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27年目にして、金。

今日、免許を更新してきた。

誕生日は先月だったんだけど、
ハガキが来て無くて(気付かず捨てた可能性は低く…)数日前に更新に気付き、
危うく気付かず失効するところだった…。
…ったく、普通郵便ってのは本当に信用ならん。

その上、
たしか今回は“優良運転者”だったよな…と、免許センターに確認の電話をしたところ、
(ご存知の通り、更新区分によって更新場所が変わるため)
女性の担当者が出て、最初は、
「電話ではお知らせ出来ないので免許センターまで来てください」の一点張り。

個人情報保護法の弊害…。
自分の情報も引き出せない…。

まぁ、それはそれとして、
「優良運転者講習かもしれないんですが、免許センターは遠過ぎるんですが…」と聞く。
「優良運転者じゃ無かった場合、免許センターじゃないと更新出来ないので」
「ですから更新区分を知りたいんですが」
「更新のお知らせハガキに書いてありますので」
「ですからハガキが届いて無いって言いましたよね?」
「ハガキは一斉に送られている筈なので」
「ですから……#」

この手の役所の窓口は(コールセンターとかでは無いと思うけど)、
何か電話の相手を巧妙に怒らせる訓練でも受けているんだろうか?
或は何かの心理検査か?

いずれにしても、この“のれんに腕押し”状態にイライラしてきて、
iPhoneに向かって出来る限り思いついた罵倒を浴びせてやろうかと思ったけど、
いや、きっと僕の日本語が解り難いか、電波が途切れて聞こえ難かったか?
うん。そうだきっと…と、強引に心を落ち着け、若干の怒りを込めて(←落ち着いて無い)、
最後に大きな声で極めてゆっくり丁寧に同じ質問をすると、
「少しお待ちください」
と、1〜2分。
「地元の警察署の窓口でなら、確認出来ます」

…ホントに疲れた。


まぁ、そんな訳で本日目出たく警察署で更新。
で、
人生初の『ゴールド免許』。

最初に免許を取ってから27年。
途中2回の免許取消し(なので免許保有期間は25年)。
数えきれない程の免停と違反を費やして、
やっと貰えたゴールド免許。
(優良運転者の制度が始まったのは'94年からだから、苦節18年か)

実は、前回の更新時でもそれ以前4年半無違反だったので、
今日のゴールド免許ゲットまで7年半無違反を続けたことになる。
是非、3年おきの誕生日とかじゃ無く、
無違反で5年経ったとき(の年の誕生日とか)に更新出来るようにして欲しいもんだ。

まぁ、なんにしても今後5年も更新に行かないで済むのは嬉しい。
(更新忘れそうだから、次回は案内ハガキ君、頼むよ)

昔、どこに行くにも車やバイクで移動していた頃、本当に良く捕まった。
スピード違反とか大物はそれ程多くは無く、
大抵は駐車違反(今程厳しく無かったが故、逆に)と通行区分違反とか…。
そういう小さいのが積み重なって免停になり、いずれ取り消しになる。

当時はゴールド免許のことを『ペーパードライバー証明免許』と揶揄してた。
毎日乗ってたら2〜3年に一度は何かで捕まるって…と。
まぁ、不良のヒガミだ。

で、どうやってゴールドを取ったか。
超簡単。
運転しないこと。
ペーパードライバー、或はそれに近い状態になれば、貰える。

車は7年前に手放し、バイクも都心の駐禁が厳しくなってから移動で使えなくなった。
(駐車場入れても良いと思ってるけど、未だにバイク用が少ないし)

昔はまったく飲まなかったけど、今は飲むようになったので、
バイクで出ると帰りに飲めない…という理由もあるけど。

まぁ、たまにバイク(や車)に乗るときは、本当にアホみたいに交通法規通を守ってる。
最初はイライラした環七の40km/h制限(一部)も、慣れた。
(最近50km/h制限に改められたみたいで。良い傾向だ)
空いていようと周りが速い速度で流れてようと、
5秒に1回はスピードメーターを見ている…かもしれない。

そんな風に走っているから、
たまに僕のハデなバイクを見て後方にしばらく隠れる白バイに僕自身まったく気付かず、
違反の瞬間を待ち構えていた白バイ警官をがっかりさせてしまうことがある。

仕事を邪魔して大変申し訳無い。
でも、貴方も仕事なのかもしれないが、
僕ももう二度と貴方方と天下の公道で、
道交法と安全性の関連についての空虚な議論をしたく無く…。
腰抜けと思われても構わない。
貴方方がよくくれる青や赤のペラペラの縦長の紙より、
金色の帯の付いたカードの方が欲しかった訳で。


とにかくゴールド免許だ。

出かけ際にいつもの様に頭にムースを付けてグチャグチャとして、
そのまま自転車30分漕いで板橋警察署まで行ったら、
いつも以上にボンバヘッドになってしまった。
ゴールド免許に更新
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誕生日プレゼント。

既に10日程経ってしまったけど、誕生日ネタ。

ところで、その誕生日くらいから突然激減したスパムメールは、
未だコンスタント(?)に1日50〜60通程が届く程度。
それ以前の10分の1程に減ったまま推移してる。
やはりこの減り方は誕生日プレゼントだったんだろうか?

なんにしても嬉しい。
理由がさっぱり想像付かないのが、微妙に納得いかないけど。

まっ、いっか。


…と、今回から文体変えてみた。
つか、以前に戻しだけだけど…。

大人の落ち着いた文章を目指すべく、
なるべく丁寧な文体を半年程心掛けてみたけど、
どうもしっくり来ず…。

挫折ということで。


さて、本題。

僕は社会人になってすぐの頃からもう20年以上、
普段文字(とかなんとか)を書くのに多機能ボールペンを愛用してきた。
何本も買い替えてきたけど、大抵はボールペン3色+シャーペンというヤツ。
ちょっと高めの…だいたい5千円〜1万円くらいの範囲。

最初に買った店は銀座のITO-YA本店。
当時勤めていた広告代理店の真向かいにあった。
(いや正確には、ITO-YAの向いに当時勤めていた会社があった。今は無い)
買った製品は、確かPirotかプラチナだったか。
それまでは、100円くらいの黒と赤(と更に青とか)のボールペンと、
鉛筆かシャーペンという合計3〜4本を常に持って歩いていたんだけど、
なんだかかさばるし面倒。
で、仕事をちょいサボってITO-YAの2階にある高級筆記具売り場で、
当時はエラく高く感じた5千円前後のペンを試し書きしているうちに、
1本で済むし、書き味良いし、なんせカッコいい…と。

当初からずっと、基本的に重めのものが好きで選んでいた。
見た目がクロームやヘアラインシルバーと言った金属質的なものが好きで、
(必ずしも素材が金属のものを選んでいた訳じゃ無いんだけど)
そういう質感や重みを指先に感じながら書くのがしっくり来る。

あと、ペンを親指と中指でクルクル回すとき、ちょっと重い方がイイ…とか。

大抵いつも買うのはどこのブランドであろうと同じ機構のもので、
ボールペンの背(付近)にある各色やシャーペンの目印を上に向けて軸の後を押すと、
上に向けたマークと同じ色(やシャーペン)のペン先が出てくるもの。
そしてペン先を仕舞うには、軸の後半分を「カチッ」と捻る。
するとロックが解除されてペン先が「ヒュッ」と戻る。
(上手く説明出来ない…orz)

とにかく、この機構がとても使い易く、
最初はどの位置でどの色が出て来るのか迷うけど、まぁ、慣れるし、
ペン先を仕舞うときに親指をペンの後まで持って行く必要が無いので、楽チン。

また、ボールペン先は結構どのメーカーも大旨共通で、
書き味の気に入った替芯を、気に入ったボディで使えるのも良い。
(この辺りは多機能ペンに限らないけど)

なんせ多機能ペンは3〜4本のペン軸(とその機構)が入っているので、
ほとんどの場合は重くなる。
便利な上、重い。…ので好き。

しかし、コイツには凄い欠点がある。…と思う。
(何度か売り場の人に聞いてみたけど、同じ話を聞いたことが無いと言うんだけど…)

20年以上、何本も買い替えてきた…と書いたけど、
僕は意外と物持ちが良い方で、早々色々と同じモノを買い替えたりはしない。
大体は気に入ったものでも相当悩んでから買って、そして長く使うパターンが多い。
そんな僕が何故何本も買い替えたか?
実はこの機構のボールペンはメーカーに限らずどれもすぐに壊れる。
しかも必ず同じ箇所。
(※あくまで個人の経験上です)

ITO-YAで最初に買ったのは確か5千円くらいで、そして購入1ヵ月後に壊れた。
落としたとか踏んだとか蹴ったとか殴ったとか火であぶったとか…勿論無い。
(強いて言えば、普段指先でクルクル回していて、時々手から落ちて机の上に転がしたけど)
24〜25歳の僕には相当高いボールペンだったから慌てて向いのITO-YAに持って行くと、
商品不良ということでその場で新品と交換してくれた。
しかし、そこからまた数ヶ月後(たぶん2〜3ヵ月)、また壊れた。
そのときもまた交換して貰ったけど、また…。
さすがに諦めた。たぶんこのブランドが悪いんだろうと。
似た様なデザインで他のブランドのモノを選ぶ。
そして数ヶ月(か1〜2年だったか)後…orz

途中、何度か諦めて多機能のモノを止めた時期もあったけど、
結局他のものでは中々使い勝手やデザイン、特に重みや質感が気に入らず、また戻る。
そして壊れる。
壊れるのはいつも決まってペンが戻るときの留めの部分。
そこが掛ける(ペン先部分を外しても見えないんで、壊れて初めて解る場所)。
スイッチ代わりになっているボディを留めている部分が折れるので、
ある日ペンを捻った途端、何の前触れも無くいきなりバラバラになる。
日に何度もボディー半分がスプリングで戻ろうとする力を一点で押さえるので、
その小さな留めの部分に負担が掛かって金属疲労するのは解りきった話だから、
構造的な欠陥、あるいは素材の選択が間違っている気がするんだけど、
この20数年間、(メーカーが違えど)同じ箇所が壊れ続けた。
少なくとも僕が買ったヤツは。
最後は今年の2月。
今回は2年半くらい保ったから多分最長記録だ。…って、たった2年半。

さすがにまた同じ機構を買う気が失せ、他のボールペンを物色していたんだけど、
他の機構の多機能ボールペンはどうしても重みが足りない。
(個人的には40g以上あって欲しいんだけど、結構存在しない)

あと、シャーペンは滅多に使わないので、
(それに、たまに使おうとすると大抵は芯が折れてる。
 もっともクルクル回して時々落とすのが悪いとは思うけど…)
3〜4色のボールペンのみで良いんだけど、多機能ペンはほとんどシャーペン付き。

さて、どうしたもんかと、重さ(と金属質感)はひとまず置いておいて、
機構的に今までとは違う出来るだけシンプルなモノ、かつ、
デザイン的に気に入るモノ…という路線で探していたら、
『LAMY』というブランドの『2000』というシリーズが目に入った。
結構老舗のドイツ(またドイツ!)の有名なブランドだ。
この『2000』は有名だそうで(僕は知らなかったけど)、
1966年に発売されたLAMY最初のデザインモデルだそうで、
バウハウスの影響を受けたデザイナーが、
「2000年になっても古く見えないペン」を目指して作ったらしい。
(実際ちっとも古く見えない…どころか、最新のモデルよりも新鮮だしシンプルで品もある)
LAMY/2000全景
ちなみに僕は1966年生まれなので、同級生。
なんとなく親近感もあり、かなり気になった。

で、店頭で触ってみる。
最初は軽さが気になったけど、実際に書いてみると(書き味も含めて)持った感触が良く、
4色ボールペンでシャーペン無しというのも、僕の実情に合っている。
とにかく、機構が単純そうで良い。
背中のボタンを押してペン先を出し、もう一度押して引っ込めるタイプ。
これなら壊れそうも無い。たぶん。

書いているときの剛性感も良い。
ダメなヤツはペン軸の先の穴と芯の周りに少し隙間が出来て、
筆圧に対して芯が少しグラグラするので文字が書き難い。
ただでさえヘタな文字が余計にブレる。
これはそういう精度の悪さがまったく無い。カチっとしていて気持ち良い。
書いた文字も綺麗に見える…気がする。

サイトで見つけたとき、プラスチック+アルミボディで重量も軽く、
アルミの質感はともかく、プラスチック部分が安っぽく見えないか気になっていたけど、
本物はむしろしっとり落ち着いた質感。持った感触も。
細かいヘアライン模様がプラスチック部分にもアルミ部分にも施されていて、
これが持ち易さにも見た目の質感も高めている感じ。

いやいや、上手いなぁ。まいった。
道具は触ってみないと解らない。

で、ちょっと面白かったのが、ペン先を交換する為のボディーの分割方法。
LAMY/2000の先端
最初、当然ペン先のアルミ部分がプラスチックのボディにねじ込まれていると思い、
どんな芯が入っているのかと先をクルクル回して外して見ようとしたら、
LAMY/2000ボディ分割
なんと!ボディの途中から割れた。

そうと思わず見ていたせいもあるけど、分割面の精度が高く隙間無くピッタリと合っていて、
黒く反射しないボディデザインも相まって、気にして見ないと分割線が解らない。
いきなりボディの途中から『パカ!』と割れる感じ。
だからなんだ…と言うなかれ。
こういう細かいギミックや仕上げが「クル」んだ。
そのモノが何であれ。
LAMY/2000の芯部分
4色のボールペン芯は、他メーカーの一般的なシルバーの芯と違い、
真っ黒の芯に『LAMY』のロゴ。しかもペン先がその色と解る様に大きめの色の印。
(ちょっとしたことなのに、ペン先だけではその色が分かりにくいメーカーが多い)
ちょっと好みより太めの線だなぁ〜と思っていたが、
この替芯の格好良さは(機能も含めて)、さすがだなぁ。


と言う訳で、
誕生日プレゼントとして、嫁さんに買って貰った。

なんだか凄く嬉しい。
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結婚腕輪(4)。

(3)からの続き。
今回で『結婚腕輪シリーズ』最終回です。

夫婦揃って“LIMES”のクラシカルな腕時計に惚れ、“結婚腕輪”として買った訳ですが、
元々こういうデザインが好きな人や時計に詳しい人で無ければ、
ちょっとこの良さって伝わらないと思います。
僕等でも最初は解らなかったですし。

LIMES独特の良さのひとつにケースの作りの良さがあります。
元々歴史のあるケースメーカーが作ったブランドですから当然なんですが。
しかしそれすら素人には解らない…。
普通、ちょっと時計が好きでもそれ程細かいところまで比べませんしね。
そういう細かいところの話です。
LIMES/Pharoコインエッジ
LIMES/Artemisiaコインエッジ
僕等が買った2本とも、『コインエッジ』という装飾が施されています。
ケースの横をグルッと囲んでいるギザギザのことです。
文字通りコインの横の模様が由来だそうです。
コインエッジを付けるモデルはよくあるのですが、磨きに手間が掛かるため、
普通はベゼル(ケースの横では無く上面側)の部分に施すことが多く、
この価格帯ではケースの横にはあまり付けないそうですし、
もしあっても磨きが甘くあまり綺麗では無いそうです。
2つともルーペで見ないと解らない程ギザギザの奥まで綺麗に磨かれています。

デザイン面では同じコインエッジでも少し形状を変えて印象を分けています。
Pharoの方は直線、Artemisiaの方は若干ラウンドさせて柔らかさを出しています。
こういう作り分けがシンプルながら上手で、職人の技を見せてくれます。

また、Pharoの方なんですが、とても薄く出来ています。
特に文字盤からガラス面までの距離が極端にありません。
(文字盤周囲のケース部分の厚みを上のArtemisiaと比べると良く解ります)
LIMES/Pharo厚み
ガラスをハメ込むとき、堅牢製(や防水性)を出すためには、
この部分を厚くした方が楽だし、逆に薄くするのには技術が必要だそうです。
つまり、時計を薄く見せるためにその手間を選んだデザインと言えます。

文字盤は『ギョーシェ(彫り)』と呼ばれる細かな彫り模様が施されていますが、
(元々は光を乱反射させ時間を見易くする為の模様だそうです)
残念ながらこのモデルはどうやら機械制御による自動彫りのようです。
(このモデルの価格帯で手彫りはあり得ないとは思いますが)
しかし、安いモデルでギョーシェ彫りのデザインを使う場合は、
型を起こしてプレスで作る様なので、やはりそれと比べるとエッジが立ち、
細かい彫り模様の隅々までシャープに出来上がるので、
それが時計全体に上品な印象を与えているのでは無いかと思います。
Pharoは直線主体のギョーシェを使い分けメカニカルで男性的な印象を出し、
Artemisiaは連続した波の様なシンプルなデザインで女性的な柔らかさを演出し、
どちらにしても派手過ぎず地味過ぎずで上手いなぁ〜と思います。

このギョーシェ彫りの不思議なところは、
文字盤全体に非常に細かく施されるかなり装飾的なものであるにも関わらず、
何故か全体としてハデで過剰な宝飾的な装飾感はあまり無く、
むしろ大人びた落ち着きを感じさせるところです。
単色の文字盤であることや、乱反射する光の柔らかさのせいかもしれません。
なんにしても、ギョーシェが好きになってからは、
普通の何の彫りも無い平滑な文字盤は物足りなくなってしまいました。
LIMES/Artemisiaギョエーシェ
また、文字盤上では針の形やインデックスの数字やポイントも、
Pharoはエッジを出したデザイン、Artemisiaはすべてが柔らかい形状で、
型から抜かれただけの針やプリントされた数字の時計と比べて遥かに表情があります。

ムーブメント(機械部分)がスイス製なのは前に書いた通りですが、
ムーブメントに施される装飾(磨きの模様や焼きを入れた青ネジ)や、
それ等の見せ方もこのクラスではあまり見られない手の入れ方です。
LIMES/Pharoムーブメント
上のPharoの方、ムーブメントでは無くケースの話になりますが、
ムーブメントの周囲に円形競技場の観客席の様な段が付いています。
小さめのムーブメントを華やかに見せる為のデザインですが、
これも綺麗に仕上げる為には手間が掛かるそうです。
LIMES/Artemisiaムーブメント
ムーブメントには『コート・ド・ジュネーブ』という直線的な磨き模様と、
『ペルラージュ』という円を重ねた様な磨き模様が見えますが、
共にケースの奥の方(歯車の後側とか)までその模様が施されています。
ほとんど肉眼では解らない部分ですが、こういうところまで手が入っていることが、
やはり全体的に『職人が作った時計』だなぁ〜と思わせる部分です。

最初の頃は2人とも外で腕時計を見るとき、「綺麗だなぁ〜」とひとしきり眺め、
時間を見るのを忘れることがしょっ中でした…(笑)
そして家では今でも時々ルーペを使って時計を眺めてます。
(そして客人が来ると半ば強制的にルーペと時計を渡します)


本当に細部まで気に入った時計なので、
それを僕等のたいして高く無い予算で手に入れられたのが嬉しく、
LIMESという時計を作ったイックラー氏や職人やデザイナー、
そのLIMESを見つけ、仕入れ、魅力を伝える文章と写真を掲載してくれた千野さん、
そして国内在庫を探すのに一役買ってくれた佐藤さんには感謝していて、
千野さんが今年もスイスのバーゼルでイックラー氏に会うと聞き、
是非、その感謝の気持ちを伝えて頂きたく、
とりあえず、c-watchに2人でお礼の気持ちにお酒を持って行きました。
(商品を買った店にお礼を持って行ったのなんて生まれて初めてですが…)
いつもの“酒道庵”の美味しいヤツです。
2人とも日本酒を飲むかどうかも知りませんでしたが、
やはり感謝の気持ちとしては自分達が良いと思うものをお返ししたく…。


しばらく経ってから、2人からそれぞれ別々にハガキと手紙を頂きました。
佐藤さんは、折角なので値の張る刺身を買って一緒に美味しく頂きました…と。
千野さんの方は、出張先のバーゼルからでした。
ちょっとした心遣いのハガキですが、僕等には本当に嬉しい内容のハガキでした。
c-watch千野さんからバーゼルからのハガキ
そんなエピソードでこの話を終わります。
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結婚腕輪(3)。

(2)からの続き。

LIMESは最初、“ドイツ/機械式時計”とかのワード検索で出て来た、
楽天内の『c-watch(千野時計店)』というECサイトで見つけました。
(JR目黒駅の駅ビル内にリアル店舗もあります)

LIMESはIckler(イックラー)社というケース製造専門会社が、
1990年に立ち上げたプライベートブランドで歴史は比較的浅いのですが、
実はIckler社自体は1924年に創業した老舗のケースメーカーで、
ドイツはもとよりスイスの高級ブランド向けも作るような会社だそうです。
しかし実際は20人程の工房らしく、いかにも職人が作っているというイメージで、
そういうところもまた、LIMESに惹かれた理由のひとつです。

また、c-watchの千野社長という方はどうも少し変わった拘りの人で、
10年程前にスイス・バーゼルで年に一度行われるワールド時計ショーに、
現地で直にどこかのブランドと契約しようとアポも無いまま単身で出かけ、
大方のスイスブランドから門前払いを喰らいブースにも入れ無かった…とか。
実はそのとき初見の日本人にも親切にしてくれたのがドイツブランドの人達で、
そこでLIMESのイックラー氏とも出逢ったそうで(確か…;)。

そんな訳で、社長の千野さんのイメージが興味深かったので、
とりあえずPharoの在庫とArtemisiaの件を、直接店に電話して聞いてみました。

電話に出たのは店員の方だったのですが、突然の電話にも丁寧に対応してくれ、
まず、c-watchにあったPharoは既に売り切れて無かったこと。
また、密にしているLIMESの輸入代理店の東京営業の方がそのとき店に来ていて、
都内の他の取扱い店舗の店頭にも代理店本社にも在庫は無かった筈で、
関東以外の店頭在庫を確認するがあまり期待出来ない…とか、
Artemisiaの方は確か日本には入って無かった筈…と言う話。
もし本国に発注して製品在庫があった場合なら通常1〜2ヵ月で届くが、
しかしその頃(2月下旬)丁度3月のバーゼルショーの準備期間で、
その前後2ヵ月程はスイスやドイツのどこのブランドもまったく動かず…とか、
本国にも在庫が無かった場合は一体いつになるのか検討も付かず…等。
ようやく気に入ったものが見つかったのに…と、少々落胆しました。
しかし、目黒の店頭にはPharoシリーズの別モデルがあるらしいので、
その週末にでも本物のLIMESの質感を見に行こうと考えていました。

その後、連絡来る度に状況が変化します。
「Pharoの方が名古屋のショップに在庫が1本ありました。土曜には届きます。
 ただArtimisiaですが、LIMESはレディース自体が日本に入っていないそうで。」
と言う、半分嬉しく半分残念な電話がその日の夕方に。
一応結婚記念なんで一人だけ買って帰るというのもナンだし、
お金だけ払って取置きしたとしても、Artemisiaの方は一体いつになるやら…で、
どうしたもんかなぁ〜と思いながらも、実際のモノが見れるのは楽しみに。

そして土曜の昼頃、また電話が。
「Pharoの別色モデルもありました。今、両方とも手元に届いています。」
別色(針とインデックス:金/ベルト:茶)は特に興味無かったのですが、更に、
「実はArtemisiaの方も同じ店にありました。こちらも届いています!」
あれ?日本に入って無かったんじゃ?
しかし、どうしたモンかと思っていた問題がいきなり解決しました。
「どうも、代理店の東京と本社の連絡が上手く行って無かった様で…。
 良い方だったとは言え、話が二転三転してすみません。」
いえいえ、確かに良い方に転んだのでノープロブレムです。
「しかし久しぶりにPharoを見ましたが、やはり出来が素晴らしいです」
電話口でそんなことを言います。…早く見たい。
実際には本物を見てから決めようとは思っていましたが、
(アップの写真と小さい腕時計を肉眼で見るのとでは、大抵印象が違うので)
すぐに手に入らないと思っていたArtemisiaもあると言うことだし…(笑)


夜、その日仕事だった嫁さんと目黒駅で待ち合せて、
少しドキドキしながらアトレ4階のc-watch(店舗名は千野)に向かしました。

まずは電話で対応して頂いた店員の佐藤さんと挨拶を交わし嫁さんを紹介。
早速“現物”を見せて頂いた瞬間、装飾の凝縮感と全体のまとまりにうっとり。
別色の金/茶モデルも意外に落ち着いて、こちらも中々でした。
若干老眼入って来た僕は(苦笑)10倍の倍率のルーペを持って行ったので、
それで時計の細部を隅々まで見ながら「スゲー」の連発です。
モノの良さを一生懸命説明する佐藤さんを他所に、
僕は一目見たときから写真以上に気に入ったので買う気満々で、
嫁さんはどうかと隣を見ると、既に満面の笑みで…(笑)

結局、Pharoはネット販売価格のまま。
定価を知らなかったArtemisiaは、驚きの本国サイトのEuro価格より安い価格で。
(PharoはEuroが高い頃に入れたんでしょう。今のレートだとちょっと割高)
購入を決めてから“結婚腕輪”の話をすると、
社長の千野さんが「そういう嬉しい理由でLIMESを選んで頂いたのなら…」と、
革製の腕時計ケースをプレゼントしてくれました。
実は立派なLIMES純正の木製ケース↓が付いてくるんですが、その心遣いが嬉しい。
LIMES/Pharo-Artemisia_ケースclose
LIMES/Pharo-Artemisia_ケースopen
千野さんは3月のバーゼルにまた行くということで、
会場でLIMES(と言うかIckler社)のイックラー社長と会うとき、
僕等が結婚指輪の代わりにLIMESを選んだ“結婚腕輪物語”を伝えて頂けると。
僕等は2人ともイックラー氏やLIMESの職人さんに、
「よくぞこの時計をこの価格帯で作ってくれた!」と、
直接会って伝えたいくらいでしたので、それはとても嬉しい話でした。

その話にはまだちょっと続きがあります。
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結婚腕輪(2)。

(1)からの続きです。

さて、見つけてしまったLIMES(リメス)のPharo(ファラ)を手に入れる為には、
『結婚指輪の代わりに機械式時計を…』という大義名分を成立させる必要があり、
その為には嫁さんが気に入るデザインで小さ目の時計を探さなければなりません。
しかしこれが中々難しく、レディースに限って探すとまず彼女好みのデザインがない。
とは言えメンズ時計は前回書いた通り小さくても直径40mmとか…。
しかし、レディースの機械式時計って宝飾的なデザインばかりなんですね。
嫁さんの趣味がユニセックス的なせいなのが悪いんでしょうけど。
あるいは、機械式時計という特殊なジャンルのせいもあるかもしれません。

実は時計を探し始めたときは各々勝手に自分の時計を探していて、
結婚指輪の様に2人で一緒に選ぶということはしていませんでした。
元々好みが似てるので意識しなくとも同じ様なデザインを選んでましたし、
偶然同じブランドで揃ったら良いな…くらいには思ってましたが。
少なくとも、LIMESを見つけるまでは…。

だから最初にLIMES/Pharoの画像を見せたときの嫁さんの反応は微妙でした。
「なんだか大人っぽいね」といった感じです。
実は僕も最初はそう思いました。“なんだか…”です。
それまでのシンプルかつモダンなデザインとはかなり違う路線のため、
LIMESを良いと感じている自分の気持ちを理解できず、
まぁ、そうだよね。“大人っぽい”よね…と曖昧に納得させていた感じです。
しかし、LIMESの伝統的なデザインに『品』の様なものを感じてからは、
“結婚指輪の代わり”に、一生常に身に付けることを前提とするなら、
トラディッショナルで落ち着いた「大人な」物こそ!…と思えてきました。

…と、勝手な理屈で盛り上がっていた訳です。

ともかく、僕はLIMESを心の中で“結婚腕輪”に決めた訳ですが、
いくら探しても嫁さんの好みのメンズ物の中には小さいサイズが無い…。
なので機械式時計の話が盛り上がり始めてから二週間程経った頃には、
残念ながらこの話は流れるかなぁ〜なんて思い始めてたんですが、
ふと嫁さんが「そう言えばLIMESのレディースって無いの?」と。
僕があまりに毎日LIMESの画像ばかり眺めているので、
嫁さんも段々この古典的なデザインや“大人っぽさ”が気になって来た様で。
ただ、LIMESのレディースもざっと見てましたがやはり若干宝飾的な印象。
それに(自分の豹変は棚に上げ)嫁さんの好みはこちらでは無かったので、
特にLIMESサイトは見せてはいませんでした。
それに日本にはLIMESのレディースが入っていない様だったのもあり。

そこで彼女にLIMESの本国サイト(しか無いので)を見せると、
「あれ?これ良く無い?」と。
LIMES/Artemisia-表
『Artemisia』というレディースのラインナップの中のひとつです。
女性モノらしく他のモデルは文字盤にシェルが敷き詰められていたり、
ベゼル(文字盤の外側の枠)にダイヤが埋め込まれていて宝飾的なんですが、
嫁さんが気に入ったのはこの一番シンプルな物です。

裏面はこんな感じです。
LIMES/Artemisia-裏
僕の気に入ったPharoは(“Handaufzug Gangreserve”というモデル名ですが
読み方解りません…)“手巻き”のムーブメントなんですが、
このArtemisiaは“自動巻き”になります。
ムーブメントの半分を覆っている半月状の薄い板が振動で振られることで、
自動(?)でゼンマイが巻かれる仕組みです。

さて、これを「良い」と言われたとき若干違和感がありました。
僕が最初にLIMESを良いと見せたときの逆パターンですね。
「(今までと違うじゃん…)」という…(苦笑)
しかし細部を良く見ていくと、明らかに女性向けの古典的なデザインを踏襲した上で、
このモデルだけはシンプルで“宝飾的”な印象が無く、僕等の好みの路線に合致します。
また、同じブランドだからでしょうがPharoと同様の“大人っぽい”テイストがあり、
勿論レディースモデルなので、大きなドイツ人向けとは言え直径は31mm程で丁度良く。
(厚みは9mmと、直径の割には若干厚いかなぁ〜と言う感じですが)
何より“結婚腕輪”としての『お揃い』感はパーフェクトです(笑)


決定しました。
『結婚腕輪』路線、継続です!
嫁さんの前で毎日LIMESの画像を眺め続けていて、ホント、良かった (^^;

しかし、その時点ではまだまだ大きな問題がありました。
本国サイト以外に情報が出て来ないArtemisiaなんですが、これが日本で手に入るのか?
いや、それ以前に、Pharoにしても国内に在庫があるかどうかもまだ解らず…。


という感じで、(3)につづく。
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結婚腕輪(1)。

少し間が空きました。ちょっと前のネタです。

この4月4日で我が夫婦も結婚一周年を迎えました。
しかし僕等は(去年は特に)お金が無い中で結婚したことや、
そもそも2人とも宝飾系への興味が薄いこともあり、
結婚指輪というものを持っていませんでした。
とは言え、勿論アクセサリーとは意味合いが違うと言う意識はあったので、
シルバーやプラチナでは無く、傷が付き難いチタンの指輪とか良いんじゃない?
…なんて話も時々していたんですが。
ただ、もし作るとすればやっぱりそれなりの金額になるだろうことや、
だからと言って(極端に)安物で済ませるのも記念としてどうかと思うと、
それほど欲していない物にお金を掛けることに2人とも気が進まず、
気がつけば年を越していました。

そんな中、2月に米沢旅行に行く途中だったんですが、
ダイヤが大幅に乱れていた新幹線を大宮駅構内のカフェで待っているとき、
僕がしていたデジタルの腕時計を嫁が見ながら、
「なんでデジタル時計なの?」と言う質問から始まり、
(最近2人の間で何でもアナログ的なモノが良いという話が多いので)
以前NHKで観たスイスの独立時計技師のドキュメンタリー番組の話に進み、
そこからふと『何度でも直して一生使える機械式時計を結婚腕輪に…』と、
特に考えるでも無く口から出たんですが、
そこで『あっ!』と、突如2人の間で機械式腕時計が盛り上がり始めました。

興味があったのは職人的な『技』が入ったものでしたので、
ブランド料“だけ”の加算で無駄に高いものでは無く、
時計職人の技術料が誠実に反映された『良い』時計を探そうということに。
勿論、本当に独立時計技師がイチから作った様な時計は買えませんが…。

機械式腕時計を買うのは初めてなので情報収集から始めると、
スイス系のものよりドイツ系のブランドの方が相対的に安いことや、
2人とも宝飾的なものよりシンプルでスッキリしたデザインが好みなこともあり、
(ドイツはバウハウス的な流れを汲んだデザインも多く)、
どうやらドイツ系の日本ではメジャーでは無いブランド(というより工房)で、
手が届きそうなものがありそうだ…と言うことになりました。

しかし、何故かどれもこれも「デカい」。そして「厚い」。
どうも最近の機械式時計は年を追うごとに大きく厚くなる傾向らしく。
(直径は40〜45mm以上、厚みは12〜15mm程が普通で中には20mmとか)
時計そのもののデザインとしては迫力もありカッコいいと思うものの、
実際自分の手首(僕の手首径は16cm程で、真上から見た幅は6cmも無く)にすると、
なんだか妙にデカいものが腕に乗っかっている感じで…。
付けているうちに慣れるのかもしれませんが。
しかし、嫁さんにとってはもっと深刻な問題で、
好きな男性モノの時計は、どれもこれも彼女の手首には相当な違和感…。

そういう感じで奥さんが気に入って買えそうなモノが無く、
『結婚腕輪』を探し始めてから1週間程経って話は頓挫しそうな雰囲気の頃、
僕は当時日課になっていたドイツ時計検索をしていると、
『LIMES』というブランドの『Pharo』という時計が偶然目に止まりました。
それまで探していた“バウハウスデザイン”っぽいモノとはまったく違う、
かなり古典的な装飾でデザインされた時計です。
LIMES/Pharo-表
初めて見た瞬間、この装飾的な時計が何故か妙にシンプルに感じました。
装飾てんこ盛りのケースや盤面なのに、いかにもと言った宝飾的な派手さは無く、
むしろ落ち着いた品すら感じるこの時計に釘付けになりました。

裏側はこんな感じです。
LIMES/Pharo-裏
2人とも当初から、
「折角機械式腕時計を買う訳だから裏面はシースルーで」と探していたので、
ムーブメント(主要機械部分)の見せ方(カットの仕方や磨き具合やネジ色)も、
同じムーブメント(主にスイスのメーカーで製造)を使っていても、
ブランドによって随分仕上げが違うことが解って来て、
このLIMES/Pharoのムーブメメントの見せ方は、かなり上質だと感じました。


しかし、嫁さんの気に入る時計が見つからないかも…というこの段階で、
このLIMESを見つけてしまったのはちょっとマズい…。
結婚『指輪』の代替という意味では無く、単純に物欲が発生しつつあり…。
ウチは10万20万もするような腕時計を普通に買える家計では無く、
『結婚指輪』という一生の記念の代わりだから、という前提な訳で…。


(2)につづく。
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taca + 鳥越啓介LIVE in Gallery LE DECO

いつもかなり遅れ気味で情報を掲載する当blogですが、
一応今月22日、渋谷JZ Bratのライヴの宣伝も兼ねてこのネタは早目に。

夕べ(3/4)、渋谷で表題の彼等のライヴを嫁さんと一緒に観て来ました。
僕等は結婚パーティーで彼等に演奏をお願いする程ですから、
久しぶりのライヴで楽しみにしていた訳です。

今回taca君の来日ツアーの一環で、鳥越さん(コントラバス)とのデュオ・ライヴです。
数年前にtaca君を初めて観た頃からしばらくは常に1人か2人の演奏でしたが、
taca君と鳥越さんを一緒に観るときはいつもトリオかカルテットでしたので、
taca君のライヴとしてはちょっと懐かしい感じだったのと、
素晴らしく個性的な鳥越さんのコントラバスとのシンプルなセッションは、
(ちなみに今回のtaca君のアルバムのサウンドプロデューサーは鳥越さんです)
結構楽しみにしてました。

会場は50人限定の小さなギャラリー・スペースでした。
いつもtaca君を観るときは大抵お酒と共に…という感じばかりなので、
処狭しと椅子が並べられた会場には若干緊張感が漂い…。
演奏が始まってしまえば期待以上の音に狭いが上に浸れるのですが、
曲間のMCはやはりいつもと違う微妙な空気が…。

しかし、スペシャルゲストが途中途中で3名程出て来て共演したり、
鳥越さんのオリジナル曲のソロ演奏があったり、
実は3/4は彼の誕生日でサプライズ・ケーキが登場したりと、
最初の緊張感とは裏腹に盛りだくさんなライヴで、
最後はきっちりといつもの盛り上がりで終わりました。

音楽的な評論が出来る資質を僕は持っていませんが、
彼等の演奏…と言うか『音楽』を生で聴くのが本当に好きです。

ということで、いつも生で聞ければ良いのですがそれも無理なので、
良質な音源を家に持って帰るべく、どちらも待ちに待った、
taca君の3枚目のアルバムと鳥越さんの1stソロ・アルバムを購入。
今、聴きながら書いてます。


さて、冒頭にも書きました様に、次回の東京は3/22(木)の渋谷JZ Bratです。
taca+鳥越啓介の2人に加え、堀越彰(dr)、高橋誠(vn)、鈴木よしひさ(gt/ゲスト)の
今回のニューアルバム制作メンバー勢ぞろいのライヴです。
残席数が少なくなっているようですが、興味のある方、是非お早めに!
(敬称略、失礼!)
 120304_taca+鳥越LIVE1
 120304_taca+鳥越LIVE2
 120304_taca+鳥越LIVE3
120304_taca+鳥越LIVE4
120304_taca+鳥越LIVE5
120304_taca+鳥越LIVE6
120304_taca+鳥越LIVE7
120304_taca+鳥越_NewCD
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日本酒研究所(by 酒道庵)

先日、このブログで何度か紹介している“酒道庵”さんが開いている、
完全予約制の店(何て言えば良いのか…美味しくお酒を飲むための場所、的な)に、
初めて行って来ました。
酒道庵で日本酒を買い始めた頃からずっと気になってたのですが、
ようやく実現した次第です。

実は予約するにもちょっと条件があり、
初回は店舗での予約のみで電話やメールでは出来ないのですが、
それもご主人や女将さんが気に入らなければダメだそうで…;
要はお客を選ぶということです。
実際に予約をお願いしたときにやんわりと断られたらちょっとショックだなぁ〜
なんて思ってましたので良かったのですが…(笑)

もっともご主人も女将さんも偏屈な人では無く(いや、どうだろ?(笑))優しい方で、
お二人がこのお酒処(で良いかな?)を始めたのは、単にお酒を売るだけでは無く、
美味しい日本酒に合うツマミや軽い食事を提供しつつ、
日本酒好きなお客さんと話をしながら飲める場所を…というコンセプトなんで、
以前は知らないお客さんでも予約を請けていたことがあるそうなんですが、
店の2人や雰囲気と合わないお客さんだとしたらお互い不幸だろう…と、
ある程度顔見知りの人の予約しか請けなくなったそうです。

そんな店なのでカウンターに8席しか無く(今回は僕と嫁さんの2人で予約)、
最初から最後までお二人(と息子さんも店舗が閉まってから参加)と話をしながら、
美味しいお酒とツマミを頂く…という感じです。

店は酒道庵の店舗の上にあるのですが、それと知らなければまず解りません。
店舗の上はマンションになっているんですが、
その一室を改装し中は完全に小料理屋の内装です。
唯一普通に人が住んでる部屋じゃ無さそうだなと思わせるのは、
玄関の横に『日本酒研究所』という看板があることのみです。

普通に玄関のピンポンを鳴らして中に入ると、玉砂利を敷詰めた入口で、
靴を脱いでのれんをくぐるとこんな感じです。
日本酒研究所1
カウンター内に立っているのがご主人です。

席に着くと、今日の献立が僕等の名前入りで置いてありました。
日本酒研究所/献立

それでは当日の料理を順番を追って…。
日本酒研究所/先付
先付です。酒道庵の店舗にも置いてある珍味も入っていたりします。
どれも美味くてお酒に合いますが、この中ではカラスミが美味かった。
日本酒研究所/生牡蠣
広島産の牡蠣だそうで。鮮度抜群。まったく臭みが無く美味しい。
日本酒研究所/あわびの酒蒸し
アワビの酒蒸しですが、アワビを食べた後に殻にお酒を少し継いでくれます。
日本酒研究所/馬刺・レバー
馬刺と馬レバーです。馬レバーって人生初だった気がします。
当然新鮮で臭みも無く、美味い。
日本酒研究所/お酒
お酒は基本的に“くくみ酒”という軽めのものを、ぬる燗や熱燗、そして冷で、
こちらが飲むタイミングに合わせてどんどん継いでくれますが、
話の流れとかでこういった違うお酒も飲ませてくれたり…。
ボケてますが、右奥に見える燗付け器が良い感じです。
日本酒研究所/豆腐
大豆の味がしっかりする豆腐。
日本酒研究所/あなご
日本酒研究所/手羽先
日本酒研究所/ブリ
あなご、手羽先、サバと、シンプルな料理が続きます。
素材が良いので本当に美味しい。
お酒が進みます。
日本酒研究所/ご飯
日本酒研究所/味噌汁
日本酒研究所/浅漬け
料理の終盤、白いご飯と味噌汁、そして浅漬け。
これがまた美味しいくてこのまま夕飯で良いくらいですが、日本酒に合います。
日本酒研究所/酒粕の寒天
最後、甘酒の寒天ゼリーとお茶で〆です。

後半過ぎた頃から酒道庵の方を閉めた息子さんがカウンターに。
親子3人から面白い話を沢山聞かせて頂きました。いや本当に。

という感じで、美味しいものを沢山、そしてお酒もどんどん継ぐので、
結構な飲み代になったかなぁ〜とか思ってお会計をお願いすると、
「それでは1万2千円でお願いします」と。
確かに1人6千円と聞いていましたがお酒は別だと思っていたので、
「お酒代は?」と聞くと、なんと込みで¥12,000-…。
「そういう場所だから」
とご主人は言ってましたが、安過ぎです…;
いや、安いのは嬉しいんですが、かなり飲みましたけど大丈夫ですか?(笑)

ということで、幸せな時間を過ごさせて頂きました。
また飲ませてください。
日本酒研究所/阿部家と嫁さん
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米沢一泊温泉旅行(2日目その2)。

米沢旅行2日目の続きです。

本社の裏が酒蔵になっています。
白衣と白い帽子を冠って入りました。
真面目に工場見学です(笑)

↓『製麹室』です。資料館にも昔を再現したものがありましたが、
ここはあまり昔と変わらないようです。
室内はかなり高温多湿な状態で、最初レンズが曇って見えませんでした。
白い布をめくると米が眠ってました(今井さんが少しめくってれました)。
米沢旅行/酒蔵/製麹室
仕込みは一般酒は巨大なステンレスタンクでやります。
少量生産の上級酒は小さなタンクだそうなんですが、
その絞り出しかたがまたいくつかあり。

↓昔の硝子玉のブイの様なレトロで綺麗な瓶が置いてあったのですが、
これ、とても高級なお酒を作るためのものだそうです。
米沢旅行/酒蔵/硝子瓶1
通常お酒は機械でモロミを搾って抽出する訳ですが、
上質なお酒を摂るのに、モロミの重みで自然に出て来る上澄みを摂るやり方をするそうです。
なので少しずつしか溜まりませんが、雑味の無いとても上品な味になるそうです。
米沢旅行/酒蔵/硝子瓶2
これ見たとき、「どうぞ一口」と言ってくれないかなぁ〜と切に願いましたが、
やっぱり見るだけでした…(笑)

大量に搾るのはこの機械でやります。
アコーディオン状になった布(?)の間にモロミを入れ、圧縮していくそうです。
米沢旅行/酒蔵/上槽YABUTA
上の機械も最新式という感じでは無かったのですが、
↓こちらはかなり古い同じ機械のアップ。金属の形状と質感がイイ。
米沢旅行/酒蔵/上槽old1
横から見たところ。結構小さいです。なんか愛らしいし。
米沢旅行/酒蔵/上槽old2
↓こちら(確か;)貯蔵タンクです。デカイ。
米沢旅行/酒蔵/貯蔵タンク
↓これ、タンクの下の方にあるハッチなんですが、なんの為だろうと思ったら、
タンク内の掃除の為、ここから人が入るらしいです。結構小さいんですが…。
しかし、ハッチの金属部分の質感がまた良くて…(笑)
米沢旅行/酒蔵/貯蔵タンクのドア
蔵の片隅で、女性2人で大量の甘酒を作ってました。
この翌日(2/11)から2日間、米沢では『上杉雪灯篭まつり』というのがあって、
上杉神社を中心に街の至るところに雪灯篭が出来て人で賑わうそうなんですが、
実はこの祭りの元になった行事を始めたのが亡くなった先代(22代目)だそうで、
そんなこともあるせいか、当日、本社の前で甘酒を振る舞うそうです。

ちなみに、こちらは1杯頂けました(笑)
米沢旅行/酒蔵/甘酒
その『雪灯篭』ですが、上杉神社の前はこんな感じで並んでいます。
米沢旅行/上杉神社/雪灯篭
この周囲では沢山の人が出てまだ作ってました。
2〜3日前に3x6のベニヤ板4枚を箱状に立てて縄で巻き中に雪を踏み固め、
(それを『豆腐』と言ってました。確かに白い四角いし…)
固まった『豆腐』をスコップなどで削って作っていました。
みんなボランティアだそうです。

帰りに資料館の方にお酒を買いに戻ったら、
入口横で社員さん達が雪灯篭を作ってました。
なんだか楽しそうでした。
米沢旅行/資料館/雪灯篭

東光の今井さんは4時間近くもご一緒して頂いたので恐縮しましたが、
酒蔵を見るのは初めてでしたし、本当に面白い体験ができました。
色々お世話になりました。


酒蔵の見学の後は、お土産を物色し、16時半過ぎの新幹線で米沢を後にしました。
車内では最初の30〜40分程嫁と飲んでたのですが、
そのあと大宮のすぐ手前まで意識を失って帰りました。
美味しいお酒を飲んで、ゆったりした新幹線の座席で寝れるのは幸せです。


おまけ。
雪国のこういう状態の放置自転車は、雪解けまで取れないのでそのままだそうです。
米沢旅行/雪に埋もれた自転車
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米沢一泊温泉旅行(2日目その1)。

ようやく2日目をアップします。
旅行日記というより『社会科見学記』という感じになりました。
ちょっと長いですが…。

“河鹿荘”は朝食も中々でした。
米沢旅行/朝食
朝は座敷の大広間(夜はどこぞの会社の団体が宴会してました)でした。
料理の内容は写真の通りで、パッと見いわゆる『旅館の朝飯』的な見た目ですが、
やはり夕べと同じく素材はほとんど地元のものを中心として、
それぞれがきちんと料理されたものでした。
(ちなみに火の付いた鉄鍋は“湯豆腐”です)

朝食後、最後にもう一度露天風呂に。
昨日からの雪は止んでいて、朝の雪景色を眺めながら気持ち良く入っていると、
露天風呂の雨避けの屋根に積もったかなりの量の雪が、
『ドド〜ッ!』と大きな音と共に落ちてきてちょっと驚きました。
先日の露天風呂の雪崩事故がチラっと脳裏をかすめました…;
まぁ風呂に浸かっている限り屋根の下に居る訳で雪に埋もれることは無いんですが、
結構な量の雪が落ちたので粉雪が大量に舞って目の前が真っ白になりました。
偶然ですが、中々面白い瞬間を経験しました。

宿のサイトを見ると、平日1泊2食(2名1室)で1名1.6万円弱だそうです。
つまり今回は、宿代プラスαで新幹線往復が付いている換算ですから言うことありません。
ツアー客だからとサービスを削られる訳でもなく、なんだか恐縮してしまう程でした。
もっとも普段1.5万円を宿泊だけに出すかと言うと、ちょっと別の話になるんですが…。


さて、いよいよ酒蔵の話です。
“小嶋総本店”と言う1597年創業の酒蔵です。
『東光』というブランド名で地元では呼ばれています。

送迎バスに同乗した数名のお客さんを城址公園や駅で降ろした後、
僕等を“東光さん”の本社前まで乗せてくれました。
米沢旅行/小嶋総本店入口
本社の前では宿から連絡が行ってたのか会社の人が外で僕等を待っていて、
社屋(と言っても古い日本家屋で雰囲気あり)の中に案内されると、
24代目になる若旦那(当然“小嶋さん”です)と営業担当の方に応接間に通されました。
なんだか場違いな気がしつつも…。
米沢旅行/囲炉裏
(応接間の横には座敷があり、囲炉裏もありました)

で、ひとしきり挨拶的な話が済んだ後、
なんと営業担当の今井さんという方が、資料館と実際の酒蔵の案内と、
そして米沢ラーメン屋で昼飯を一緒に…と;
蔵をチラっと見せてくれる程度と思っていたのでかなり恐縮したのですが、
逆にここで断固として断るのもどうかと思ったので、素直に甘えることに。

まずは資料館です。
古い蔵を改装して、酒作りの歴史や若干郷土資料的なものが展示してあります。
(大河ドラマの“天地人"にまつわるものもあったり。見た事ありませんが…)
まずはその建物自体が素晴らしいです。
蔵の中心は日本家屋の座敷のようになっているんですが、
昔はその座敷から雇う側が蔵の中を見渡せるようになっていて、
全体の工程(や、たぶん働きぶり)を見ていたという話です。
米沢旅行/資料館/座敷1
米沢旅行/資料館/座敷2
昔の樽です。
米沢旅行/資料館/樽
昔の作業の様子。何故かマネキンが外人。
米沢旅行/資料館/麹作りの様子
米沢旅行/資料館/仕込みの様子
置いてある写真は現皇太子夫妻。数年前('04年だったかな?)に見学に来たそうで。
米沢旅行/資料館/皇太子夫妻写真
資料館内を色々と説明しながら案内してくれていた今井さんが大きな樽の横で、
「折角の機会ですから、ここでひとつ仕込み歌を…」と、
突然大きな通る声で歌い始めました。
米沢旅行/資料館/仕込み歌
そのとき資料館内に他にお客さんは居なかったのですが、
大きな空間の中に響き渡る仕込み歌が、結構気持ち良かったです。
それこそ何十年か前は、実際にこの場所で歌われていたんでしょう。

“山田錦”は酒米では一番上等な品種だそうで、東光さんも山田錦が原料です。
下の写真は精米歩合を比べる為のサンプルですが(右が玄米、左が35%精米)、
高級なお酒程精米歩合が高く(玄米が100%。通常のご飯の精米は90%)、
35%まで削ったお米は玉のように丸く白くなります。
米沢旅行/資料館/精米歩合比較
↓昔の『外飲み用 徳利&おちょこセット』。名前は解りません。
このデザイン、ちょっと欲しい…。
米沢旅行/資料館/携帯お酒セット
資料館を後にし、今井さんお勧めの米沢ラーメンの店で昼食。
(写真撮るの忘れました…)
その後本社に戻り、いよいよ酒蔵見学です。
最初に精米工場を見せて頂きました。最新式のコンピュータ制御。
精米工場と蔵は道を一本挟んだ向い同士なんですが、
地下にトンネルが掘ってあってコンベアで自動で蔵に米を送るそうです。
米沢旅行/精米所
山田錦を35%精米したもののアップです。凄く綺麗な白い球です。
米沢旅行/山田錦35%精米
機械でやる精米にこんなに時間が掛かるとは思いませんでした。
実は僕の千葉の実家では地元の農家から米を買っていて、
時々自動精米所に行って少しずつ精米をするんですが、
僕もやったことがあり、一瞬にして精米された米が出てくるので…。
精米はゆっくりやらないと温度を持ち米が崩れる…というのが理由だそうです。
米沢旅行/精米時間
さて、まだ続くのでページを分けます。

その2へ
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