイニングの雰囲気を見たときに、ここで朝食を食べてみたくなったので、昨日の夕方散策から一旦ホテルに戻ったときに2人分お願いしておいた。
 レセプション↓。ここで振り返るとダイニングがある。
コルマール/ホテル/レセプション
 その、ダイニングを入り口側から見たところ。結構広い。
コルマール/ホテル/ダイニング
 僕が今まで経験した安ホテルに限れば、大抵どこのホテルも朝食は簡単なバイキング形式だったけどその内容は結構差が激しくて、大雑把に分けると(ランクが星1〜3と幅があるんだけど)都会のホテルは貧相で、地方のホテルは充実している感覚。
 という訳で、ここのホテルも地方都市ということだからなのか、結構充実していた。特にパンは5〜6種類あって(全部は食べて無いけど)どれも美味かった。あと、朝食バイキングによく置いてあるんでヨーグルトと思い込んで取ったパッケージが、開けてみると果物をミックスしてすりおろしたもので(蓋にはフランス語でそう書いてあるんだけど…)、これもけっこうイケた。まぁ、これに関しては普通に売ってるものだろうから、ホテルの朝食のレベルとしては語れないけど…。
コルマール/ホテル/3日目朝/朝食1
コルマール/ホテル/3日目朝/朝食2

 ちょっと食べ過ぎ気味の朝食に満足して9時半頃部屋に戻る。さて、今日行こうと思っている“マルセル・ダイス”というドメーヌ(葡萄畑を所有し、栽培・醸造・瓶詰を一貫して行うワイン生産者のこと)があるベルクハイムという村までの交通手段を考えねば…と。
 ベルクハイムはコルマールから北に車で17〜18km離れたところにある村で、コルマールの駅前から路線バスが出てるものの本数が極端に少なく、朝8時頃に1本出た次はお昼まで無い(逆にコルマールに来るバスは午前中何本かあった)。お昼のバスまでその辺で時間潰すかなぁ〜とも思ったものの、旧市街は昨日で概ね見たし、美術館に入るには中途半端だし、午後はエギスハイムという村にも行きたかったのもあって、ちょっとタクシー料金が気になりつつも戻りはバスに乗れそうだし、行きは時間を買うか…と、コルマールの駅前からタクシーに乗ることにした。

 さぁ、本日一発目の初代トゥインゴ写真。初代トゥインゴの中でも前期型はこんな感じで未塗装の樹脂バンパーで、ヘッドライト下のウインカーレンズがオレンジ色(後期型はクリアー)という部分で後期型と見分けが付く。ちなみに僕ら夫婦はこのウィンカーの形状から、初代トゥインゴのことを『涙目ちゃん』とも呼んでる。
コルマール/3日目/朝/駅前のトゥインゴ
 そしてそのトゥインゴから数十m後ろに、同じルノーのサンク(5)が停まっていた。二世代目の“シュペール(スーパー)・サンク”の方。サンクも初代の“縦サンク”の方が圧倒的に好きなことは前に書いたけど、こっちのシュペールの方も『20世紀に描いた未来の車』みたいな感じで結構好き。特にオシリのライン。
コルマール/3日目/朝/駅前のシュペール・サンク前
コルマール/3日目/朝/駅前のシュペール・サンク後

 駅前のタクシー乗り場。↓前方に停まっている黒い方に乗った。
コルマール/3日目/朝/駅前タクシー乗り場
 ドライバー氏は英語はあまり得意ではなさそうではあったけど、少なくとも僕より上手で助かった。ただ、ベルクハイムは(当然)すぐに伝わったものの“マルセル・ダイス”では解らず、スマホでフランス語ページの情報を見せる。すると「遠いし、バスがあるよ?」という反応だったので、「バスは昼まで無いらしい」的な話をして行って貰うことに。とは言え、わざわざバスを勧めると言うことは、結構料金掛かるんだろうか?…と、若干不安になりつつ。
アルザスコルマール/3日目/朝/タクシー車中/ベルクハイムへ1
 交通量が多目のコルマールの市街地だけど、それでも10分ほどで高速のインター付近へ。ところがインター手前から渋滞し始めたと思ったら、先を見ると高速の本線も渋滞していた。ドライバー氏が「高速ではなく一般道を通った方が早いと思うけど?」と聞いてきた。渋滞がすぐ先で終わっている可能性もあるものの、この渋滞の中に“タクシー料金を払いつつ”入る気になれず、一般道を行って貰うことにした。
 おかげで、“アルザスワイン街道”を少し走ることになり、周辺のブドウ畑ばかりの風景を車窓から眺めることができた。
アルザスコルマール/3日目/朝/タクシー車中/ベルクハイムへ2
アルザスコルマール/3日目/朝/タクシー車中/ベルクハイムへ3

 コルマール駅前からベルクハイムのマルセル・ダイスの前までは、30〜40分ほどだったかな。途中、ドライバー氏の観光ガイド(最初はあまり喋らなかったけど、途中から「あの山の上の建物は有名なお城だよ(多分“オー・ケニグスブール城”)」とか「アルザスはワインの産地だからブドウ畑ばかりだろ」的な話)も付いて、タクシー代は日本円で5千円弱。やっぱりちょっと高かったなぁ〜と、タクシーから降りたときは思った。

 そのマルセル・ダイスのテイスティング・ルームは可愛らしい建物でレストランの様な佇まい。後で調べたら実際その昔レストランとして使われていた建物らしい(改装はされているそうだ)。
べルクハイム/マルセル・ダイス1
 さて、そもそもこの来にくい村までわざわざタクシーまで乗って来たのは旅日記の冒頭にチラっと書いた様に、ウチの近所のトラットリアのソムリエのKさんに、「アルザスに行くなら絶対マルセル・ダイスに寄って来てください」と言われたのが始まり。彼が世界で一番好きなワインだと言うし、嫁さんも元々アルザス・ワインが大好きだし、じゃぁ折角だから寄ってみよう…と。
 1人15ユーロ払うと誰でも試飲できるんだけど、(確か)1本でもワインを買って行くと試飲自体が無料になるシステム。元々僕らはお土産で買う気満々だったから1人15ユーロのことは頭に無かったけど、それよりはタクシー代の方が気になってた。

 ということで、本当はここに一番来たいであろう人は居ないけど、まずは入店前に本人の分身で記念撮影。
べルクハイム/マルセル・ダイス2
 入り口のドアを開けて中に入るとちょっと想像と違う。てっきりワインショップ的な店内で、その一角にテイスティング・スペースがあって…みたいに思っていたのだけど、入ったそこは受付も何も無い空間で“呼び鈴”的なものも無く、壁に仕切られていて奥の様子が解らない。
 ちょっと所在無い感じでどうしたもんかと動きあぐねていたら、ほどなくして奥から人が出て来た。「テイスティングしたいのですが…」と言うと、すぐ横の部屋に通される。驚くほど広くて窓が大きく明るく綺麗な部屋。まさか、実は別料金が掛かるのでは?…と言う恐怖感がジワジワと…。
べルクハイム/マルセル・ダイス3
 外の風景を眺めつつ若干ドキドキして待っていたら部屋に案内してくれたスタッフが戻って来て、「フランス語は話せますか?英語が良いですか?」と聞かれたので、英語で「じゃぁ英語で。あまり喋れませんけど…。日本語はダメですよね?w」と軽くジョークを挟んで答えると、笑顔で断られつつ英語のメニューを渡されながらスタッフ氏は説明を始めた。
 で、まず安心したのは、試飲だけなら1人15ユーロ、買うなら試飲はタダ…と最初に彼が説明してくれたこと。これで心置きなく飲め…試飲できる。
べルクハイム/マルセル・ダイス4
 折角なので、スタッフの彼にKさんの分身を持って貰い記念撮影。勿論、その“分身”の本物はソムリエで、マルセル・ダイスが世界で一番好きで、ここに僕らに来る様に勧めてくれた…という説明もした上で。
べルクハイム/マルセル・ダイス5
 まずはメニューの一番上にあったピノ・ダルザスからスタート。メニューでは13ユーロ/本のワイン。ちなみに日本のネット通販で調べてみたら、2014のピノ・ダルザスは¥3,500前後。お店で飲むと5〜6千円くらいか?
べルクハイム/マルセル・ダイス6
べルクハイム/マルセル・ダイス7
 1杯目からとにかく美味い。これが一番安い訳だから、この先どうなっていくんだろう!!!…と嫁さんとはしゃぎながら少しずつ味わっていると、すぐにスタッフ氏が次のワインを持って戻って来た。すると彼は「次のワインを注ぎますから、グラスの中の残りを前にある(バケツの様な)容器に捨ててください」と。
 (あまり行ったことは無いけど)通常テイスティングのときは同じグラスで違うものを注ぎ続けるので次のワインを試すためにグラスを開けないといけないのと、段々酔って味が解らなくならない様に普通は飲まずに口に含んで捨てたりする。ただ、僕らは仕事じゃ無いし何十杯も飲む訳では無いので、嫁さんと顔を見合わせて慌てて残りを飲み干そうとしたら、「ダメダメ!全部飲んだら酔って味が解らなくなるから!」とにこやかに促され、二人で泣く泣く残りを捨てた。

 2杯目はリストでも2番目にあるリースリング。最初のピノと同じ2014年モノだけど値段は一段上がって21ユーロ/本。日本のネット通販では4千円ほど(写真は割愛)。
 1杯目のときもそうだったけど、注いでくれるときにワインを色々と説明してくれる。で、2杯目のこのリースリングが出て来たときに、嫁さんがスマホに保存してあったボトルの写真を見せる。ソムリエKさんが「マルセル・ダイスに行くなら…」と、自分用に秘蔵してあったのを飲ませてくれたときの写真だ。するとスタッフ氏が「これを飲んだことがあるのなら、今出した2種類はレベルが低いので、次からもう少し上のレベルにします」と言って、奥に戻った。僕らは詳しい訳じゃ無いんだけど、どうやらその写真がテイスティングの敷居を上げてしまったらしい…。

 さて、このリースリングも少しずつ味わいながら飲みたいところだけど、スタッフ氏が次のワインを持って戻って来る前に“飲み干さないと”、この美味しいワインもみすみす捨てることになる…。テイスティングの1杯の量としては多少多めかな?という気もしなくは無いけど、多分この量なら飲み続けても大丈夫だろう…と、最初に十分香りと味わいを確認したあと、残りを一気に飲み干しグラスを空にした。

 スタッフ氏が次のワインを持って来る。ラベルに“CRU D'ALSACE”の文字。ここから先は1つのワインにつき1ページを使ってラベルと説明があるレベルになった。こういう感じのページ↓
べルクハイム/マルセル・ダイス9
 この「クリュ・ダルザス」から、壁に掛かっている液晶画面に映し出されている周辺の畑の区分を示す航空写真を指しながら、「このワインはあの色の場所の畑で作られたブドウで…」などと説明してくれる↓
べルクハイム/マルセル・ダイス11
 例えば同じ年に同じぶどうの種類から作られたワインでも、畑が違うと味が全然変わる…なんて説明も、それに該当するワインを持って来てくれて畑の位置とワインを指差しながら、比べてテイスティングさせてくれたり(確かこの2つ↓)
べルクハイム/マルセル・ダイス12
 スタッフ氏はそうやってひとつひとつ丁寧に説明してくれるものの、英語が苦手な僕は聞き取れなかったり知らない単語だったりが多くて結構頭が疲れる。ただ、それでも少しでも理解したくて「解ったフリ」をせずいちいち聞き返す様にしていたら、彼もなるべく簡単な単語に言い換えたり、あるいは仕草で説明したり、本当に丁寧に説明してくれる…と言うか、自分たちのワインのことを出来るだけ伝えたいという気持ちを感じた。
 ちなみに一番面白くて印象に残っている説明は、ワインの香りの説明で「火打ち石の様な…」と言う言葉を使ったときのこと。そもそも僕はその“火打ち石の匂い”が解らないと喰いつくと、その部屋には火打ち石が置いてあって(香りを説明するための道具が他にもいくつか置いてあった)僕の目の前で擦ってくれる。そこで直後にワインの香りを嗅ぐと、「あっ、ホントに同じ匂いがする」と判る訳だ。“一目瞭然”ならぬ“一嗅瞭然”か。

 4種類の“CRU(クリュ)”クラスのワインを飲んだあと、“GRAND CRU(グラン・クリュ)”に移る。3種類とも60ユーロ前後になる。日本での価格となると…。
べルクハイム/マルセル・ダイス13
 なんにしても、もう、この上ない幸せを感じる味で、高いタクシー代を払って…なんてことはもうすっかり忘れていて、ここまでわざわざ来た甲斐があった。Kさん教えてくれてありがとう!…という興奮状態。あとは懐具合をみながら、どれを買って帰ろうかなぁ〜と悩み始める。

 ただ、ひとつどうしても心残りの件があって、それをスタッフの彼に聞いてみた。↑の方に載せた最初のメニューページの一番下に入っていた“GEWURZTRAMINER(ゲヴェルツトラミネール)”。途中から“クリュ”の方に変更されなければ多分試飲できたであろうワインなんだけど、僕ら二人とも(特に嫁さんが)ゲヴェルツが好きなので、最後にこれを二人で1杯でいいので試飲させて貰えないか?…と。彼はグラン・クリュを試飲してしまった今となってはオススメできないんだけど…と言いつつ、二人に一杯ずつ持って来てくれた。確かに彼が言うように(当然だ)味の“深み”という点では物足りないとは言えるんだけど、もう、普段飲んでる(というほど飲めてないけど)様なゲヴェルツとは大違いで、このタイミングで飲んでも何もがっかりする点はない…と言うか、ここで遠慮して諦めずに帰らず良かったぁ〜と。舌も心も奥底から満足。

 懐具合やこの先のお土産の量(手荷物の重量オーバーが怖くて)なんかを想像して、結局ワインは3本だけ選んで購入。段ボールの箱に入れてくれたのだけど、ソムリエKさんにお土産として1本渡すときにドメーヌまで来た証拠として、もし良かったら…とサービスの彼に箱(と人形)にサインを書いて貰えないかお願いすると、「僕よりは…」と一度裏に引っ込み、マルセル・ダイス本人のらしきサインが書かれて戻って来た。本当にこの日に居たのかどうか確証は無いんだけど…まぁ、そうそうここで嘘は無いだろう。
 約1時間くらいの滞在だっただろうか? 本当に来て良かった。また機会があれば是非再訪したい。

 テイスティング・ルームからも見える家々の奥の丘は、マルセル・ダイスのグラン・クリュ用のブドウが作られるブドウ畑。ソムリエKさん人形を手前の草地に刺して、“現地に来た風”記念撮影。
べルクハイム/マルセル・ダイス14



おまけ。
 マルセル・ダイスの道を挟んだ向かいにある家の生垣に、刈り込みで作られた“巨乳モデル”に甘える図。
ベルクハイム/マルセル・ダイス向かい生垣


続く

■結婚5周年記念旅行 過去INDEX
19.コルマール2日目夕方〜夜
18.上を向いて歩くと…
17.コルマール旧市街
16.本丸コルマールへ
15.青空市場と屋内市場
14.ドイツなのに…!?
13.結婚“腕輪”の故郷訪問
12.モノプリと大聖堂
11.小雨のプティ・フランス
10.ストラスブールの宿
9.全嫁が感動
8.ストラスブールに
7.セーヌを渡ってクスクスへ
6.マレ地区でランチと…
5.ヴァンヴの蚤の市
4.モンパルナスの朝市
3.RER車内とパリの宿
2.パリへ
1.出発準備 編
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