blog di moriy

blog
travel
movie
profile
home
<< July 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 怖く無いバイクの乗り方(8) | main | 怖く無いバイクの乗り方(9) >>

我が家の愛車、MotoGuzzi V11 Coppa Italia(4)

我が家に来たコッパちゃんの話、4回目。
過去記事はこちら→(1) (2) (3)

さて、前回の最後に書いた8月上旬の長野一泊ツーリング。
2日目の朝、長野電鉄の終着駅のある湯田中温泉の安宿を出て、
“MotoGuzzi V11 Coppa Italia”の中古がある長野市内のバイク屋に向かう。
街道沿いにあるその中古バイク店は、どちらかと言うと車の整備工場という佇まい。
元々は整備工場で理由は解らないけど後から中古バイクを並べ始めた感じ。
V11 Coppa Italiaは並んだ中古バイクの列の一番手前の列にありました。

早速表の店舗に入ったけど人の気配が無いので裏の整備工場に。
奥の方でバイクを整備していたオヤジに離れたところから声を掛けると、
一瞬チラっとこちらを見て、まるで僕等が存在しなかったの様に作業に戻る。
えっ?無視された? 店の人だよね? いや、違うにしても、何故無視?
一瞬状況が飲み込めずに脳内で狼狽えたけど、
まぁ、きっと人間嫌いで整備一筋の職人気質の人なんだろうと諦め、
仕方無くひと気の無い店舗の方に戻り大きな声で「すいませ〜ん!」と。
すると奥から店主らしき人が出て来た。なんだ、居たんだ。

その店主らしき人は普通に愛想良く、列の中のV11を手前に出してくれました。
長野にあったMotoGuzzi V11 Coppa Italia(1)
走行距離が1.3万km弱と知っていたので、まぁ程度は良いだろうとは想像してたけど、
でも、実車を見て驚いた。
「まるで新車の様」とは言えないまでも、いわゆる“使用感”をほとんど感じられない。
聞くと雪国のライダーは室内保管が多い様で、このV11もそうだったらしい。
貧弱な青空駐輪場にカバーを掛けて置くしか無い身からは羨ましい限りだけど、
雪で半年は乗れず、室内保管でもしないとバイクがすぐに傷む環境は…。

さてさて、早速気になっていたところをチェック。
まずはリアシートのカバーを外して貰う。想像通りシートの幅と厚みは充分。
でも、やはり見るからに前後長が短い。VTRの小さいリアシートと比べても少し短い。
まぁ、とにかく2人で股がってみると、嫁さん「あぁ〜、これ楽チン!」と。
確かにV7に2人で股がったときの窮屈さは一切無い…し、VTRと比べても狭く感じない。
やはり実際に座ってみないと解らなかった。とにかく嫁さんが楽チンと思うならOK。

そして、初めて見るV11系のアップハンドルの位置は想像以上に高く近く、
前傾姿勢が妙に辛かった友人のV11と同じバイクとはとても思えない。
僕のアップハンドル仕様のVTRよりも更に楽な感じ。
欧州系のバーハンにありがちな若干幅広のハンドルが少し気になるけど、まぁ、許容範囲。
ステップとの位置関係も僕には丁度良く、長距離でも疲れ難そうで自由度もある。

また、前回書いた様にV11はVTRと比べるとかなり重くなる訳だけど、
不思議なことに取り回しや股がったときの重みが、無い訳じゃ無いけど気にならない。
相当重心が低いのか、不用意にグラッと来そうな気配が無い。
足着き性も意外と良くて、股がっているときも安心感があります。

このポジションと重量感からくるフィット感は、僕には相当好感触でした。
長野にあったMotoGuzzi V11 Coppa Italia(2)

しかし塗装が本当に綺麗。
メタリックシルバーの上からキャンディー塗装(透過塗装)のレッドとグリーンと言う、
ちょっと変則的なイタリアン・トリコロールカラー。濡れた様な深みがあります。
その派手な色のカラーリングをタンクとシートカバーだけに留めたところが、また“粋”で。
どうしてこういう塗り分けラインに決めたのか僕の常識からは色々不思議なんだけど、
色んな意味でギリギリでバランスしているところが良いです。

車検切れで試乗は出来無かったけど(もっとも中古バイクの試乗って経験無いなぁ)、
Vツイン特有の排気音や振動は確認出来ました。
極めてジェントルでありつつ国産車それとは違う“らしい”音質。静かで響くのが良い具合。
マフラー本体のデザインが好みで無いのでいずれカスタム…と思うものの、
この音量と音質のバランス(ヘタすれば性能も)を崩しそうで逆に悩ましいけど。

サイドスタンドを掛けたままアクセルを捻ると車体が一瞬グラッと右に傾きます。
もっと昔のMotoGuzziならこういう“トルク・リアクション”の大きさは聞いていたけど、
このV11も割と大きく傾く。現行モデルではほとんど感じ無い部分。
これがいかにも“機械”が動いている感じでイイです。
50年も基本設計が変わらない縦置き90度の空冷Vツインは、
その無骨な見た目も含めて機械として美しい。良く整備され磨かれた蒸気機関車の様。

とにかく一発で気に入りました。
まずは“MotoGuzzi V11 Coppa Italia”というバイク。
そして困ったことに、今、目の前にある“この中古車”も。
元々販売台数が極端に少ない訳で、これ程状態の良い個体はほとんど無いだろうし、
時間が経つ程探すのは難しくなるだろう。
実際この日までの3〜4ヵ月の間に、ネット上で見つけたCoppa Italiaは全国でこの1台。

でも、店主には「検討します」と挨拶をし店を出ました。
確かにバイク買い替えはずっと考えていたけど、
様々な状況からなんとなく来年(つまり今年)と思っていた訳で、
長野に行ったのは見た事が一度も無い実車を触りに行っただけであり、
それが気に入ったからとその“様々な状況”が突然変わる訳でも無く…。

しかし、想いは余計に募ったのは間違い無く、
東京に帰る道中、インカムを通じて今日見たV11の話をする訳です。
ふと会話が途切れるとCoppa Italiaを話題にする感じ。
でも、欲しいなぁ〜とも、買えないなぁ〜とも言わない。
なんかそれを言ってしまうと話が終わりそうな気がして…。
でも何度目かにふと漏らしてしまった、「やっぱり今は買えないよなぁ〜」と。
すると嫁さん、
「あれ?もう買うもんだと思ってた」と。
どうしてそう思ったのか知らないけど、彼女のこの一言は大きかった。

長野温泉一泊ツーリングから3週間後、“その”MotoGuzzi V11 Coppa Italiaは、
僕の行き着けのバイク屋がある埼玉県和光市に陸送されて来ました。
“様々な状況”は様々に変わる様で…w
長野にあったMotoGuzzi V11 Coppa Italia(3)
続きはこちら
我が家のコッパちゃん。 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://blog.moriy.net/trackback/1334454
この記事に対するトラックバック