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コッパちゃんクラッチ修理&プチ・カスタム
実は、9/25にblogにアップしたコッパちゃんの車検ネタの翌日、嫁さん乗せて都内を走ってるときにいきなりクラッチが壊れた。その修理とついでにやったプチ・カスタムが終わり、ようやく12月の半ばに戻って来た。
症状としては、信号待ちなんかでクラッチを長く切ったりニュートラルにした直後、クラッチ繋いで走ろうとしても駆動が後輪に伝わらない。つまり、クラッチが切れた状態のまま。再度クラッチを切ってまたゆっくりアクセル開けながら繋いでみる…というのを何度か繰り返すと、「ガツッ」といきなりつながり前輪が一瞬跳ねて走り出す。そんなことを繰り返しながらなんとか走れたのでその日は戻れた。都心に出かけた帰り掛けだったんでまだ良かったけど、後ろに乗ってる嫁さんは少しビビってた(そりゃそうだ)。
いつもの『ホワイトハウス』で診てもらう訳だけど、当初、油圧クラッチのピストンの動きが渋いのかな?と思ってたのが、その後すったもんだあってようやく判った原因は、クラッチを切ったときに間にあるリングネジ(下記のパーツ図の多分「9」)が落ちること。クラッチを繋いでもこの落ちたリングが邪魔をしてクラッチが繋がらない。しかしシャフトは回っているので押されたリングが自然にまたねじ込まれ、そしてクラッチが繋がる…という症状。コレ、外れちゃダメだろ…的なパーツなんだけど、ピアジオ・ジャパンができるまでモト・グッツィの輸入代理店だった福田モーターによれば、V11系では時々あるらしい…。
交換したのはこの写真の2つのパーツだけなんだけど、ここに至るまでに、マフラー、リアホイール、スウィングアーム、リアサスを外し、エンジンをフレームから降ろしてようやくクラッチケースを開けることができる…という、恐ろしく整備性の悪い構成(クラッチ開けるとクラッチスプリングがバラバラと落ちてくるというオマケ付き)。まぁ、僕自身がやる訳じゃないけど、おかげで交換するパーツ代はわずかなのに対して工賃が…。
また、パーツが届くのに1ヶ月以上掛かったのが、今回長期入院になった大きな原因のひとつ。この辺りはもう、『ちょい古イタ車だから』と諦めるべきところなんだろう。いや、『ちょい古モト・グッツィ』だから…か。
まっ、そんな訳で僕のコッパちゃんは暫くバイク屋で裸になっていたのだけど、バイク移動の為にリア周りを暫定的に組むとき、店長松尾さんが「こうしたかったんでしょ?」と、スウィングアームを覆い隠していたカーボン製のインナーフェンダーを外していた。
2年前に買ったときから、折角のトラス状のスウィングアームを覆い隠していた、妙に大振りなインナーフェンダーをいつかは外したいと思っていたのだけど、基本的には雨天は乗らないとは言え、もし外すときは小ぶりのインナーフェンダーを作らないとダメだと思っていた。ただ、それにはそれなりの予算が要る(のでそのままに)。
そんな僕の心の葛藤を他所に店長松尾さんは、リアサスへの泥跳ねへの対処にペロっと1枚革布をタイヤとサスの間に垂らして済ました。その簡易的な方法は見た目がちょっと気になったけど、でも意外にパッと見には分からない。それよりもスウィングアームが丸見えになったことの方にグッときた。2年も迷っていたけど、あっさり「このままで」と。
昔はノーマルのままのバイクって大体気に入らなかったんだけど、今では(歳喰ったせいか)トータルのデザインバランスと動力性能においてノーマルが良いと思う。とは言えやっぱり気になる部分はあって、スッキリしたスウィングアームを見ていて、もう一箇所気になっていた違和感のあるデザインのサイドカバーも、今回思い切って外すことにした。
今回外したパーツ類↓
純正のサイドカバー(上の写真下の2つ)は、正しくポリタンクそのものという質感がダサいエアクリーナーBOX(写真の左上)を隠す役割も果たしている。なのでサイドカバーを外すだけでは余計に格好悪くなる。
ちなみにV11のカスタム車は結構な割合でパワーフィルター化されている。個人的にはいかにも“カスタムしてます”的な見た目になることと、ノーマルの(出力特性の)バランスを崩してしまうのではないか?という点で、サイドカバー&エアクリーナーBOXを外すことを躊躇していたのだけど、下の写真の様なナイロン製のカバーがあるというのを知り、パワーフィルター剥き出し感を若干払拭できることと、細かい埃やちょっとした雨などがフィルターに直接付着し難くなるらしいので(元々ダートラ等で使ってるものらしい)、今回サイドカバー・レス化に伴いエアクリーナーBOXも削除しパワーフィルター化した。
K&Nのパワーフィルターとナイロン製のカバー↓
フィルターにカバーを被せたところ。
K&Nのロゴが見えるのが嫌で反対側を使った。
で、約2ヶ月半振りにクラッチの直った新生コッパちゃんの印象は上々。以前の状態と見比べてもバイクに詳しくない人には間違い探しのレベルだけど、個人的には気に入ってる。逆に思っていたより下品に見えないのが良かった。リアタイヤとシート下に空間が出来てノーマルの野暮ったかった印象が薄まり、鉄パイプのスウィングアームやオーリンズの黄色いバネのサスペンションが丸見えになることで、ちょい古めのバイクらしい“メカニカル”な感じが増したと思う。
(ちなみにバックミラーは随分前にPOSHのアルミポリッシュのものに変更)
光を浴びると、パワーフィルターのカバーがテカることや表面が波打っていることが、気になると言えばなるんだけど、実用的にも見た目のおとなしさもあるので、良しとしよう。
サイドカバーを外した内側には配線類が結構あるんだけど、比較的目立たない形で収まっていたので、当面はこのまま。唯一、リアサス本体から別体タンクに伸びるチューブが少し目立つのだけど、これが結構硬くて自由に曲げられない。コイツはちょっとなんとか目立たなくしたいところ。
あと、全く使わないヘルメットホルダーを外したいけど、根元がシートレールに溶接で直付け。ぶった切るのも気がひけるけど、でも、切っちゃおうかな…。
走った感じはノーマルとの差は感じない。変に低速トルクが無くなったりギクシャク感が出たら嫌だなと思っていたけど、そういうのがなくて良かった。多分、インジェクションだからという理由もあると思う。吸気音が大きくなるかとも思ったけど、それも特に感じず。ノーマルの静かさやトルク感が好きだったのでひと安心。
あぁ、メガホンマフラーとスポークホイールに換えたい…。
症状としては、信号待ちなんかでクラッチを長く切ったりニュートラルにした直後、クラッチ繋いで走ろうとしても駆動が後輪に伝わらない。つまり、クラッチが切れた状態のまま。再度クラッチを切ってまたゆっくりアクセル開けながら繋いでみる…というのを何度か繰り返すと、「ガツッ」といきなりつながり前輪が一瞬跳ねて走り出す。そんなことを繰り返しながらなんとか走れたのでその日は戻れた。都心に出かけた帰り掛けだったんでまだ良かったけど、後ろに乗ってる嫁さんは少しビビってた(そりゃそうだ)。
いつもの『ホワイトハウス』で診てもらう訳だけど、当初、油圧クラッチのピストンの動きが渋いのかな?と思ってたのが、その後すったもんだあってようやく判った原因は、クラッチを切ったときに間にあるリングネジ(下記のパーツ図の多分「9」)が落ちること。クラッチを繋いでもこの落ちたリングが邪魔をしてクラッチが繋がらない。しかしシャフトは回っているので押されたリングが自然にまたねじ込まれ、そしてクラッチが繋がる…という症状。コレ、外れちゃダメだろ…的なパーツなんだけど、ピアジオ・ジャパンができるまでモト・グッツィの輸入代理店だった福田モーターによれば、V11系では時々あるらしい…。
交換したのはこの写真の2つのパーツだけなんだけど、ここに至るまでに、マフラー、リアホイール、スウィングアーム、リアサスを外し、エンジンをフレームから降ろしてようやくクラッチケースを開けることができる…という、恐ろしく整備性の悪い構成(クラッチ開けるとクラッチスプリングがバラバラと落ちてくるというオマケ付き)。まぁ、僕自身がやる訳じゃないけど、おかげで交換するパーツ代はわずかなのに対して工賃が…。
また、パーツが届くのに1ヶ月以上掛かったのが、今回長期入院になった大きな原因のひとつ。この辺りはもう、『ちょい古イタ車だから』と諦めるべきところなんだろう。いや、『ちょい古モト・グッツィ』だから…か。
まっ、そんな訳で僕のコッパちゃんは暫くバイク屋で裸になっていたのだけど、バイク移動の為にリア周りを暫定的に組むとき、店長松尾さんが「こうしたかったんでしょ?」と、スウィングアームを覆い隠していたカーボン製のインナーフェンダーを外していた。
2年前に買ったときから、折角のトラス状のスウィングアームを覆い隠していた、妙に大振りなインナーフェンダーをいつかは外したいと思っていたのだけど、基本的には雨天は乗らないとは言え、もし外すときは小ぶりのインナーフェンダーを作らないとダメだと思っていた。ただ、それにはそれなりの予算が要る(のでそのままに)。
そんな僕の心の葛藤を他所に店長松尾さんは、リアサスへの泥跳ねへの対処にペロっと1枚革布をタイヤとサスの間に垂らして済ました。その簡易的な方法は見た目がちょっと気になったけど、でも意外にパッと見には分からない。それよりもスウィングアームが丸見えになったことの方にグッときた。2年も迷っていたけど、あっさり「このままで」と。
昔はノーマルのままのバイクって大体気に入らなかったんだけど、今では(歳喰ったせいか)トータルのデザインバランスと動力性能においてノーマルが良いと思う。とは言えやっぱり気になる部分はあって、スッキリしたスウィングアームを見ていて、もう一箇所気になっていた違和感のあるデザインのサイドカバーも、今回思い切って外すことにした。
今回外したパーツ類↓
純正のサイドカバー(上の写真下の2つ)は、正しくポリタンクそのものという質感がダサいエアクリーナーBOX(写真の左上)を隠す役割も果たしている。なのでサイドカバーを外すだけでは余計に格好悪くなる。
ちなみにV11のカスタム車は結構な割合でパワーフィルター化されている。個人的にはいかにも“カスタムしてます”的な見た目になることと、ノーマルの(出力特性の)バランスを崩してしまうのではないか?という点で、サイドカバー&エアクリーナーBOXを外すことを躊躇していたのだけど、下の写真の様なナイロン製のカバーがあるというのを知り、パワーフィルター剥き出し感を若干払拭できることと、細かい埃やちょっとした雨などがフィルターに直接付着し難くなるらしいので(元々ダートラ等で使ってるものらしい)、今回サイドカバー・レス化に伴いエアクリーナーBOXも削除しパワーフィルター化した。
K&Nのパワーフィルターとナイロン製のカバー↓
フィルターにカバーを被せたところ。
K&Nのロゴが見えるのが嫌で反対側を使った。
で、約2ヶ月半振りにクラッチの直った新生コッパちゃんの印象は上々。以前の状態と見比べてもバイクに詳しくない人には間違い探しのレベルだけど、個人的には気に入ってる。逆に思っていたより下品に見えないのが良かった。リアタイヤとシート下に空間が出来てノーマルの野暮ったかった印象が薄まり、鉄パイプのスウィングアームやオーリンズの黄色いバネのサスペンションが丸見えになることで、ちょい古めのバイクらしい“メカニカル”な感じが増したと思う。
(ちなみにバックミラーは随分前にPOSHのアルミポリッシュのものに変更)
光を浴びると、パワーフィルターのカバーがテカることや表面が波打っていることが、気になると言えばなるんだけど、実用的にも見た目のおとなしさもあるので、良しとしよう。
サイドカバーを外した内側には配線類が結構あるんだけど、比較的目立たない形で収まっていたので、当面はこのまま。唯一、リアサス本体から別体タンクに伸びるチューブが少し目立つのだけど、これが結構硬くて自由に曲げられない。コイツはちょっとなんとか目立たなくしたいところ。
あと、全く使わないヘルメットホルダーを外したいけど、根元がシートレールに溶接で直付け。ぶった切るのも気がひけるけど、でも、切っちゃおうかな…。
走った感じはノーマルとの差は感じない。変に低速トルクが無くなったりギクシャク感が出たら嫌だなと思っていたけど、そういうのがなくて良かった。多分、インジェクションだからという理由もあると思う。吸気音が大きくなるかとも思ったけど、それも特に感じず。ノーマルの静かさやトルク感が好きだったのでひと安心。
あぁ、メガホンマフラーとスポークホイールに換えたい…。