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2014年秋。十勝視察旅行記(16)

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 ようやくこれで最後。

 “バーH'S”のマスター宅を出てランチに寄ったのは、嫁さんが「なんとなく胃がもたれてるからアッサリしたものが食べたい」と検索して探した“たんた家といううどん屋。口コミにあった“あさりうどん”が目当て。店舗外観や内装はまさにチェーン店という雰囲気。
 僕も一応メニューを見たけど、どこでも食べられそうなものよりは…と、同じ“あさりうどん”を頼む。ちょっと物足りない気もしたので、天ぷらも少し添えて。

↓あさりうどん
帯広“たんた家”のあさりうどん
 まぁまぁ、美味しかった。あさりは想像以上に沢山入っていた。出汁は関西風になるのかな? 自家製うどんということだけど、個人的にはもう少し腰がある麺の方が好みだった。ちなみに天ぷらは普通。後で知ったんだけど、実は人気メニューは“カレーうどん”らしい。クリーミーなカレー汁が美味しいそうだ。ちょっと食べてみたかったな。そっちに目が行かなかった。

 テーブルの上に置いた僕のカメラが気になったらしく、店長らしき人が話しかけてきた。カメラ好きと言う訳ではなく、季節メニューなんかの料理写真を自分で綺麗に撮りたい…とかで。その軽い会話の流れで、店内に入ってからずっと気になっていた、壁に4枚並んで掛かる大きい額に入ったウォホールっぽい作風の絵のことを聞いてみたら、なんと本物だった。僕は知らない作品だったし、てっきりチェーン店だと思ってたから、それ風のフェイクだとばかり…。
 店内はうどん屋なのに(と言うのもステレオタイプな見方だけど)ずっとビートルズの曲が流れていて、そのことにも少し触れたら、やっぱりその店長らしき人の趣味だった。ビートルズの話が止まらなくなりそうだったので、「ごちそうさまでした」と会計をして店を出た。

 “たんた家”のあとは、帰りの機内食を…と、最後にもう一度“麦音”へ。

↓初日のページに載せていない写真を少し。惣菜パンを中心に。
帯広“麦音”正面外観最終日
帯広“麦音”プラムデニッシュ
帯広“麦音”パニーニ
ジャガイモとソーセージのピザ
帯広“麦音”カレーパン
 やっぱり見るとどれもこれも欲しくなるのだけど、機内で食べられそうな量に絞り、後ろ髪を引かれる思いで店を出る。次に来れるのはいつだろう。

 “麦音”を出たのは15時少し前。東京に帰るAIR DO便は19:10発。とかち帯広空港のレンタカー屋には17時半過ぎには着いておきたかったので、車を十勝平野の南に向けて走らせる。
 次の目的地は、時間が余ったら行こうかな…と思っていた“十勝スピードウェイ”。「すぐ隣に道の駅もあるし…」と、興味を示さない嫁さんに言い訳しつつ…。
 もっとも僕自身も、イベントもレースも無い平日にサーキットに行ったところで、中を見ることも出来ないだろうとは思っていたけど、折角十勝に来た訳だしゲートだけでも…と。そう言えば何年も前に「折角ル・マンに来たし…」と、やっぱりサーキットの入り口だけ見たことがあったなぁ…。

 帯広市街地を出て程なく無料の高速道路に乗る。少し高いところを走る高速道路からは十勝平野を見渡せて、四日間で見慣れたこの風景ともお別れかと思うと、旅行最終日特有の寂しさが若干…。
 “十勝スピードウェイ”は帯広の南東にある更別村にあり、帯広市街から行くと空港を通り過ぎるカタチになる。無料の高速の終点から更に12kmほど、広い畑や時々残る原生林(だと思う)の続く風景の中を走り、16時少し前にゲート前に着いた。道を挟んだサーキット沿いは細長く森が残してあり(騒音対策?)、広大な平野にある感じはせず森の中のサーキットという雰囲気。森のすぐ向こうはやっぱり畑が広がっているんだけど。

↓ゲートには既に西日が当たり始めていた。
十勝スピードウェイのゲート
 “十勝スピードウェイ”は、国内では鈴鹿サーキットに次ぐ全長(フルコースで約5.1km。1kmの直線を有する)を持つコースで、勿論ほぼフラット。国内にはこの広さで真っ平らなサーキットは他に無いだろう。良し悪しは別だけど。
 当初はF-1等の開催も視野に入れ、コース設計は(当時の)国際基準に合わせて作られている。もっともワールドクラスのレースは一度も行われたことはなく、以前はフォーミュラー・ニッポンやGT選手権が開催されたこともあった様だけど、現在は全日本クラスのレースも無く、ローカルレースやイベント走行が中心らしい。ただ、サイトのスケジュールを見ると結構埋まっているので、運営はそれなりに頑張ってるのかな? 北海道のサーキットらしく、冬場は四輪向けの雪上コースも出来るらしい。WRC気分で走ったら面白そうだ。
十勝スピードウェイのコース図
 1kmの直線は、僕の1000ccのバイクで走ると途中でアクセルが吹け切りそうでビビるけど、やっぱりここはいずれ走ってみたい。サイトにあった車載映像を見たけど、国際基準のサーキットらしく広いコース幅のダイナミックなレイアウトは結構好みだ。ただ、どうも走行会程度では“クラブマンコース”と呼ばれる3.4kmに区切った部分がメインで、フルコース(グランプリコース)を使うことはあまり無さそうなのがちょっと残念。まぁ、それを嘆くのは先の話だ。
 いずれにしても、もし十勝に暮らすと、僕的には北海道ツーリングと広いサーキット…という、ライダーの2大パラダイスを身近に得られるのも大きな魅力。決して移住の目的では無いけど(…と書いておく)。

 “道の駅さらべつ”は、サーキットの隣の敷地にありゲートからは1kmほど帯広寄りに戻る。空港ターミナルビルの土産物店の規模がどうであれ、ありきたりのお菓子や土産物にあまり興味が無いので、空港よりは道の駅だろう…と寄ってみる。しかし店内を一回りしたけど惹かれるモノも無く、結局何も買わずにすぐに出て来てしまった。僕らの他には一人も客がおらず寂しい雰囲気だったのは、この内容のせいなのか、それとも平日夕方の時間帯のせいか…。隣の敷地にはキャンパー向けの広い施設もあるので、休日には人で賑わうのかもしれないけど…。

 レンタカーは満タン返しにする必要があるんだけど、空港の近くにはスタンドが無いらしい。出発時に「街の方で入れて来てください」と言われていた。“道の駅さらべつ”から空港へ最短で向かうと途中にスタンドは無い様なので、少し遠回りだけど国道に戻ることにした。スマホで地図を見ると中札内という街にスタンドのアイコンがある。ちょうどそこにも“道の駅なかさつない”があるので寄ってみることにした。結局ここが最後の“視察場所”になった。

 “道の駅なかさつない”は、小さいとは言え街中にあるせいかポツリポツリとお客は居た。若干興味を惹かれる加工食品がチラホラ置いてあったので、少し土産物を追加。中でもヒットは嫁さんが買った『ビートオリゴ』という商品名のビートを原料にした液状甘味料。一見蜂蜜の様に見える容器に入っている。amazonでも売ってたけど。
 道の駅のすぐ裏には、“十勝フロマージュ”という有名な工房があるらしい。ここのカマンベールチーズは、洞爺湖サミットで出されてたりJALの国際線機内食にも採用されている…という話を後で知った。道の駅にもここの商品を置いてあった筈だけど、カマンベール系は嫌いじゃ無いもののそれ程惹かれないので目に入らなかった。“北海道どさんこプラザ”でも売ってるらしいので、今度試してみるか。

↓道の駅にあった生卵の自動販売機。初めて見た。
“道の駅なかさつない”の生卵の自動販売機
↓道の駅から見た、十勝旅行最後の夕焼け空。
中札内の夕焼け
 道の駅を出てすぐ、今回の旅行中で初めてガソリンを入れる。4日間の平均燃費は17km/L以上だった。高速は初日と今日の2回、合計で約40km程走っただけで他は全て一般道。ちょい古の1.5Lセダン(日産ティーダ・ラティオ)では中々優秀な数字だ。北海道限定燃費だな。

 空港横のレンタカー屋に着いたのは17時前だった。すでに日は落ちて暗くなっている。問題無くレンタカーを返却してトランクの荷物を送迎バスに載せ替え、ターミナルビルまで送って貰う。初日は雨、今日は夜…と、結局“黒川紀章氏設計”のターミナルビル外観は、まともに見ることなく終わった。

 定期便は1日14便(すべて羽田行き)しか無いので、出発時刻の1時間くらい前にならないとカウンターは開かず誰も居ない。出発カウンターは1Fにあるんだけど出発ロビーは2Fで、そのせいか1Fのカウンター付近には椅子が置いて無い。仕方ないので一旦2Fのロビーまで荷物を上げて待つことにする。少し早く着き過ぎた。

↓AIR DOとANA便の出発時刻が同じなのは、共同運行便なので。
とかち帯広空港の最終時刻掲示板
 その2F出発ロビーには予想外にそれなりの広さの土産物のショップエリアがあった。ただし、こちらも全店舗“休憩中”。灯りも消えていてそのエリアだけ薄暗い。2Fフロアーで唯一開いていたのはファーストフードっぽいコーヒーショップだけ。結局僕らは缶ビールを買って長椅子で嫁さんと乾杯。

↓出発ロビー(手前)とカフェサイド(奥)。画面左側が手荷物検査の入り口。
とかち帯広空港の出発ロビー/カフェ側
 ほろ酔い気分になった出発1時間程前の18時頃、暗くなっていたショップに光が灯り営業が再開。いつの間にか人が増えていて少し賑やかになり、ちょっと空港ロビーらしさが出てきた。

↓スーベニアサイド。
とかち帯広空港のスーベニア・ショップ側
 北海道に来たときには必ず最後に自分に買う“白い恋人”を購入し、登場手続きが始まっていたので荷物を持って1Fに降りる。チェックインを済ませて2Fに戻り、そのまま手荷物検査の列へ。検査を抜けたほぼ目の前が搭乗口だ。AIR DO68便/ANA4768便の共同運行便は、定刻通りに出発した。

↓十勝の地、最後の一枚。
とかち帯広空港/AIR DO機コクピット部
↓“麦音”機内食。勿論帰りも“ベア・ドゥ”カップでコーンポタージュ。
羽田行きAIR DO機内食(?)
↓カメラのパノラマ撮影機能を初めて使ってみた。手持ちでもまぁまぁ違和感が無い(クリックで拡大)。
羽田行きAIR DO機内パノラマ
↓羽田着。機長がこっちを向いてるけどシャッター切ったときは気づかなかったもんで、撮った瞬間に無視して去ってしまう嫌な感じのカメラマンになった。
AIR DO羽田着コクピット部
AIR DO羽田着全景
 定刻通りに羽田着。3泊4日の十勝視察旅行、無事終了。

 当初は去年の今頃、寒さが一番キツイときの十勝を体験するつもりだったのだけど、色々あって結局秋の気候や食が良い時期になったので、“暮らし”を感じるにはあまりネガティブな面を見ないで終わったのかもしれない。でも、それを差し引いても(いや、差し引け無いかもしれないけど)、今回僕らが十勝から受けた印象はとても良かった。
 何か見た事も無い様な驚くものや文化を目の当たりにした訳じゃ無いけど、気に入った店、売っている食材、街の雰囲気、十勝の風景、僅かながら触れ合った人たち等々、それぞれは小さな一つ一つの事象なんだけど、いちいちプラス側に少し大きく針を振り、結果として十勝全体からとても大きな魅力を感じた。勿論、地方都市特有の疲弊感が見える部分もあるにはあったけど、僕らの視点からは些細な部分だ…多分。

 とにかく十勝は大いに気に入った。予想以上に良い場所だった。旅行前は単にイメージとしての“憧れの地”だったのが、旅行後はリアルに感じる“暮したい街”に変わったことが、今回の旅行で一番の収穫。近いうちに違う季節を見てみたい。
たまに行く旅行のこと。 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

「リアルに感じる“暮したい街”に変わったこと」と締めくくってあったので、やっと安心しました。
ガンバって、読んできたのだから…。w
徳山てつんど | 2015/02/11 2:29 PM
>てつんどさん

 ご心配お掛けしました(笑) ようやく書き終わりました。毎回短くまとめようと書き始めるんですが、どうもいつも文章が増長になりがちで…^^; 最後までお付合い頂きありがとうございましたm(_”_)m

 行く前は(1度も行ったこと無い場所に、本気で『移住したい!』と考える方がどうかしているとは思いますが)、憧れ半分、仕事と生活の不安半分で、実際に行ったら地方都市の疲弊感ばかり目について、がっかりして帰ってくる可能性もあるなぁ〜なんてちょっと想像してましたけど、本当に予想外にポジティブな印象しか残らなかったです。
 おかげで、以前は「行けない理由」と言うか、都会から地方に移住する大変さばかりを想像していたんですが、帰って来てからは、仕事や収入はなんとでもなるだろうから、とにかく十勝で毎日ご飯を食べたい…と、目的がはっきりしました。物質的・金銭的な贅沢を望まなければ、多分欲しいものはすぐ手に入る…というイメージです。夫婦ともども。

 とは言え、スタートアップはそれなりに掛かるし色々準備が要るので、まだすぐには…と行かないんですけどね^^;
moriy | 2015/02/11 4:36 PM
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