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FUJI-X新機種が2つとも良くて…。

 今どき、デジタルカメラが4年間もモデルチェンジをしないのは珍しいと思う。感覚値だけど。で、4年振りにようやく二代目となった富士フイルムの『X-Pro“2”』の実機を、新製品発表のイベントをやっていた富士フイルム・スクエアで触ってきた。X-Pro1を愛して止まず動作のノロさを嘆く僕としては、ずっとこの日を待っていた。↓これ。
X-Pro2発表。フジフイルムスクエアにて
↑レンズは出たばかりのXF35mmF2。このセットならレンズもボディも防塵防滴で雨の日も雪の日もOK。
 パッと目はX-Pro1と比べて「グリップがちょっと変わったかなぁ〜」という程度の変化。大きさもほぼ同じ。手に持った印象はグリップの形状と素材変更で持ち易くなったけど、ボリューム感は全く変わらない。Xシリーズはモデルチェンジ時にあまり形を変えないのが普通なので予想はしていたけど、それにしてもフラッグシップ機のマイチェンでは無くフルモデルチェンジで、この変化の無さ具合は特筆モノ。ただでさえ4年間変えてないのに。
 ↓こんなモックが並んでいた。
X-Pro1 to Pro2。フジフイルムスクエアにて
 『X-Pro1 to X-Pro2』と言うタイトルで5台のボディが並んでいて、一番左がX-Pro1で右端がX-Pro2。その間の3台を撮ったのが上の写真。それぞれ変更した部分についての理由は、なんとなく分かるような気がする。しかし結局は元に戻った。多分開発側にも「X-Pro1のデザインは不用意に変えたく無い」という強い意識があったんだろう。説明してくれた富士の人も似たようなことを話していた。これを呪縛や停滞と考えるか、良いものは良いと確固たる信念と思うか。僕は後者だと思う。

 外装デザインと同様、性能的にも最近のFUJI-X製品の流れから想像できる内容だったので、以前から伝えられていた『革新的な技術が出せるまではPro1の後継は発売しない』と言う言葉から想像するほどの驚きは無かった。ただ、とにかくAFの速さに感動した。Pro1がアホなくらいノロマなのは間違い無いけど、それにしてもPro2は速くて迷いがない。動体にも追従しまくる。悔しいほど何の迷いもなく一瞬でピントが合う。これだけで個人的にはX-Proはエボリューションしたと思える(笑)
 OVFが既発のX100Tと同じ機構になったのも最大の改良点のひとつ。Pro1はOVFがあるから選んだ様なものだけど(当時既にX-E2が発売後で値段も性能も負けてたにも関わらず)、OVFの使い勝手の悪さで結局ほとんどEVFで撮ってる。打って変わってPro2のOVFは、相当暗い場所以外ならほぼストレス無しで使える筈。こうなると逆に、EVFや一眼レフと比べてガラスの素通しファインダーの良さが際立ってくる。Pro1同様相変わらず“絵”がクリアで視野が広く、覗いていて気持ち良い。

 デジタルカメラとしての内容(性能)は、これまでレンズ交換式Xシリーズの中で2周回遅れの最後尾だったPro1から、Pro2はいきなりトップに躍り出た上、大きく後続を引き離した。ただ、実売価格もかなり高騰して19万円以上。Pro1の発売時が13万円、2年前に出た一眼タイプのT1でも発売時15万円だったんで、価格もブッチ切りに。T1より少し高くなるとは思ってたけど…。T1は今11万円前後まで落ちているので余計に高く感じる。価格がこなれて来るのを待つしかないなぁ。

 まぁ、それはともかく。Pro2はPro1のダメなところが払拭されるだけでは無く、何のストレスも無く何時でも何処でも使える最高のカメラになった。今回Xシリーズが出てから初めて画素数は上げてきたけど、FUJIのAPS-Cセンサーが出す絵はこれまででも十分だったので、このX-Pro2はもう一生モノのカメラとすら思える(まぁ、デジタルの世界では多分それは無いだろうけど)。僕にとっては「アバタもエクボ」すら見つけられない素晴らしいカメラになった。Pro1はエクボだらけだ。今も好きだけど。


 もうひとつ。今回同時に発表になったX70の話。こちらは今までシリーズに無かった機種で、レンズ固定式のX100Tの下位機種として発表された。8万円台後半〜のいわゆる高級コンデジ↓。
富士フイルム・スクエアにて/X70+外付け光学ファインダー
 オプションの外付け光学ファインダー(2万円!!)を付けて貰った。このまんま欲しい。色はブラック一色もあるけどPro1が真っ黒なんで、こっちはオールディーなシルバー狙い。

 古い人間のせいか、スマホやコンデジ的に液晶モニターを見て撮るスタイルが好きになれないのと、ここ2〜3年で急激に進んだ“老眼”(これは完全に“人間が古い”せいだ)のおかげで、液晶モニター自体が見難くなった。それも含めてやっぱりカメラにはファインダーがあって欲しいし、FUJI-Xシリーズ(のファインダー付き機種)が好きな理由の一つ。だから今回X100Tの下位機種として“ファインダーレス”のX70が出ると聞いた時も、さして興味が湧かなかった。
 ただ、掌サイズのコンパクトなボディにも関わらず、上位機種と同じAPS-Cサイズのセンサーに、ズームでは無く18mm(35ミリ版換算で27mm相当)の単焦点レンズを搭載し、絞りリング/シャッター速度ダイヤル/露出補正ダイヤルが揃って付いているのはかなり魅力的だったので、これにファインダーが付いていればなぁ〜と思っていたところ、写真の外付け光学ファインダーがオプションで出ることを知った。これさえ付ければファインダーを覗いて写真が撮れる。ピント合わせは出来ないけど、AFはPro1と違って速くて確実。そしてこのサイズ。あれ?もしや日常持ちに最強X?…と。

 富士フイルム初のタッチパネルチルト式液晶モニターも面白かったけど、良いなと思ったのはクロップ機能。23mmと35mm(換算35mm/50mm)の画角に切り替えられ(撮影データは元のまま)、簡易的にレンズを交換している様なイメージで使えること。単焦点レンズ一体型のコンパクトカメラの利点…まぁ、マニアックな話だ…に拘れる嬉しさと、ズーム付きコンデジの様な利便性をある程度享受できるこの構成に惹かれた。
 極薄のレンズ鏡筒には絞りリングとフォーカスリングがところ狭しと並んでいるんだけど、ボディー側の絞りリングには取手(?)が付いていて回しやすく、いちいち目で見て確かめなくてもフォーカスリングと迷うことは無く、クリック感も良くて使い易いところも「◯」。

 Xシリーズらしく、アナログカメラ的で上質なデザインや使い勝手の良さがある上、とにかくコンパクトであるけどギリギリ小さ過ぎないサイズ感がいい。ポケットサイズは言い過ぎだとしても、小さい鞄のちょっとしたスペースに軽く入る。毎日持って歩いても全く邪魔にならないAPS-Cの単焦点のFUJI-X。しかもレンズは僕がPro1に普段付けっ放しにしてるのと同じ18mm。この画角は個人的にスナップで非常に使い勝手が良い…し、こっちはクロップ機能も使えるし…。参ったなぁ〜。


 ところで、今回XF100-400mm(35ミリ版換算で150-600mm)と言う超望遠ズームも発表になった。別売りの1.4倍テレコーンバーターを付けると、140-560mm(換算210-840mm)にもなる(年内に2倍テレコンも出る噂が)。20万円以上するレンズなので全く眼中に無かったのだけど、「まぁ、折角ですから」と富士の人がPro2に付けてくれた。
 多分X-マウントレンズの中ではダントツに大きく重い(1.4kg)のだけど、これが持った時のバランスが良いのか思ったより重さを感じない。5段分という手ブレ補正も良く効き、室内の明るさでテレ側(400mm)で何枚か撮った画像をカメラの液晶モニターで最大に拡大しても、1枚もブレている様には見えなかった。ちょっとサーキットで使いたくなった。
 「凄く良いけど、20万円以上かぁ〜」と言ったら、「レンタルサービスがありまよ」と富士の人。あ!その手があった。もっとも今のPro1で使うにはAF的に難しいので、やっぱりまずはPro2が…。


 …と、物欲を大いに刺激された、今回の富士フイルム新製品発表。困ったもんだ。
XPro-2/X70/X-mount-lensのカタログ
FUJI-Xのカタログっていつも良いけど、今回のPro2のデザインは秀逸。

 そうそう、X70の開発者トークショーの最後に、世界中のX-Photographers(FUJI-Xを使うプロカメラマン達のグループ)の中から246名の作品を掲載した、とても立派な写真集を頂いた。ホントにタダで貰って良いのかなぁ〜というもの。
X-Photographersの写真集
写真のこと。 | permalink | comments(4) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

私もカタログもらってきました。PRO2のカタログを見に行って、X70のカタログを発見しました。普段シルバーのライカX2を持ち歩いています。ライカQは高くて買えないしと思っていたところ、X70に出会いました。いつも持ち歩くのにぴったりですよね。クロップ機能もいいです。早く触ってみたいな。28ミリなのも、X2と区別する言い訳になります。
やつふさ | 2016/02/05 1:37 PM
やつふさ 様

コメントいただきありがとうございます。m(_”_)m

今、Pro1しかカメラを持って無いので、小さいX100TかX30のどっちか欲しいなぁ〜と、買う予定もつかないまま悩んでいたんですが、X100はサブ機にはちょっと高いし23mm(換算35mm)固定だし、X30はシャッターダイヤルも絞りリングも無いしセンサーサイズが2/3型なのがなぁ〜と。そこにX70登場です。外付けファインダー付けるとX100Tと同じくらいの価格になりますけど(笑)
ただ、もしX70を買ったら普段こればっかりになってPro1を触らなくなり、Pro2を買う為の対嫁用の“言い訳”が出来なくなりそうで怖いんですけど…(笑)

しかし、ライカX2との2台持ち狙いなんて、羨まし過ぎます…^^;
moriy | 2016/02/05 2:39 PM
x70買ってしまいました。昨日お店に届きました。今日あたり受け取れるかな。丁度、ライカx2の十字ボタンの調子が悪かったので、修理している間、携帯しているカメラがない、35ミリと28ミリで画角が違うと、自分に言い訳して注文しました。x70きたら、x2修理に出そうと思います。
ファインダーは欲しいけど、控えてます。moriy様も、いっぱい言い訳を考えて、ご決心を。^_^;
やつふさ | 2016/03/20 7:26 AM
やつふさ 様

再びのコメントありがとうございます。
X70ご購入おめでとうございます。本日はX70を手にされたのでしょうか?まったく羨ましい限りで… (^^;

とあるカメラマンさんのblogで、発売前の試写用にイタリアにX70を持って行った感想が「最強のスナップ・シューター」だったので、実は来月久しぶりに海外旅行に行くことになっているのですが、「やっぱり旅行中はコンパクトなカメラが…」と、自分への言い訳は用意してあったんですが… (^^;

しかし、旅費やらなんやらで出費が嵩んだ上にX70購入は難しく、とりあえず今回は18−55mmを手に入れて、旅行用カメラとしての利便性を得ることで溜飲下げています (^^;(いや、想像以上に良いレンズでしたので、買って良かったんですけど)

もっとも、18-55mm+X-Pro1をここんとこ持ち歩いているんですが、結構嵩張る割にあまり大きさが気にならないもので、だったらX70へ資金を分散させずに、Pro2かなぁ〜と思い始めているところで… (^^;

とは言え、やっぱりX70良いですよねぇ〜。
moray | 2016/03/21 1:34 AM
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